四国ツーリング 1&2日目 その1

 2007.5.1-2

まずは松山、そして雲辺寺へ
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 昨年のGWは色々と考えた結果、念願の出雲方面へのツーリングを敢行。行き帰りの高速はそれなりに大変でしたが、思ったほどの疲れもなく快適なツーリングとなりました。自分のイメージしているよりも遠いエリアまで行けそうな感じが得られたわけです。さらに、昨年秋にツーリング仲間であるyamamenさんたちが行った四国ツーリングのレポを見て、小倉からのフェリーなら四国へも行けるのでは、と思い構想を練り始めました。

 四国には13年前に一度、カミさんと車で旅行したことがあります。その時は、金比羅山、祖谷渓、龍河洞、桂浜、足摺岬、高茂岬四万十川という、比較的メジャーなスポットを巡りました。今回は現地1泊という制約の中、なぜか室戸岬まで行こうと決意しました。ネットで検索しても大したことなさそうなのは重々分かってはいるのですが、高知市から東側には全然行ってなかったのと、何となく四国を極めるためには外せない場所だという感覚があるからなのです。それともう一つの目的地は四国カルストです。ここは霧で景色が見られないことが多いようですが、それでも是非行ってみたい場所です。

 本当は連休中でも比較的人出の少ない、5月1日、2日で行きたかったのですが、1日が雨だったため出発を1日伸ばすことにしました。前日夜にフェリーを予約し、当日に準備を始めました。

 1800に出発です。
 下道経由でしたが、きっちり2時間で到着しました。乗船開始は1時間後、出航は2時間後です。

 待合所のテレビでホークス戦を観戦しながら、乗船を待ちます。
 乗船開始までに手続きが終わっている二輪車から乗船します。意外にもバイクは4台のみ。少ないと思ったら、ちゃーんと理由があったんです。それはまた後ほど。

 そして、どうやらこの写真か上の写真を撮影したときに、落とし物をしてしまったらしいのですが、もちろんこの時は全く気付いていません。
 乗船から出航まで1時間もあるので、食事をしたり、船内散策をしても時間が余るくらいです。予定通り2155に出航です。

 それはそうと、こんなに大きなフェリーに乗るのは初めてです。高さに驚きました。エントランスも広かったし。
 関門橋をくぐるまではデッキに出てきている人が多くいました。

 ツーリング前の興奮状態のせいで、眠気はほとんど感じないのですが、明日は早朝スタートの長丁場なので、さっさと寝ることにしました。2等寝台がとれなかったので、普通の2等(指定)でしたが、ちゃんと1つおきになっていたので、窮屈な思いをすることなく寝られました。幸いなことに騒音を発する人もいませんでしたし。さらに瀬戸内航路の大型船ということだからでしょう、揺れは皆無、振動・騒音も非常に少なく、思ったよりも眠れました。
 予定通り松山港に0500に到着です。怪しい雲がたちこめています。この日の予報は「曇り」なので、ま、仕方ないのですが。

 万全の態勢で下船しようと準備していましたが、カメラをつなぐネックストラップがありません。持ってきたのは確実なので、どうやら小倉港ででっかい方のカメラをウエストバッグから出すときに一緒に落ちてしまったようです。安価なものですが、重要なアイテムをなくしてしまいました。どこかで調達せねば。
 このフェリー、車を載せる場所が二層式になっているんですが、こんなのを見たのも初めてです。下のフロアの車が全部下りてから上の車両が下ろされます。結局バイクは一番最後。待った時間は15分程度ですが。

 ちなみに乗船時、四輪車が乗船を開始したあとに手続きを終えた二輪車は最後の方に乗り込むわけですが、下りるのは早いわけです。少しでも時間を確保するなら、後半に乗り込むのがいいというわけです。
 室戸岬へ向かう前に、ちょっと大きな寄り道があるので、さっさと高速で東へ向かいたいところですが、せっかく初めて松山へ来たのですから、超メジャースポットだけでも抑えておくことにしました。
 まずは道後温泉駅。なかなか味のある雰囲気です。
 坊ちゃん列車と2ショット。

 ここで写真を撮っていると、三河ナンバーのTT-Rレイド氏から話しかけられました。昨日雨の中四国入りしたそうで、今日は金比羅山あたりでの泊まりだとか。今日の日程をどうしようか苦慮されていました。

 初めて旅先で出会ったライダーへのご挨拶用に作った名刺(HNとURLを入れてある)を渡しました。このレポ見てくれているかな。
(後日ブログにコメント頂きました。ありがとうございました。)
 続いてすぐ近くの道後温泉本館へ。

 今まで写真では何度も見たことがありますが、現物はずいぶんと雰囲気が違いました。車道沿いにあるイメージだったんですが、自動車乗り入れ禁止の歩道沿いにありました。でも、ツーリングマップルに載っている写真では、玄関前に横断歩道があって、車が通っているんです。道路を変更したんですね。ちなみに、先程のyamamenさんのレポ(昨年9月)でも、正面は横断歩道になっています。ということは、変更されたのはとても最近ということになります。
 裏側にも回ってみました。「千と千尋の神隠し」の映像がが頭に浮かんできます。

 さ、松山観光はこれまで。コンビニで朝食を調達し、川内I.C.から松山道に乗ります。コンビニで朝食は調達できましたが、ネックストラップはありませんでした(2店行きましたが)。一般店はまだ開いていませんし。

 高速では少々雨に降られましたが、雨具を着るほどではありませんでした。
 石鎚山S.A.で朝食休憩。そして、仕事に行かなくてはならないカミさんが起きているかどうか確認の電話を入れます。旅先でもお世話係なのです。

 ここに入るちょっと前、見通しのいい直線で、はるか前方の追い越し車線上に何かがあるのが見えました。まだ終わっていない夜間作業か?とも思いましたが、そんな表示なかったし。???と近づいていくと、何と仰向けになった乗用車でした。事故処理も何も始まっていない生々しさでしたが、道路脇に大人が二人立っていたので、怪我人などはなさそうでした。首からカメラが下がっていたら、やっぱりカメラを向けたかな。ネックストラップ紛失は天の戒めだったような気がしました。
 室戸へ向かう前にちょっと寄り道をするために、0735に三島川之江I.C.で一旦高速を離れ、R192を徳島方面へ向かいます。R192を約20km走り、県道268へスイッチ。山手の方に上ります。行き先は雲辺寺というところ。四国に関して色々リサーチしている時、なぜか私のハートに響き、強く「行きたい!」と思ったわけです。本来は北側からロープウェイで上るのが常道なのですが、よくよく調べてみると上まで道があることがわかりました。ただ、一部はかなりの酷道のようですが・・・。山には雲がかかっていますが、雨までは降っていないだろう、と山上を目指します。
 県道268はリサーチ通り、2車線と1.5車線を繰り返す道でしたが、比較的走りやすいと感じました。
 途中に2ヵ所くらい離合不可能な箇所がありました。自主交互対面通行です。とは言え、直線で100mあるかないかの距離なので、途中で出くわすような心配はありません。

 県道入口から約10kmで雲辺寺ですが、残り2km程度になると県道を離れ、舗装林道のような道へ入ります。舗装は荒れているし、狭いし、工事箇所はあるし、レベル「やや怖」ってところです。しかもラスト1kmからは雲の中に入ったようで真っ白でした。路面が濡れているせいもあり滑りやすく、帰路では対向車に気付いてブレーキを掛けたら即リアがロックして、レベル「心拍数激高」へアップしました。
 道のどん詰まりが駐車場的な場所です。きっちり停めても車10台程度しか停められない感じでしたが、朝早いので問題なし。こんな道でも徒歩で上がってきているお遍路さんを何人か見かけました。国道からだと往復20km、それだけで今日の日程終わりませんかね。

 私のあとから浜松ナンバーのバイクも上がってきていました。
 松山から雲辺寺までのルートです。
 駐車場から数分歩くと山門があり、そのすぐ先にお寺が現れます。場所が場所だけに余計に幻想的です。

 ここは四国霊場の66番札所で、全88箇所の中で最も標高が高い911mに位置しています。
 こちらが本堂です。お参りの後、おみくじを引きました。

 運勢 小吉
幸運の扉は今や開かれようとしています。希望の明星を見つめて、御仏の御恵みをうけなさい。現在は苦しくとも将来は明るい運勢です。花咲く春を待ちましょう。

 解釈
現在は霧の中で、ネックストラップもない状況ですが、そのうちよくなりますから、まぁ待ちなさい。

ちなみに「旅行」の項には「安心せよ」と書かれていました。

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