しまなみ海道ツーリング 1〜2日目 その1 

2008.9.12〜13

小倉港から松山へ  そして今治へ
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 秋の3連休はDINKでしまなみ海道ツーリングを計画していました。ただ、毎度のことながら、9月の3連休というのは天気が不安定で、直前になって予報がころころ変わります。前日の時点でかなり傘マークが出ていましたが、初日の小倉港までの雨中走行を我慢しさえすれば、2日目の愛媛・広島両県は曇り/晴れ(しかし山口・福岡は雨)、3日目の山口県は曇りの予報(広島は雨)。どうにかならなくもなさそうな予報ではありますが、余りにも際どい感じです。普段の私なら延期の決断をするところでしょうが、20日ほど前のななさんご一行の四国ツーリングレポ(ななさん分 肥前Feさん分)を読んでいたせいか、雨の中でもツーリングは楽しいものだ、というマインドコントロールをすっかり受けてしまっていました。また、今回はDINKなので、積み荷が雨で濡れる心配は全くありません。前日の時点では決行と判断しました。

 当日も昼時点までは予報に大きな変化がなかったため、決行と最終判断をしました。仕事を早めに切り上げて帰宅し、あれこれ準備をしますが、雨はすっかり上がっています。うまいこと行けば、小倉まで余り濡れずにすむかもしれません。

 18:20に出発。とほぼ同時に降り始めました。自宅から1〜2分のところで早くも雨具装着。東区に入る頃には本降りになってしまいました。ここでブーツカバーまで装着。完全防備体勢です。いったん福間のあたりで雨は上がりましたが、面倒なのとやや時間が心配だったので、そのまま走行。折尾からR199で若戸大橋へ。若戸大橋を渡る頃、再び強めの雨に見舞われてしまいました。完全防備を解かなかったのは大正解でした。小倉港には出航の75分前の20:40に到着。カッパマンのまま乗船手続きを済ませると、すぐに「バイクの方は乗船準備を」とのアナウンス。無駄のない展開でした。

 5月に天橋立に行ったときに利用した阪九フェリーは、ネット上で必要事項を記入して送信すれば、乗船手続きは予約番号を言うだけで簡単に終わるのですが、今回利用する関西汽船の場合、しっかりと乗船申込用紙に記入しなければなりません。しかも車両用の用紙にもあらためて住所・氏名・電話番号も・・・。せめて乗船者と違う場合のみとかにして欲しいもんです。できれば予約番号のみになればそれがイチバンですが。

 それにしてもインターネット割引きのせいでもありますが、原付&2等だと5440円です。安い!。
 さすがに雨のせいか、乗船口で長々待たされることなく、さっさと船内へ。ただ、乗船口から入ったところでそこそこ待たされはしましたが。とりあえず雨に当たらずにすむ場所まで入って下さいなってことなんでしょう。

 去年の四国ツーの時はバイクは4台でしたが、今回はたくさんです。特に福岡ナンバーの原付がたくさんおりました。

 ここでフル装備を解除し、雨具はコンビニ袋に入れコンビニフックへ。必要な荷物は取り出しておかなければなりませんが、バイクを固定するため、シートの部分にロープを掛けられるため、さっさとしなければなりません。船内持ち込み品はトップケースに入れておくべきでした。
 船内に入ると、まずは自分の場所を確認します。そしてすぐにロビーに引き返し、夕食とビールを調達。すぐに食事に入ります。この時点ではまだクルマ組が少しずつ乗船していきているのでロビーはさほど混んでいないのです。ちょうど食事を終えたくらいのタイミングで人が増えてきます。食事を終えて船室に戻る前に無料のコインロッカー(数少なし)にプロテクターの入ったジャケットと、膝カップなどを入れておきます。同じ航路で二度目となると多少コツがわかってきました。

 ケータイで明日の天気予報を見てみると、何と急変しています。愛媛は午前中は40%でどうにかなりそうですが、午後は70%。広島に至っては午前70%、午後80%と完全に「雨」です。それでもまぁ、フェリーに乗ってしまった以上は行くしかありません。最悪のケースとしては、佐田岬から大分佐賀関へ向かうという選択肢もありますし。ただ、最近の予報は1日前、半日前でころころと変わり、結局全く外れるというケースも少なくないため、絶望感は全くありませんでした。

 とは言え、合流予定にしているヒロ吉さんをこんな予報でお誘いするわけにもいかず、「中止にしましょう」とメールで連絡。ただ、「予報が外れて出られそうな場合は連絡を下さい」と付け加えたところ、「禄太郎さんが来られるなら私も予定通り尾道へ行きます」と力強い返信がすぐに戻ってきました。70〜80%ですからね。旅の達人はタフさが違います。
 今回は珍しく早めに(と言っても3日前)フェリーの予約を入れてみたのですが、第1希望の2等寝台はすでに満席でした。前回は2等でも乗船客が少なかったため人は一つおきでかなりのゆとりでした。しかし、今回はびっしりです。横になる体勢を決めたらその後は微動だにできません。一度左の人が少し動いて腕に触れました。思わずほんの数p身をかわしたら反対側の人の背中に触れてしまいました。緊張感いっぱいでとても眠れるものではありません。その上、歯ぎしりマン1名、いびきマン2名のおかげで、うつらうつら状態と現実を行ったり来たりでありました。

 24時間前まではキャンセルができるので、次回からは計画をした時点でとりあえず予約だけはしておくべし、という教訓を得ることができました。
 何とか必要最小限の休養をすることができ、朝5時に松山港へ到着しました。

 バイクは一番先に乗れるのですが、下船は逆に一番最後です。フェリーを出たら5:40でした。空はかなり厚い雲に覆われているものの、雨は落ちてはいません。とりあえず雨具なしでスタートできそうです。

 松山は素通りでもいいんですが、何となく道後温泉本館前にDINKを置いて写真を撮っておこうという気になりました。ナビに案内させればわかりづらい市街地でもお気楽なもんです。
 お気楽なのはいいんですが、ナビは早朝からこげなルートを案内してくれました。一本裏通りにこんな世界があるなんて、地図を見ながら表通りをつないで辿り着いた前回は全く気付きませんでした。
 去年の5月も同じように船を下りてそのまま来たのですが、その時は人は数人しかいませんでした。しかし、今回は20〜30人もの人がいました。

 と言うわけで、今回は謙虚にこの位置での撮影です。
 道後温泉で写真を撮ったらさっさと今治へ向かいます。フェリー下船と寄り道で早くも1時間近いタイムロスです。ヒロ吉さんと尾道で11:30〜12:00をめどに待ち合わせをしているので、途中少しずつ切りつめていかなければなりません。
 四国に来たことを実感する、コンビニ「サークルK」。

 私はそう感じるのですが、全国的に出店しているようです。九州ではほとんど見ることはありません。
 来島海峡大橋が見える今治の糸山公園には7:20くらいに到着しました。予定ではここで15分とっていましたが、ちゃちゃっと写真を撮って、さっさと(いよいよ)しまなみ海道最初の来島海峡大橋へと向かいます。


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