宇佐・安心院 マイナースポット巡り その2

2006.9.23

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 安心院で今日行くところに関しては,ある程度予習はしていましたが,安心院エリアの観光マップが余りにもアバウトなため,現地に行けば案内板があるだろう,とかなりいい加減な気持ちで臨みました。しかし,町中心部にはメジャーどころの案内表示しかありません。仕方なく,ツーリングマップルに載っている大建寺の深見五重の塔に向かいました。

 K50沿いにある案内板から脇道に入り,どこに向かっているのかわからない細い道を長々走っていると,マイナースポットは突然現れました。
 一応,観光地の体は成している感じですが,週末にも関わらずこの様子。老夫婦が一組車で来ていただけでした。売店は休業でしたが「23日(土)は休みます」とわざわざ貼り紙がしてあったので,廃業ではないようです。(地図:たぶんこのへん
 建物の裏手から,このような畑の中の道を1〜2分歩くと・・・
 想像をはるかに上回る,立派で鮮やかな五重塔が現れます。
 山門もなかなか立派です。
 山門側から見るとこのように観音像と2ショットになります。何といい天気でしょう。

 ここでコンビニで調達した昼食を頂きました。
 五重の塔を後にするのはいいのですが,行きたい「地獄極楽」と「磨崖仏」がどこにあるのか,はっきりわかりません。「地獄極楽」は確かR500沿いに案内板があったような記憶があったので,一旦中心部に戻り,R500を南下することにしました。磨崖仏は調査不足もあるので,断念も仕方ありません。
 五重の塔からK50に出て,間もなく仙の岩が出現します。耶馬渓チックな風景です。(地図:たぶん

 この後,R500を南下していると,偶然に「楢本磨崖仏」の案内板を発見!。ラッキー!。
 国道から1kmほど入ったところの道路沿いにありますが,駐車場等はなく,バス停のようなスペースがあるだけです(地図:大体)。階段の上の崖に仏像が彫られているのですが・・・
 かなり小さくて,草も茂っているので,わかりづらいです。これで全長20〜30cmってところです。左右の岩も磨崖仏になっています。
 判別しづらいでしょうが,中央と右側にたぶん二体あります。一番左側にもう一体あるかもしれません。
 全体として彫りの浅い小さなタイプが多いです。

 室町期のものらしく,全部で43体あるそうですが,確認できたのは10体あるかないかでした。

 マイナリストとしては,この地に立てた,という事実に満足をするわけです。二度と訪れることはないでしょうが。
 次はいよいよ桂昌寺跡の地獄極楽です。ここは10年ほど前に一度来たことがありますが,今回レポのネタとして取材に再来したわけです。(地図:おおよそ

 ここは駐車場やトイレもあり,それなりに観光地という感じがします。数組の家族連れが来ていました。
 階段を上がったところに小さな家(小屋?)があり,ボランティアであろうおじさんが説明をしてくれました。

 桂昌寺というのは室町期に建てられ,江戸期にはすでに無住荒廃していたそうです。で,江戸期の天台僧午道法印という人が大衆教導のために作ったというものだそうです。

 右端の案内板横の電柱のようなところから右へ進みます。
 20mほどで洞窟の入り口があります。入り口の板がビールケースに乗っているのが泣けますねー。

 私のすぐ前におじいちゃん,お父さん,娘(3歳くらい)という家族連れがいましたが,おチビさんはここで固まってしまったので,お父さんに抱えられて洞内へ連行されていきました。「いやだ,いやだ」っていう声がしばらく続いていました。
 入るとすぐに閻魔大王のいる裁判室があります。設定としては,ここで判決を受けた後,左右にいる馬頭と牛頭に引きずられて地獄道へ向かうということです。
 すぐに分岐点があり,最初は右の地獄道へと進むのが順路です。地獄道は36mの周回コースになっています。
 地獄道には赤鬼や・・・
 青鬼がいました。彼らがいたのは血の池地獄の所です。

 この後,先程の分岐に戻り,極楽道へ進みます。
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