宇佐・安心院 マイナースポット巡り その1

2006.9.23

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 前回のツーリングで軽く転倒し,さっさと修理は済ませたものの,その後の週末は雨や台風。約1ヶ月のブランクを経て,ようやくツーリング再開です。

 朝5時に起床し,6時20分に出発です。今回は非常に珍しく,東向きに針路をとります。高速の福岡I.C.を目指す以外で東向きに走り出すのはバイクでは初めてのことです。明け方は冷え込みましたが,メッシュの上下で出発しました。
 最初の目的地です。お彼岸ということで,久しぶりに祖父の墓参りに来ました。福岡近郊にある墓地なのに,こちら方面に全く「ついで」の用事がないため,ずいぶん長いこと来ていませんでした。たぶん,9年か10年ぶりです。余りにブランクが長かったため,霊園内で祖父の墓を見つけだすのに手こずってしまいました。何とも罰当たりな孫です。反省。

「じーさん,ご無沙汰でした!」

 霊園に着く頃は寒くて,インナーを着込もうと思っていたのですが,墓探しで歩き回ったため,十分暖まりました。
 犬鳴峠を越え,力丸ダム方面へ向かいます。(地図

 高校生の頃,自転車でやってきた力丸十二支苑がまだあるらしいので,ちょっくら見に来たというわけです。

 まだ存在はしていたのですが・・・。
 閉鎖されて立ち入り禁止状態でした。

 近くにもうひとつ廃墟がありましたが,後から考えたらあれがスケート場だったとわかりました。スケート場は20年前に行ったのが最後でした。

 両施設の廃墟ぶりはこちらでレポートされています。
 その後,宮田町から飯塚に向かうK30を目指すのですが,初めてでしかもわかりづらく,何度かUターンしながらやっとK30で飯塚へ向かうことができました(ここで寒さに負けてインナー着用)。そこからはR201で行橋方面へ向かうはずが,1本手前のR200に入ってしまい,またもやUターン。R201に入った後は,車で何度も通ったことのあるルートなので,ここから先は大丈夫です。筑豊地区は同一県内ですが,ほとんど通らないので,主要国道以外はほとんどわかりません。

 お馴染みのR201ですが,バイクでは初めてなので,ちょっと新鮮な感覚です。途中,田川で山小屋ラーメンの本店が解体されていたのには驚きました。儲かっているはずの山小屋ラーメンなので,建て替えとは思いますが。店によって味に差がある山小屋ですが,本店は本当に美味しかったのを覚えています。もう10年以上前になると思いますが。

 新仲哀トンネルを抜けると,その先のK58へ右折する車が原因でかなり長い車の列が出来ていました。バイクでなければ抜けるのに相当時間がかかったことでしょう。一応時差式信号なんですが,1回に7台程度しか右折できないので,渋滞になるわけです。R201を東へ向かう車の7〜8割がK58へ右折するようです。かく言う私もK58へ右折し,いつもはその先の有料椎田道路で南下するのですが,今日は初物指向で行こう,とK58のまま椎田方面へ向かいます。(地図
 K58を進むと,道の駅ではないんですが,道の駅のような施設があったので,休憩をしました。

 K58は椎田道路と並行して走っています。10km足らず進み,椎田道路終点の椎田ICからR10バイパスを走ります。これで400円パスです。混雑がひどくなければ,K58で十分です。
 R10バイパスがR10に出るところで,フラワーロードと呼ばれるK629に進みます(地図)。
 次の目的地は7月に響さんが行った城井一号掩体壕です。(響さんのツーリング・レポート

 何もないところなので,分かりやすいだろうとたかをくくっていましたが,小さな案内板を危うく見落とすところでした。その先も集落内の細い道を通ってようやく到着できました。(地図
 意識したわけではありませんが,響さんと同じアングルでした。バイクの向きは逆ですが。

 戦闘機の格納庫です。写真では何度も見たことがあったのですが,実物を見て感じたのは「思ったより小さい」ということでした。
 大きさはこんなもんです。戦闘機って意外に小さいものなんですね。飛行機ってだけで,大きなイメージがあるものです。

 ここは市が公園として整備・保存しているものですが,それとは別に周囲に3つ掩体壕が見えたので,ひとつずつ見て回ってみました。
 公園のすぐ近くのものには農機具小屋になっていました。開口部の形状がちょっと違いますね。
 こちらは,普通の家の倉庫として使われていました。「こんなことってあり?」って不思議な気分でしたが,中にはバイクも停められていました。ツーリングから帰ってきて,こんな場所に格納するなんて,かっちょいいですね。
 もう一つは農業関係の作業倉庫風建物の裏にありまして,やはり倉庫として使われている感じです。ここのは開口部が当時のままのようで,翼の形がそのまま表れています。また,ここのは土と草で覆われておらず,コンクリートむき出しでした。

 軍所有だったはずの施設が私有物として使われているのは,どんな経緯があったのか,ちょっと興味ありです。
 掩体壕から10分程度の場所に祖母の墓があるので,こちらにもお参りします。こちらは祖父の方と違って2年ぶりです。ツーリングで近くを通った時に寄ると,割と来る機会があるんです。

 小さな集落で,どんどん人が減っている感じです。
 今回はふと思いついて,子供の頃時々来ていた,集落内唯一の商店(いわゆるよろず屋)がどうなっているかと探してみました。店の建物は残っていましたが,営業はしていません。自販機も稼働していませんでした。これで無医村ならぬ無店舗村です。車がないお年寄りはどうやって暮らしているんでしょう?。あと10年もしたら,祖母宅同様更地になってしまう部分がたくさん出てくる気がします。

 懐かしさと寂しさを感じつつ,K658で次の目的地である佐田京石を目指します。(地図
 佐田京石は県道沿いでわかりやすい場所にありました。(地図

 何とも不思議な場所です。何のための環状列石かはわからないそうです。太古の祭祀場,鳥居の原型,埋納経の標石などの推測があるそうです。
 林の中にも京石が並んでいます。 
 駐車場からの全景です。後ろにある米神山の登山口にもなっています。山頂部にも環状列石(高さ50cmくらいのもの)があるようです。米神山は綺麗な円錐形をしていました。
 近くの水田内にある「こしき石」と呼ばれる京石の一種。上に乗っている蓋石の部分を取り除くと,暴風になると伝えられているそうで,暴風石という呼び方もあるそうです。

 さて,次のマイナースポットを目指す前にバイクも人間も補給が必要なようです。
 宇佐周辺にも,このあたりにもコンビニが全く見あたりませんでしたが,安心院にならあるだろう,と安心院に向けて走っていると「ジョイフルまであと2km」の看板を発見。これでまたジョイフルを1店制覇してしまう,と目指して走るのですが,その距離を1km近く通り過ぎてもジョイフルはなし。周辺をくるっと回っても見あたりません。無駄なあがきはすぐにあきらめ,給油とコンビニでの食料調達を済ませました。
 帰宅後にわかったのですが,買い物をしたコンビニの先にあったカーブの先,ほんの200m先にジョイフルは存在していたのでありました。
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