山陰ツーリング 1日目 

2008.4.30

フェリーで神戸港へ
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 去年の大型連休の四国ツーリングで松山行きの夜行フェリーを利用したのですが、その便利さは正に「目から鱗」という感じでした。対馬ツーリングの際の夜行フェリーは外海航路のため、それなりに揺れましたが、瀬戸内航路でしかも大型船だと震動は感じても揺れはほとんどなく、ぐっすりと眠れました。スタート地点がワープするような感じで、これを使わない手はないというものです。

 それならば、新門司から出ている神戸・大阪南港行きのフェリーを利用すれば、1泊(船中泊は含まず)のツーリング・プランでも可能性は広がります。今回は往路のみにフェリーを利用し、神戸から一気に山陰に抜け、天橋立から日本海側を西に戻ってくるというプランを立てました。本来は2日間走って神戸に辿り着き、帰りにフェリーというのが理想的なんですが、ゴールの時刻が決まっているという制約があるのは、どうも計画全体を窮屈なものにしそうな気がして、往路にフェリーをもってきた計画にしたわけです。また、5月2日や3日の夜の便は直前ではチケットが取れそうにないというのも大きな理由です。

 当日は昼過ぎで仕事を切り上げ、南海部品に寄り、帰宅してから準備の仕上げをします。南海に寄ったのは、インナージャケットを買うためでしたが、全て売り切れでした。インナージャケットはゴア・ウィンドストッパーのを持ってはいるんですが、中綿付きタイプのため、圧縮して丸めてもかなりの体積になってしまうんです。使わないケースもあるため、中綿なしのコンパクトタイプだったら邪魔にならずにいいと思ったわけです。しかし、この売り切れがいい代用品の発見につながりました。去年買って普段着に使っていたユニクロのエアテック素材のウィンドブレーカーです。丸めてみたらかなり小さくなりますし、防寒性はウィンドストッパーに匹敵します。今回はこれでいきます。

今回はかなり念入りに準備を整えたため(その割に当日まであたふたしている)、珍しく忘れ物がありませんでした。フェリーの出航が18時20分なので、通勤割引適用の17時に新門司に到着すべく、15時30分に出発しました。

 新門司IC直前の吉志PAで10分程度の時間調整をし、17時13分に港に到着です。
 インターネット予約をしていたので、車検証もいらず、予約番号と名前・バイクの排気量を言うだけでチケットを受け取ることができました。更にネット予約特典で、料金は1割引でした。

 二輪車は大型車が乗り込む船首側から乗船します。一般の乗用車は横からこのひとつ上の階に乗り込んでいました。
 乗船後、バイクは一番奥の船尾付近に停めます。珍しく似たようなバイクが並んでいます。お隣はホンダのファイアーストームですが、排気量・エンジン形式・見た目がよく似ていますし、その上同じ黄色です。決定的に違うのはハンドルの位置です。
 右側の白い柱の入口から船室に上がりますが、結構長い上り階段でした。このひとつ上が一般の乗用車の階で、客室はその上です。

 今回のツーリングから新アイテム「エコ・バッグ」を登場させました。宿でもそうですが、必要なものだけトップケースから抜き出し、船や宿に持ち込むというわけです。これまではトップケースごと外していましたが、何しろ重いので楽な方法をというわけで考えてみましたが、なかなか使えるアイテムでした。
 こちらが案内所と売店。去年の松山行きの船も外見からは考えられないくらい豪華でしたが、今回の船はその上をいってます。私にとってはまるで「飛鳥U」のように感じます。
 吹き抜けの階段を上がり4Fへ。
 4Fから下を見た図。
 4Fから上を見た図。窓の外側は展望デッキです。
 せっかく長い時間船に乗るのだし、翌日からのツーリングのためにぐっすり眠れるためにも、と二等は二等でも「指定A」というカプセルホテルのような個室にしました。

 やっぱり個室は気楽にくつろげるので、正解でした。ただ、隣なのかはわかりませんが、近くの部屋のおっさんが酔っているのか

 「ちっくしょー、何やってんだぁ、まったく!
 「あ〜、も〜、いらいらすんなぁ〜!

など、大声で時々怒鳴るんです。時には机か壁かを叩きながら。野球中継でも見ていたんでしょうが、私が見ていた阪神戦ではなかったようです。

 おっさんは10時くらいにはスイッチが切れたようでした。
 こちらのおっさんは、と言うと、初めての大型フェリーに一人浮かれて船内、船外をうろうろしております。

 ここから見下ろすと、相当な高さでした。建物なら5〜6階くらいになるんじゃないでしょうか。

 出航後にも何度か外に出てはみましたが、風がハンパでなく、夜の海を眺めるどころではありませんでした。
 一番上の展望デッキです。
 定刻に出航。神戸に向かいます。

 一度目に目覚めた時、時計を見たら11時50分だったので、ちょうど来島大橋の通過時刻だ!とあわてて外に出てみましたが、暗黒の世界でした。後方に主塔と思われるものの上部に点滅する赤い光が見えました。仮にタイミングが合っても、去年の関門橋みたいに見えることはなかったようです。

 何度か目覚めながらも概ねよく眠ることができました。

 初日の走行距離は88kmでした。
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