今回のツーリング・レポートは特別な事情のため,画像にボカシを入れています。ご了承下さい。

北部九州班が行く 八方ヶ岳林道 

2006.6.11

 ツーリングindex 禄太郎庵top
 牧師さん一家北部九州班でのツーリング企画が上がりました。基本的には「マイナー名所」を探すというスタンスです。近場で気になっていたのが,山鹿から菊地へ抜ける八方ヶ岳林道でした。たいようさんも乗り気で,あっさりと開催の運びとなりました。

 が,しかし

 前日の予報では「雨」しかも「山沿いでは雷雨も」などと言いやがります。2日前までお日様マークを出して,人をぬか喜びさせおって〜。泣く泣く順延と決定したのでありました。私は何の準備もせず,いつも1杯のお湯割りを2杯飲み,「チューボーですよ」を最後まで見てから眠りにつきました。

 当日は日曜日。休日なのですが,たまたまヨメが休日出勤となっていたので,平日と同じくらいに起きたのですが,雨戸を開けてびっくり。
 晴れとるやないかい!
きっと,掲示板ではすっかり大どんでん返し開催の話が盛り上がっているんだろうな,とPCを起動させたのですが,意外にも誰の書き込みもないんです。やっぱり休日だからまだ寝てるのかなーと思いつつも,意思表明ということで,「予報が違うぞ!」と書き込みをしました。

 間もなくたいようさんからメールが来ました。
「Bachさん行くらしいので,一緒にいかがですか?」
集合時刻を1時間遅らせるとのことです。下道で行く予定でしたが,ダッシュで準備をして高速を使えば十分に間に合うはず。yamamenさんにメールを送り,慌てて準備を始めます。デジカメ用の電池の充電と携帯の充電と・・・。
 そうこうしているうちにyamamenさんからもメールが入ったので,同一町内チームの集合場所へと向かいました。
 
 yamamenさんとは本日初対面です。ブログでの大食漢ぶりから,巨漢のイメージでしたが,すらっとした実直そうな方でありました。余りにもご近所に住んでいるし,タメ年齢でもあるので,色んなことを話したいのですが,とにかく今は先を急がねば。

 都市高速&九州道で広川ICへ。広川からはR3を南へ。
 急速充電器を使ったとは言え,充電池には十分な充電ができていませんでした。燃費の悪いメイン・デジカメであるCONCORDは全く動きません。今日は,最近控えにまわっていたRICOHのみで頑張ります。
 集合15分前に道の駅鹿北に到着。Bachさん,たいようさんはすでに到着済み。

 噂のBachさんとは念願の初対面です。この後のトークが楽しみです。

 ここでの立ち話もなんですから,ということで,早速八方ヶ岳林道へと向かうことに。R3からK13へ入り,少し行くと全長30kmの八方ヶ岳西林道の入り口です。思ったよりはわかりやすい表示がありました。
 不思議なことに,この林道は2000年版のツーリングマップルでは「おすすめルート」としてわかりやすく色つきで表されているのに,最新版では「おすすめ」から外されているんです。しかも全線走破するのが不可能なくらいわかりにくい地図になっています。やはり私は以前の12万分の1バージョンの地図の方がわかりやすくていいと思います。新バージョンは色もぼんやりしていて,わかりにくいんです。今日は,旧バージョンの地図持参でやってきました。

 また,この日も話題になりましたが,ここの林道「八方ヶ岳林道」の読み方です。私は以前友人から「やかたがだけ」と聞いたことがあり,今日まで疑問を感じずにきていました。「はっぽうがだけ じゃないの?」と言われれば,そんな気もしてきました。帰って調べてみましたが,「やほうがだけ」と読むそうです。
 牧師さんがいたら
 こだまが響きやすい形をしてるんだろうねぇ。ヤッホーだけに
と言ったことでしょう。いやいや,ひょっとすると
 「この山登ったら,阿波踊り踊っちゃうかもね」
 踊るやほうに,見るやほう,なんちゃって!
と,このように来る可能性もあります。油断はできません。

 さて,いよいよ林道へ突入です。林道へ入った途端に先頭のBachさんにスイッチが入ったようで,ギンギンに走っていきます。2番手のyamamenさんも食らい付いていっているので,3番手の私も必死です。しんがりのたいようさんはきっと普通に走っていたことでしょう。

 さて,この手の舗装林道はひたすら山中を駆け抜け,時折景色のいいポイントがある,というパターンが多いわけですが,この林道沿いにはかなり奥深く入っても民家や田畑が見られました。途中,小さな茶畑の隣で栽培されていた何とも言えないふわふわっとした葉をつけた農作物が気になりましたが,とにかく必死に走るしかありません。次回はゆっくりソロで探索し,たくさんの写真でじっくりレポートをすることにします。

 どれだけ必死に走っているか,というのは,走行中の写真が1枚も存在していないことで,多少分かって頂けるかと存じます。
 撮影できるのは,このように止まった時だけです。気になる湧水公園の看板です。ここも次回じっくり行こうっと。

水くみは無料!。でも入園料は200円だそうです。
 再び走行開始。Bachさんには全くついてはいけませんが,必ず分かりにくい分岐点では待っていてくれるので,安心して遅れられます。しかし,あんまりマイペースでは,後ろのたいようさんの精神衛生上よろしくないかと思い直し,必死に走ります。景色などであんまり印象に残っているところはありません。

 林道走行中の恐怖感についてはyamamenさんのブログにてよく表されていますので,ご参照下さい。
 おそらく3分の2程度を走ったであろうあたりに突然駐車スペースが現れ,ここでコーヒータイムとなりました。コーヒーはBachさんがバーナーでお湯を沸かし,レギュラータイプのをいれて下さいました。慌てて出てきたので,持参するはずのカップを忘れてきましたが,さすがはBachさん,そのあたりもぬかりはありませんでした。
 しばし,コーヒー&トークタイム。

 私の後ろを走っていたたいようさんは,私が農作物を気にしていた様子をしっかりチェックしていて,その正体を教えてくれました。で,その作物は現在yamamenさんが家庭菜園で栽培中でもあるとのことで,その栽培へのアドバイスも親切に行われたのでありました。肥料は多すぎるくらい与えた方がいいそうです。

 さて,その作物とは?
 これです。

 ネット上で探してきた写真をちょいと拝借。

 何だかわかりますか?

 いずれyamamenさんのブログでも紹介されることでしょう。
 さて,いよいよBachさんのお話です。そうです,噂の「梅ちゃん」が生で聞けたのです。

 内容は詳しくは触れませんが,「梅ちゃん」が実在の人物であることに驚きました。「ネタ」だと勝手に思っていましたから。しかも,Bachさんによる梅ちゃんの風貌説明によりさらに想像は膨らむのでありました。北部九州班の今後の目標のひとつとして,「梅ちゃんに会いに行こう」というのがあがってくるかもしれません。Bachさんの話でこれだけ笑えるんだから,本物を目の前にしたら・・・何人か呼吸困難になってしまうかも。


 楽しいコーヒータイムの後は,またひたすら必死に走るのです。いや,必死に走っているのは同一町内チームの2名で,あとの2名は楽しく走っている,というのが正しいのです。

 八方ヶ岳西林道は県道9号にぶつかったところで終了です。ここでしばし止まってルートの確認をしていると目の前を郵便配達バイクが横切っていきました。県道9号を少し走ると集落があり,小学生が3人走っていました。30kmも林道を走ってきたとは思えない光景でした。

 そして,すぐ先から全長33kmの八方ヶ岳林道へ入ります。ここから先頭はたいようさんへとバトンタッチ。
 最近ブログを始めたばかりのたいようさんです。当然ネタは欲しいですよ。林道駆け抜けて手ぶらで帰るわけにはいきませんよ。てなわけで,先頭のたいようさんは,きれいな棚田のところや,きれいな景色のところなど数カ所で風景堪能タイムをとってくれました。

 竜門ダムを見下ろすポイントから。特別な事情のため,風景にもボカシをかけています。ご了承下さい。
 ちゃんと林道を走ったんだよ,ということをアピールするような1枚。

 八方ヶ岳林道と八方ヶ岳西林道で63km。六峰街道ほどのインパクトはないものの,途中で見られる景色・突然現れる民家や集落,棚田など見どころは満載です。小ネタになりそうな場所もそこかしこにありました。ここは再びじっくりと訪れる価値ありです。
 一通り走ってみて,改めてなぜツーリングマップルがお勧めルートから外したのか,謎は深まるばかりです。
 長かった(時間的には短かった)八方ヶ岳&西林道も終わり,県道133に出ました。最初は広く走りやすかったのですが,すぐに評判通りの険道になりました。先導は引き続きたいようさんでしたが,途中2度ほど急にスイッチが入り,見えなくなってしまいました。しばらく行くと,カメラを構えて私らが来るのを待っていたのでありました。あっという間にそれだけの差をつけるとはさすがです。

 大分県に入り,県道9号から国道442へ抜け,昼食予定場所の小国へ向かいます。Bachさんの先導でしたが,少々自信がない箇所があったようで,ついに禄太郎が先導さんです。これでyamamenさんも安心のはず。普通ペースで進みます。途中の信号待ちで横に並んだたいようさんに
「Bachさん,すぐに追いつくそうです」
と言われました。気付けばBachさんがいません。どこかの自販機に寄っているそうです。しばらく進んで,念のために小国方面へ向かう分岐地点にてBachさんを待つことにします。
 分岐地点にて。

 余りのスピード&恐怖に座り込むyamamenさんと,余裕のたいようさん。実直な人柄のyamamenさんは,そんな恐怖感と闘いながらも,「ついていこう」と必死に走ってしまうのでありました。最初から諦めている禄太郎とは違います。でも,yamamenさん曰く,途中何度か
「あ〜,ついにこれまでかぁ〜」
と思ったそうです。北部九州班での初ツーリングは正に絶叫マシーン状態になってしまいました。

 これからは「うさぎさんチーム」と「亀さんチーム」に分かれましょうね。隣組コンビはもちろん「亀さんチーム」です。
 どれくらい待ったでしょうか,まだBachさんはやってきません。ひょっとしてオートポリス方面へ行ってしまったのでは,とたいようさんが連絡をするんですが,走行中のようで連絡がとれません。

 次のポイントは決まっているので,そば街道の入り口まで行ってから再び待つことにしました。

 が,しかぁ〜し

そば街道の入り口で出迎えられたのは我々の方でした(もちろん,Bachさんに)。現代科学では解明できない現象を目の前にし,言葉を失う我々。空を飛んだとしか思えないんですが,私はあのコーヒーを湧かした時のバーナーの五徳部分っていうの?あれがきっとタケコプター状態になるんだとにらんでいます。

北部九州班の教訓
 「Bachさんの姿が消えたら気を付けろ。前方とミラーだけでなく,空にも注意を

 昼食予定地はそば街道入り口からすぐのところでした。
 Bachさんの知り合いのリパパさんのお店プチトマトです。お洒落なイタリアン・レストランです。こういう機会でもないと,普段はこんなお洒落なお店には来ることはありませんね(私の場合)。

 店内のテーブル席の他に,駐車場側と裏手の川側にテラス席があります。店内禁煙ということもあり,川側のテラス席へ。

 「パスタ」ってお洒落なイメージで,量的には限りなく軽食に近いイメージがあったのですが,このプチトマトは違いました。我々全員が注文したのは「きよらパスタセット」です。
 見て下さい,この量,そして具の多さ。真上からの撮影ですが,お皿はやや深みがあるタイプなんです。

 おー,これはすごい!はやる気持ちを抑えてまずは撮影を。今日のカメラはAFではないので,マクロ側に切り替えて・・・あれ?もうマクロになってる?。

 これが今回のレポにおける特別な事情でありました。ここまでの写真全てがピンボケになっちゃったわけです。 
 最後の1枚は標準モードなので,ぼかし無しです!。

 ピザが焼き上がり,石釜から出てくるようすを観察しているのはyamamenさんです。石釜とピザは関係ないでしょうけど,今後の薫製作りの参考になったのでしょうか?

 それにしても,がっつり系パスタのおかげで,遅い昼食だったにも関わらず,満腹状態になってしまい,残念ながらピザにまで手が伸びませんでした。
 4時になったので,「そろそろ帰りましょうか」と店を出ようとすると,すでにBachさんが支払い済み。重ね重ねご馳走様です。Bachさんとは食事中ずっとお話をしていたはずなんだけどなぁ。あの,「奥さんからあめ玉もらってきたよ」の時だったのかなぁ。スマートすぎる支払い完了に「大人だなぁ」と感じ入った中年禄太郎でありました。

 Bachさんには林道でのコーヒーといい,ご馳走になりっぱなしの今日となってしまいました。大体,今日のツーリングが復活開催となったのも,Bachさんのおかげですからね。ありがとうございました。


 楽しく,スリル満点だった今日の北部九州班による八方ヶ岳林道ツーリングですが,ここで解散となりました。たいようさんはミルクロードを経由する「ワインディング満喫コース」で帰られるそうです。前に亀走行の私がいないので,思う存分にはじけて下さい,でもくれぐれも気を付けて。

 Bachさん,yamamenさん,私はR212,ファームロードで日田へ,さらにお馴染みコースで甘木方面へ向かいます。途中,対向車がパッシングをしたので,アクセルを戻すと・・・危ない危ない,ねずみ獲りばやっちょりました。このルートは何度も通っていますが,初めてのことで,すっかり油断していました。対向車さん,ありがとう!。この後,筑後川の土手上を走り,甘木付近でBachさんとはお別れとなりました。
 隣組コンビは,渋滞嫌いな私のお馴染みである那珂川山越えルートを,yamamenさんが通ったことがないということだったので,ご案内しつつ,自宅の4つ手前の信号まで一緒に走って帰りました。


 ほぼ全てがピンボケ写真だったせいもあり,やけくそ半分で文章大盛りのレポにしてしましました。最後までお付き合い下さりありがとうございました。

 本日の走行距離は305kmでした。

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