対馬・壱岐ツーリング 1日目その2

2006.10.8

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 時間にゆとりがありそうだったので、オメガ塔跡に立ち寄ることにしました。2.5kmならそう時間はかからないでしょう。(地図
 稜線づたいに半島の先端を目指します。
 途中からの眺め。なんだか対馬らしい感じがします。
 これがオメガ塔の現在の姿です。これでも高さが63mあるそうです。平成9年の秋に役目を終えるまではなんと455mもの高さの電波塔だったそうです。
在りし日の姿
 ちなみにオメガ電波とは超長波と言われる3〜30kHzのもので、船舶航行用や対潜水艦通信用に使われるものだそうです。GPSの登場でお役ご免になったのは、福岡の羽金山と同じですね。(羽金山は現在電波時計用として活躍中)
 次は、対馬最大の滝である「鳴滝」です。名前の由来は滝を落ちる水音があたりに響くことからきているそうです。K39沿いにひっそりと入り口があります。(地図

 事前のリサーチで見た画像でも、見るからにしょぼい滝であることはわかりましたが、どのくらいしょぼいか、実際に確かめねばなりません。
 あんまり人が来るような雰囲気ではありませんが、遊歩道がちゃんとあります。
 遊歩道はすぐに沢沿いとなります。どうやら滝の上部に出るようです。
 写真の上側が滝の落ち口です。それにしても、この水量は・・・。思った以上のようです。
 滝の下側に降りる階段です。落差15mとのことなので、大した段数ではありません。
 こうやって画像で見ると、「滝」というより、「水に濡れた大きな岩」ですな。豪雨の後なら滝らしい姿が見られることでしょう。

 寝不足と朝食未食の影響で、このあたりから急激に燃料切れの状態になってきました。体もそうですが、頭のぼんやり感が強まり、ヤバい状態です。出発前に栄養ドリンク剤で気合いを入れるべきだった、と後悔しながらも、比田勝はすぐそこなのでとにかく頑張らねば。
 比田勝にたどり着きました!。(地図

 が・・・

 こんなに寂しい町とは思ってもみませんでした。コンビニも食堂もありません。フェリーターミナルには売店もありません。このまま禄太郎は夫婦揃って国境の島に没するのであろうか?

 わずかな望みを胸に比田勝のメインストリートをゆっくり流してみると、ありましたありました!小さなスーパーが。
 菓子パンぐらいにはありつけるだろう、と入ってみると、意外なことにお弁当が売られていました。こんなシンプルなお弁当ですが、有り難さが身に沁みました。フェリーターミナルの待合所で頂きました。

 なんやかんやで比田勝には40分ほど滞在しました。ここからは見物スポットの連続となります。まずは豊の砲台跡を目指します。
 比田勝のR382からK182に乗り換え、北上を続けると案内板が現れます。指示通りに進むと、マジで?って感じの道となります。画面中央の分岐から左へカーブして上って行きますが・・・
 何とダートです!。写真ではそうでもありませんが、ややガレていますし、雨水の流れでかなりえぐれてもいます。しかもダートに飛び込んだ途端に対向車が!。かなりあせりました。楽勝ではないダートでしかもタンデムですから、このラスト300mはお弁当で補給したエネルギーを全て奪っていくような厳しさでした。
 ここが入り口です。(地図) 

 左側にある四角い箱は料金箱兼電灯のスイッチで、100円を投入すると内部の電灯が30分間点灯する仕組みになっています。でも・・・
 さっきの対向車の人の100円がまだ効力を保っておりました。ずぅーっと進んでいくと一番奥に・・・
 砲台跡があります。円筒状になっていて、その外側は1周できる通路があります。
 中に入って見上げるとこんな感じです。

 廃艦となった戦艦「長門」の主砲を移設し、昭和9年に完成した時は世界最大の巨砲だったそうです。しかし、試験発射以外では1発の砲弾も発射することなく、昭和20年に米軍に解体されたとのことです。
 入り口から20mくらい離れたところから出てきました。中の通路には弾薬庫や工作室、トイレなどいろいろな部屋がありました。

 見学中に2組の他の見学者が来ていました。訪れる人は多いようなので、舗装をした方がいいと思いますが、離島の財政は厳しいらしいですからね。

 次は「韓国展望所」へ向かいます。  1日目その3へ
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