九州最南端 佐多岬へ 1日目

2004.10.1−2

八代からR3をひたすら南下。枕崎〜指宿へ。
2日目 ツーリングindex 禄太郎庵top
 10月1〜3日に3連休をとることができたので、天候によっては鹿児島方面へ1泊でツーリングを、と考えていました。いろいろ調べているうちに、指宿〜大根占間のフェリーが8月から運行を開始していることがわかりました。1日目に指宿まで行ければ、翌朝には大根占へ、そうすれば最南端「佐多岬」に行ける!。福岡からだと1泊のスケジュールでは非常に無理があると思っていたのですが、これなら十分にいけます。いよいよツーリングライダーの聖地である本土最南端、佐多岬を目指す日がやってきたのです。

 2日目のメインは大隅半島の佐多岬ですが、1日目は薩摩半島の西海岸を走ります。ひたすら南へ走るだけですが、それなりに目的を設定しました。串木野のまぐろラーメンです。ローカルの旅番組で何度か見たことがあり、気になっていました。

 出発を前に悩んでいたのは、服装です。10月ですから、春秋用ジャケットが普通なんですが、予報を見ると、鹿児島はまだ30℃近くあります。2日目の佐多岬では駐車場から20分ほど歩かなければならないので、やっぱりメッシュか?。寒いのは着込めばどうにかしのげますが、暑いのは耐えられない、ということでメッシュの上下で出発!。久々の一人乗りで、走りも軽やか!。
 出発は7時15分。久しぶりに素直に筑紫野I.C.から高速へ(地図)。ひたすら南へ走ります。

 熊本を過ぎ、緑川P.A.で休憩(地図)。熊本ナンバーのセロー氏も休憩中。「どちらまで?」「指宿です」「いっしょですねー」「明日は佐多岬へ」「いっしょじゃないですかー」
 セロー氏はこの先で高速を降り、お連れさんと合流するとのこと。「きっとまた会うでしょう」と別れました。

 ちなみに私はS.A.よりも、こういう売店つきのP.A.が好きです。
 熊本からは車も減り、このような貸し切り状態にも時々なります。もうすぐ八代です。
 八代からは南九州自動車道へ乗り換えてさらに南下。対面通行となります。終点は日奈久です(地図)。
 日奈久といえば「ちくわ」なのです。世の中には様々な「○○センター」ってものがありますが、「ちくわセンター」っていうのは日奈久以外では考えられません。

 レポートのネタとして「おいしい」と思ったので、写真を1枚。とくにちくわには興味はなく、さらに南へ。
 田浦町へ向かう赤松太郎峠で謎の大渋滞。すり抜けもできない状態には参りました。チャンスとあればすり抜けしまくって先端にたどり着くと、数台のパトカーとぺちゃんこになったライフが。事故現場のすぐ先のトンネル内でも追突事故が発生していて、収拾のつかない大混乱となっていました。ここでも隙を見て脱出しました。普通に抜けるには1時間近くかかっていたかもしれません。

 ちなみに、この先には佐敷太郎峠・津奈木太郎峠があり、総称して三太郎峠と呼ばれているそうです。
 水俣です(地図)。かなり大きな街です。ここまでのR3は大型車を含めて交通量がかなり多いです。水俣を過ぎるとずいぶん走りやすくなりました。
 ついに鹿児島県入り。最初はツルの渡来地として有名な出水市(地図)です。
 さらに南下して、阿久根市(地図)です。信号待ちのときに「阿久根マリンボウル」と書いてある巨大ピンがすぐそこにあり、シャッターを押さずにはいられませんでした。
 これまた阿久根市での信号待ちのとき。鹿児島でも長浜(博多)ラーメンが食べられるとは。福岡でも薩摩ラーメンの店はありますが。お昼時でしたが、少なくとも私は絶対に立ち寄りません。まぐろラーメンが待っています。
阿久根市の中心を抜けたところにある「道の駅阿久根」。海沿いのいいロケーションでした。休憩というより、写真を2枚撮って即出発。
 一気に南国ムード全開です。

 実際に、日差しが強く、気温がぐんぐん上がってきている感じでした。メッシュジャケットで大正解でした。このあたりではメッシュでも暑いと感じるくらいになってきていました。
 川内(せんだい)市(地図)にきました。私は川内と聞くと、焼酎をイメージしてしまいます。川内川に沿って、薩摩焼酎の産地があるからです。
 結構大きな街だったので、ちょっとびっくり。平日の昼間ということもあり、お年寄りが目立ちました。
 いよいよ串木野(地図)に到着です。街中を適当に流していれば、まぐろラーメンの店はすぐに見つかるだろう、と下調べもせずに来たのですが、ちょっと手こずりました。中心部と思われる商店街風の通りで無事にこのお店を発見。
 13時をちょっと過ぎていましたが、入店から出店まで完全に貸し切り状態でした。ちょっと心配な串木野、そしてまぐろラーメン。
 初日の目玉は、まぐろラーメン。接写モードで40cmとグルメ撮影にもってこいのRR211の本格デビューツーリングには格好のネタです。しかーし・・・店内は居酒屋というだけあって、照明暗め。しかもRR211は接写モードの時はフラッシュが光らないようになっていたのです。というわけで悲惨な写真しか撮れませんでした。めいっぱい修正をかけて、やっとこのくらいです。
 まぐろラーメンの名誉のために、ぜひこちらをご覧下さい。
 串木野では、まぐろラーメンを出している店が9店あり、全店630円均一です。値段は同じでも、それぞれの店に個性があるようで、なかなか面白い企画です。
 私は塩ラーメンの方を注文しましたが、非常にあっさりしていて、美味しいスープでした。麺は太さ普通のちぢれ麺。最大の特徴はチャーシューの替わりにまぐろのづけが入っていることです。づけとは、切り身を醤油だれにつけ込んだものだそうです。チャーシューほど濃厚ではありませんが、あっさりとしたスープに実によくあった具になっています。というより逆で、具にスープを合わせたんだと思います。
 正直、「またぜひ串木野まで来て、食べたい」というほどではありませんでした(何しろ遠いので)が、こちら方面に来る機会があったら、他の8店のうちのどれかにはぜひ行きたいと思います。
串木野を後にし、吹上浜を見渡せるスポットを求めて、長崎鼻公園戸崎漁港に行きましたが、大きな防波堤があり、絵的にいい感じの眺めではありませんでした。

 その先の国道沿いにある江口蓬菜館という、テレビで見た直売所のところがいいスポットでした。すぐ横が海岸になっていて、すぐ先はシラスの崖が続いています。
 なかなか迫力のコースです。とは言うものの、薩摩半島西海岸コースは、はっきり言って、見どころという点では、余り豊富ではありません。
 見どころが少ないこともあり、途中、マイナースポットと思われる薩摩湖地図)に立ち寄って見ました。
 写真で見るより、実物は小さい印象です。でも、とてもきれいなところでした。特に何もありませんが。
 加世田(地図)までやってきました。大きな街を通り過ぎるたびに街の規模が小さくなっていくのを感じます。
 加世田の中心部を抜けたところに、めちゃめちゃ雰囲気のいい神社(竹田神社)が見えたので、Uターンして戻ってきました。
 大きな楠が数本あり、古そうですが、非常に手入れの行き届いた感じの本殿は大きくはないのですが、迫力がありました。実に厳かなムードが漂っていました。
 ついに到着!枕崎(地図)。以前に来たお魚センターの前では完全に逆光だったためにすぐ移動。今回は駅前で撮影するのが、いつの間にか恒例となってきています。先日の台風18号の影響でしょうか、ブルーのシートに痛々しさを感じます。
 駅前にあるいかしたモニュメント。裏側は「日本最南端の終着駅」と書かれています。
駅前から国道に抜ける道がメインストリートのようでした。アーケード街になってはいましたが、シャッターが降りている店が目立ち、人通りもほとんどなく、寂しい感じでした。「更正施設(刑務所)誘致の実現を!」という看板があちこちで見られました。
 枕崎を後にし、東へ向かうと・・・

 見えてきました薩摩富士!。久しぶりだぜ開聞岳!。
 いつ見てもほれぼれする姿をしています。

 ここは最高のビューポイントでした。

 ただ、眺めるには最高の山ですが、登ると非常にきつい山であります。以前真夏にたくさんのカメラ機材を担いで登ったのが間違いだったのですが、へろへろになった記憶は強烈に残っています。登山道は山を螺旋状にくるっと一周するようになっていて、海側・陸側の眺めが楽しめるユニークなコースです。一度は登る価値ありです。
 指宿に向かう途中、国道から少し入ったところに日本最南端の駅(地図)、というのがあります。とっても小さな無人駅です。屋根のあるバス停にホームが付いたというくらいの感じです。
 ホームの様子を撮影していると、ちょうど列車が入ってきました。ラッキー!。ここから乗り込む人はなく、降りてきたのはほとんどが高校生でした。駅前の駐輪場に停めてある自転車で帰っていました。
 貸し切りとなった駅で、偉そうな態度をとってみました。
 まもなく指宿です。
 指宿に着きました。まずは、明日のフェリーの予約へ。指宿港はものすごく広い駐車場があり、その一番奥にキップ売り場があります。山川〜大根占のフェリーが廃止になっていたのですが、この8月からこのルートができたそうです。
 そのあとは、宿探しをして、1日目の行程は終了。

 本日の走行距離は402キロでした。
2日目へつづく 
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