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最初に現れるのが「神頭石(じとうせき)」です。駐車場から20分くらいかかったでしょうか。もう11月というのに汗だくです。
以下は各巨石前にある案内板の説明文です。
形が神様の頭に似ていることから名付けられ、永く眺めているとご先祖の顔が見えてくる不思議な石といわれている。
ここに至るコース沿いにもたくさんの巨石はありましたが、名前が付けられている巨石はその大きさのレベルが全く違います。写真ではわかりませんが、ひとつの岩がまるで山のような感じです。 |
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神頭石から先はほとんど間をおかず、次々に巨石が現れます。
次が「道祖神石(さやのかみいし)」です。
本来、道往く人達を守る神様といわれ、ここに来た人達の交通安全の守護神。高さ二十三尺(約6.97m)、幅二十五尺(約7.57m)。上部は平面で長さ8.48m。 |
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「兜石(かぶといし)」
武将が戦いの時にかぶったものに似ていることから名付けられ、武将の肉体は滅びても兜と大和魂を今も残している。
比較的地味な巨石です。 |
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「御舟石(みふねいし)」
神代の昔、大海原を石神様が当地への航海に使用なされた舟と言われている。 |
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「造化大明神(ぞうかだいみょうじん)」
天地万物をお作りになった神様といわれ、世田姫を祀られており、与止日女神社の上官として明治の中頃まで毎年11月20日祭典を執行されてきた。男神石女神石からなり一軒屋根の形をなし、その下は洞窟にして人の通行が自由である。
これなんて、相当大きいんですが、写真じゃ全く表現できないもんです。 |
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「イナリ石」
五穀を司る倉稲魂(うかのみだま)を祀った石で、各種産業の守護神といわれ、オニギリの形をなしていることから、イナリ石といわれている。
オニギリの形と言うより、素直にいなり寿司の形でいいのではないかと思う私であります。 |
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「屏風石」
小さな石の後ろにそびえ立ち、まるで屏風のような形をしていることから名付けられている。
目の前にそびえ立っていることもあるでしょうが、一帯の巨石群の中で最大ではないかと感じました。実際、カメラのフレーム内に全く入りきらなかったのはこの岩くらいです。 |
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「誕生石」
この石から、すべての動物が生まれ、子孫繁栄・夫婦和合・腹ごみの神様といわれている。 |
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誕生石は崖状に突き出ていて、展望台のようになっています。
眼下に道の駅大和などが見えます。
ここから分岐があり、メインルートから外れたところに3つの巨石があります。 |
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ひとつめは巨石パークのパンフレットを飾っているシンボル的存在の「烏帽子石」です。
平安時代の貴族がかぶった帽子に似ていることから名付けられた石で、烏帽子の形を成しており、高さ二十五尺(約7.57m)。下部は洞窟をなしている。 |
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烏帽子石から少し下ったところにある「御座石(ございし)」
神様がこの山頂から佐賀平野をながめられた時、お座りになったことから名付けられた石で、ゴザに似ていることから呼ばれている。長さ三十三尺(約10m)、幅十一尺(約33.3m)の長方形をなしている。上部は平面で板敷きのようになっていて何十人でも座ることができ、悟りを開くための場所であるとも言われている。
この先に天神石というのがあるのですが、5分かかるのでパス。メインルートへ戻ります。 |
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巨石群の手前からは遊歩道というより登山道という感じの道のりになりますが、途中にある分岐点にはこのような案内板があり、安心です。 |
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今さらですが、それぞれの巨石にはこのような立派な案内表示があります。
巨石巡りコースではこの烏帽子石のあたりが最高地点なので、あとは水平移動で後半の3つの石のところを巡り、その後は下りになります。
巨石パークがここの巨石巡りをメインに据える限り、リピーター客はほぼ皆無であろう、と私は思いました。かなりハードなコースであるため、暖かい季節向きではありませんし。広々とした芝生広場やアスレチックコース、草スキー場がせっかくあるんですから、完全無料にして家族連れが楽しめる場所にした方が施設が生きる気がします。花見の時期も賑わうでしょうし。 |
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前半の巨石群から沢を二つ渡り、10分弱の移動で後半の巨石群エリアへ到着です。標高的にはほぼ水平移動なので、距離はあってもあっという間でした。途中に乙文殊宮への分岐がありました。乙文殊宮へは分岐から1時間40分もかかるそうです。ちなみに川上峡の下宮から登れば20分程度で上宮へ行けるそうです。
さて、後半のトップは「雄神石(おがみいし)」です。
男子としての面目を立たせるように強気をくじき弱きを助け、仁義を重んじるように指導した神様といわれている。 |
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「神籠石(こうごういし)」
本来神籠は、山頂の広い区域を囲んだ石垣の意味であるが、ここでは神を守る石のことといわれている。
ちょっとした石舞台古墳のような感じになっていて、両側土台の間を通り抜けることができます(歩いてでは無理)。 |
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ラストの「天の岩戸」です。
本来「天の」は、朝廷に関係のある事柄で、ここでは高千穂の天の岩戸に似て、神いることから名付けられたといわれている。
高千穂の天の岩戸に似てる?と一応突っ込んでおきましょう。
ここの岩の隙間は、普通に立ったまま通り抜けられます。 |
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天の岩戸から10分のところに蛙石というのがあるそうですが、周回コースから外れているのでパス。下りはゆっくりコースを辿って駐車場へ下っていきます。 |
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さて、巨石とは関係ありませんが、この巨石巡りコース沿いには我が家で「磨きドングリ」と呼んでいる稀少なドングリが豊富に落ちていました。カミさんが必死で拾い集めていたことは言うまでもありません。
このドングリ、薄汚れているというわけではなく、ノーマルの状態がこのように白っぽくコーティングされている感じなんです。それをGパンとかシャツにこすりつけてみると、驚くほどピカピカになるんです。ピアノフィニッシュと言っても過言ではないと思えるほどです。自らの手で磨いたら感動すること請け合いです。
などと熱く語ってしまうようになった自分は、相当カミさんに感化されてきたなぁと思います。
写真にポインタを当てると、磨いた後の状態になります。 |
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ゆっくりコースは途中に小さいながら滝もあり(近くにベンチが二つある)、チャレンジコースように「ひたすら登り」という感じではありません。ただ、一気にではないものの、同じ高さまで登るので、それなりにきついだろうと思われます。
今日はこの後七山・浜玉方面へ向かう予定でしたが、思った以上にここで時間を費やしてしまったため(例によってドングリやむかごを拾っていた)、素直に家へ戻りました。
走行距離は78kmでした(一応ツーレポらしく締める)。
再び巨石巡りをすることはないと思いますが、巨石パークにはまた来ることでしょう。
2010年、桜が満開の時に行ってきました。 |
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