平戸島と長串山のつつじ |
2004.4.15 |
4月に入り、例年通りに仕事が少なくなってきました。それに伴うわけではないのですが、天気のいい日が続きます。平戸は何度か行ったところですが、その素晴らしさの割には大した写真がなく、禄太郎庵に紹介するために出向かねばと思っていました。そんなとき、新聞のつつじ開花情報の欄に「長串山 満開」と出ていたので、思い切って1日仕事を休み、盛りだくさんの内容を1日でこなすツーリングへ出かけました。 |
出発は8時。 去年開通した伊万里大橋(地図)を通るため、唐津からR202-県道52-R204というコースをたどります。距離的には遠回りかもしれませんが、R202で大型車などのストレスを感じるよりはずっと快適なコースです。市街地をパスできるのもいいです。 |
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松浦市に入ったところに「道路公園」(地図)というものがあります。どうやら長崎県特有の施設みたいで、県内のところどころにあります。ここはまぁ立派ですが、中には車が1、2台止められるスペースが道ばたにある、っていうだけのところもあります。 松浦水軍の大兜の前で記念撮影。ここはよく通るのですが、立ち寄ったのは初めてです。 |
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松浦市は小さな町ですが、中心部は道が狭く、商店街のメインルートを国道が通っていて、必ずつかえる場所です。100円を払って松浦バイパス(地図)で中心部をパスします。2km程度ですが、気分良く走れるだけの価値はあります。 | |
これまで一度も立ち寄ったことがなかったのですが、あらためて地図を見ていて、期待ができそうな場所がありました。御厨から突き出している星鹿半島(地図)です。 行ってみると、単にのんびりしたところでしたが、いい雰囲気でした。先端部には小さな灯台がありました。 |
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当たり前ですが、先端部は地図通りにぐるっとカーブをしていました。 | |
東側にある城山です。山頂部にはアンテナが見えますが、その左の方に妙な建造物が見えます。気になったので、行ってみました。山頂まで舗装路がありますが、結構狭いので、4輪では離合ができない部分が多いです。訪れる人が少ないので、心配はいらないかもしれません。 | |
行ってみると、階段なしの展望台がありました。登るのが楽と言えば楽なんですが、時間はかかります。 | |
上からの眺め。先ほどの灯台が中央に小さく見えます。 | |
同じく上から。養殖の筏がたくさん見えました。 展望台のちょっと先には駐車スペースとトイレもありました。なかなか立派なマイナースポットです。 |
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再びR204を西へ。平戸口で中瀬草原(地図)に立ち寄りました。 | |
ひたすら草原、その先は海です。ここもマイナーな場所のようです。平戸に行く人は多いですが、ここに立ち寄る観光客はほとんどいないと思います。 この日はグランド・ゴルフのお年寄りたちはいませんでした。 |
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平戸大橋(通行料100円)を渡って、いよいよ平戸島へ。 | |
まずは川内峠(地図)へ。峠と言っても、草原状の丘になっていて、上まで登ると360°のパノラマが広がります。 | |
上からの眺め。天気も良くて、最高の眺めです。 | |
反対側の眺め。阿蘇のミルクロードを思わせる雰囲気です。 | |
川内峠から20分くらいで鯛の鼻(地図)に着きました。ここの展望台からの眺めも相当なものです。ここから見る夕日はとてもきれいです。 禄太郎庵のお勧めスポット鯛の鼻へ。 |
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鯛の鼻から少し戻ったところに、安満岳への登山口(地図)があります。私としては、平戸で最も感動できる場所であると、思っています。 ここも例外なくマイナーなので、休日でもあんまり人には出会いません。この日は佐賀ナンバーの四駆が止まっていました。下りてきて休憩していたようで、私が下りてきた時には、すでにいませんでした。 |
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登山口とは言っても、ずっと遊歩道が続いています。傾斜も緩やかで、ところどことにやや急な部分がある程度です。普通の靴で十分に歩けます。 | |
12分歩いたところで、ちょっと広くなった部分に出ます。ここからは画面の左側の方に進路を変えて行きます。 | |
上の写真のところで左側を向くと、小さな鳥居があり、ここから「石の参道」が続きます。 | |
鳥居をくぐると、道の中央部に尾根状に積まれた石の上を歩いて行きます。そして、ひたすら一直線です。石には苔が生していて、なんだか神々しさを感じます。 この程度の写真では雰囲気が伝わらないので、大きい写真を是非ご覧下さい。大きい写真はこちら。 今回は中央部くらいで、石の道が一部崩れていました。前回はそんなことはなかったのですが。 |
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石の道を登り切ると、上の鳥居があります。写真ではわかりづらいですが、この鳥居はとても低く、かがまないとくぐれません。その後ろのプレハブの拝殿が神々しい気分を吹っ飛ばしてくれます。これだけ山の中にあるので、メンテナンスが大変という事情なのでしょうが、最初に来たときは非常に興ざめ気分でした。 最初の鳥居からここまで6分。 鳥居をくぐると、再び左へ進路を移します。 |
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左側はこのようになっています。長い道のりに見えますが、20m程度でゴールの崖の上に出ます。 | |
突然に視界が開けます。切り立った崖の上なので、危険防止のための鎖があります(簡単に越えられますが)。 | |
鎖を越えて右に見える生月島を見ると、ちょうど延長線上に生月大橋が見えます。 | |
ちなみに、上の写真を撮影したところは、このようになっています。 お腹も空いてきたので、下山後に、コンビニにて昼食を調達。こんな天気のいい日は外で食べるに限ります。 |
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平戸大橋の下に公園があったので、写真のベンチにて海を眺めながら優雅な昼食をとりました。 この後、平戸大橋で田平に戻り、R204を南下、江迎(地図)から県道18号でさらに南下。鹿町町の長串山方面へ向かいます。この県道18号に入った途端、地元車がとにかく遅い遅い。50kmでリミッターがかかっています。追い越しOK路線なので、機を見て前に出るとまたトロトロ地元車。これを何度か繰り返し、ようやく快適に流していると、レーダー探知機が反応!。まさかとアクセルを戻したのですが・・・。 |
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「いらっしゃぁーい」 乗用車4台見えますが、とにかく次から次へと網にかかっていました。奥に見えるリアハッチの開いた1BOXに赤色灯があります。その奥に普通のパトと白バイが1台ずつ。 23キロオーバー、2点減点、12,000円也。実に15年ぶりの反則キップを頂きました。裏金の一部になり、お偉いさんの飲み代にならないよう、祈るばかりです。 |
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ちなみにここが現場(地図)です。今考えると、見通しのいい直線で制限が40キロ、実に怪しい。今回の教訓「レーダー鳴ったら、アクセル戻すだけでなく、とりあえずブレーキを!」「制限速度を気にかけて(守ってではなく)走るようにしよう!」 ショックを受けながらも気を取り直して、長串山へ向かいます。どう考えても同じ路線で2カ所網を張っているとは思えませんが、どうしてもアクセルを開けるのが怖くなってしまっています。 |
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失意の中、走行を続け、長串山(地図)に到着。 この写真は以前(2001年10月)に来たときの写真です。同じ場所が、何と今回は! |
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新聞の開花情報通り、満開です!。これは全開と言った方がいいかもしれません。 一応見物の「順路」なるものが表示されていますが、これだけ咲いているから、適当に見物&撮影したら帰ろうと思っていました。でも、上手にルート設定をしているせいか、いつの間にか結構上の方まで上がってきていました。こうなったら、いっそ一番上まで!。 |
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やって来ました、一番上です。満開のつつじを見下ろしながら、その向こうの九十九島を望む。何という素晴らしい風景なのでしょうか。 が、ここで再びトラブル発生!。カメラのケースをどこかで落としている!。ケースはどうでもいいとして、そのポケットに入っている撮影済みのメディアカード2枚だけは絶対に諦められない。つつじの撮影をしながらカードの入れ替えをしたので、多分どこかに・・・。来た道を戻って行くと、ちょっと土汚れがついていましたが、道ばたの大きな石の上に置いてありました。どなたかがそこに置いて下さったようです。よかった、悪いことは続かなかった。 |
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通路沿いの植え込みもこの通り。 ちなみに長串山公園は普段は無料ですが、この時期は「植物の維持協力費」ということで500円を協力するようになっていました。 15:30に長串山を後にし、県道18で小浦(地図)に出て、R204へ。佐世保市街地でR498(地図)へ。 |
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R498は途中で有料の国見道路と旧道のR498に分かれます。旧道はとんでもなく細く長いので(景色はなかなかいいですが)、200円で有料へ。ここでもレーダーの恐怖におびえながら走りました。 | |
上の写真のトンネルを抜けたところに料金所があり、そこからしばらく下ったところに岳の棚田(地図)があります。ここでしばらく休憩の後、伊万里市からR202で一気に帰路についたのでありました。 18:35に帰宅。走行距離は313kmでした。 |
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