九州最南端 佐多岬へ 2日目

2004.10.1−2

1日目 ツーリングindex 禄太郎庵top
 あこがれの地、最南端佐多岬にあと少しで到達できる、と興奮して余り眠れず早く目覚めてしまいました。ホテルの部屋からの、夜明け前の指宿の様子です。
 ここが泊まったホテルです。1Fがカラオケルーム・2Fがレストランで、3Fがホテルになっています。レストランのレジがホテルのフロント兼用です。不思議な建物でした。部屋は狭かったですが、非常にきれいでした。

 7時15分に出発しました。
 これが大根占行きのフェリー。とてもちっこい船です。昨日出会った熊本のライダーたちは来ていません。ひとつ後のに乗るのかな?。
 さぁ乗船だ、という頃になって、ビッグアメリカンのVサウンドが聞こえてきました。熊本のセロー氏と1日ぶりの再会です。同行のハーレー氏とバルカン氏とはお初にお目にかかります。
 客室はこんな感じ。座席は2列(3人がけ×両側×2列)で、一番前が船長席です。雰囲気は船と言うよりバスです。
 デッキも2列です。熊本のライダー3名と記念撮影。
 開聞岳が遠ざかっていきます。ちっこいながらも50分の船旅です。
 大根占に着岸です。単に岸壁に着岸というだけで、フェリーターミナルはおろか、待合所やトイレさえありませんでした。左側の建物は漁協です。
 ついに大隅半島へ初上陸です。ひたすら南へ走ります。
 国道269は鹿児島湾側を通っています(地図)。

 佐多岬方面が見えてきました。
 佐多町からはあえて東回りのコースをとり、県道74号で一気に山の方へ(地図)。遠くにうっすらと開聞岳が見えています。
 途中から県道564号で東側の海岸へ向かいます(地図)。564号は狭い部分が多いですが、このあたりは高原状になっていて気分良く走れます。後ろの山の上に風力発電機が6〜7基見えました。
 東側の海岸に下りてきました(地図)。このあたりから道は県道68号になります。目指す最南端が迫ってきました。
 道はいったん山の方へ入り、岬へと通じる唯一の道である佐多岬ロードパークの入り口へ(地図)。
 モニター上で何度も見たこの景色が実際に目の前にある・・・。感動です。

 通行料400円を払って、いよいよ岬を目指します。


 ロードパークに関する詳細はおすすめスポット−佐多岬をご覧下さい。
 ロードパーク終点駐車場の手前に先端の灯台が見える部分があり、記念撮影用とも思える看板があります。きっと愛車を入れての記念撮影をする人が多いでしょう。
 フェリーを下りてからは私が先に走り出し、道の駅で休憩中に熊本のライダー氏が追い抜いて行きました。その後私は途中、所々で撮影をし、東回りのコースをとりましたので、ずいぶん遅れて到着したはずです。先端の展望所の手前で再会し、再び駐車場に戻ってきた時、彼らはまさに出発するところでした。「次は桜島で」と言って別れました。
 10月とは言え、気温は30℃近くあったので、もう汗だくです。ガジュマルの木をバックに車道の最南端で記念撮影。
 帰りがけに、大宮ナンバーのライダーが入ってきました。

 11時過ぎに帰路につきます。
 帰りは素直に西回りの県道68号で(地図)。非常によく整備されていて、快適に流せます。全体的に新しい部分が多く感じました。距離としては行きに通った東側ルートより少し短いくらいですが、所要時間は半分程度で抜けられます。
 佐多町の中心部に戻ってきました。薩摩半島側と違って、とっても静か(というか寂しい)です。

 逆に、薩摩半島側と違って、最南端を目指すライダーやチャリダーが多く通っていました。キャンプ道具満載の関西方面ナンバーのカブ号に、追い越し際にピースサインではなくガッツポーズをすると、ミラー越しにガッツポーズを返してくれた姿が見えました。
 大根占で昼食の後(九州内なら津々浦々どんなところにでもあるファミレス「ジョイフル」)、ひたすら国道269号を北上します。
 途中から国道は内陸側に入り、海沿いルートは県道68号になります(地図)。道の雰囲気は国道と変わりません。
 垂水を過ぎると、桜島がぐっと近づいてきます(地図)。と、同時に雲行きが怪しくなってきました。

 15時に高速に乗るには、14時には桜島を出発しなければなりません。この時点ですでに13時を回っていましたので、桜島を一周するのはあきらめて、溶岩道路と埋没鳥居だけを見に行くことにしました。桜島は中学の修学旅行以来です。
 溶岩道路途中の展望所のようなところ(地図)から。溶岩が海に流れ出たまま固まり、現在に至っているのがよくわかります。写真の部分は昭和(何年かはわかりません)の噴火での溶岩だそうです。

 今度は引き返し、左回りコースの県道へ。
 埋没鳥居です。

 大正三年の噴火で埋まったそうです。
 観光ポイントのひとつのはずですが、結構地味なところにあるんです。
 裏側からだと、こんな感じ。今、この写真を見て思うのですが、両側の小屋は何だったんでしょう?。
 大体予定通り、14時くらいに桜島を出発。県道26号から国道220号に出るところで(地図)右側から重厚なVツインサウンドが・・・。

 熊本のライダー氏たちと再会(というか、合流)してしまいました。信号待ちでもあれば、挨拶しようと思っていたんですが、何と国分の手前までノンストップ(地図)。信号待ちで一瞬挨拶をしたと思った途端に、彼らは国分I.C.から高速へ。私はもうしばらく下道を走り、隼人経由で溝辺鹿児島空港I.C.から高速に乗ります(地図)。
 溝辺鹿児島空港I.C.を入ったところ。ここでタンクバッグに落下防止用のベルトをします。ここからは一気に福岡を目指したいところですが、地味な観光地ばかりだったせいもあり、鹿児島のお土産を何も買っていません。最初のP.A.で買っていくことにしました。
 なぁんと!4回目の再会です。全くの偶然です。

 「九州道の鹿児島エリアは80キロ制限で、覆面が出てくることがあるから、気を付けて」とアドバイスを頂きました。私より5分ほど先に出発していかれました。またどこかで出会うことがあるでしょうか。フェリーでメアドを聞いておいたので、帰ってからメールで写真を送りました。

 お土産はスタンダードに、職場用にかるかん・自宅用に薩摩揚げとしました。
 さぁ、あとはひたすら走るのみです。

 ここは問題の80キロエリア。こういう単独の状況ではあんまり飛ばさないようにしなければ。
 この日は熊本が25℃・福岡が22℃でした。北上とともに、メッシュでは寒くなってきたので、行きと同じ緑川P.A.(地図)で着込み休憩。
 意外に寒さを感じることなく、19時前には無事に自宅到着。

 2日目の走行距離は441キロ。
 2日間の合計は843キロでした。
 これほど高速道を走ったツーリングは2002年9月のトランザルプ・ミーティングin広島に参加した時以来でした。日帰りエリアは結構行き尽くした感のある今日この頃、今後は高速道を積極的に利用し、遠方の未踏の地へできるだけ出向いていこうと思うのでありました。

 そして、いつの日か、関西エリアか関東エリアのトランザルプ・ミーティングに参加してみせる、と心に誓うのでありました。(完)
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