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R57、R265とつなぎ、箱石峠付近にある絶景スポットへやってきました。
ここは景色はもちろん最高ですが、静かでのどかで、いいところです。 |
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根子岳の反対側は広々とした牧場になっていて、こちら側もとてもいい眺めです。一箇所で二種類の阿蘇らしさを感じられるのがスバラシイ!。 |
ここから豊後荻方面へ向かいます。ぐるっと大きく回り道をすれば別ですが、普通に行くならば大嫌いな県道135号しかありません。大戸の口からしばらくは地獄の責め苦を味わう気分です。阿蘇付近でここまで走りづらく、景色もなんてことない道は他にないと思います。今回は途中ですれ違った車は2台。特に最初のアリストはすごいスピードでカーブの先から突然現れたので、相当なスリルを味わえました。やはり波野からR57に出て、遠回りした方が良かったと激しく後悔しながら、泣きながら走りました。
県道41号と交差した後は普通に走りやすい道になります。 |
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次の目的地はここ。県道640号とぶつかってすぐ右の岩戸大橋の下にある岩戸橋です。
上の黄色いのが岩戸大橋(2002年完成)で、岩戸橋の上にあるのは橋に見えますが水路橋です。見えにくいですが岩戸橋の奥(下)に小さな石造りの水路橋もあります。
さらにこの背後には旧道にかかる新岩戸橋があります。これは普通の橋です。 |
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岩戸橋展望所からさらに下へ行ける階段がありますが、最後の方は結構崩れています。河原まで下りるには最後1mくらい飛び降りなければなりません。下りるのはいいんですが、問題は戻り。特に掴むものもない1mくらいのほぼ垂直部分を駆け上がらねばなりません。 |
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河原からの眺め。上の水路がちょうど隠れてしまっています。 |
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上の道路に戻り、岩戸橋を上から見た図。 |
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渡って向こうまで行けるようになっています。
橋の向こうの案内板によると、完成は1849年で、当時陸の孤島状態だった柏原村に車馬の通行が可能になったということです。
地図を見ると、その「柏原」という地名は今でもちゃんと残っています。改めて町村合併による安易な地名変更(特にひらがな表記)はするべきではない、と思った次第であります。 |
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岩戸橋を後にし、竹田方面へ向かいます。本日最後の目的地は轟橋と出合橋です。非常にわかりづらいところにあるため、護王さんの杉同様、入念に予習をして臨んではいますが、何しろ奥まった場所にあり、さらには案内板が皆無なので、ナビにセットしているとはいえ「本当にこの道で合っているのだろうか」と不安になります。
写真は県道7号と410号の分岐点です。 |
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410号から最後に入る分岐にはようやく案内板がありました。緒方、清川方面から県道410号を辿るのが分かりやすいように感じました。
凄いマイナーなルートをつないで辿り着くと、意外にもトイレ付きの駐車場がありました。 |
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現役の石橋はどれでもそうですが、橋の上にいる限りは至って普通で、とてもこれが橋脚間距離、橋脚高共に日本一の石橋とは思えません。
さらにはかつてここに鉄道が走っていたなんて、想像もできません。こんな奥まった場所なのに。
こちらのサイトで当時の写真を見ることができます。
橋の中央から右側を見下ろすと・・・ |
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はるか下に河原が見えます。ここからの眺めが素晴らしいらしいので、是非行かねばなりませんが、帰りが大変です。心の中では多少の躊躇がありますが、ここまで来た以上行かねばなりますまい。 |
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橋を渡った先のすぐ右から河原に下りる遊歩道の入口があります。 |
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遊歩道は途中でスイッチバックが1回。意外にも2分程度で河原まで下りられます。 |
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う〜む、すばらしい。やはり石橋は横または下から眺めなければその美しさがわかりません。
確かに他の石橋とは一線を画すスマートさです。繰り返しになりますが、この轟橋は橋脚間距離と橋脚高で日本一なんだそうです。ただ、日本一ということが判明したのがわずか10年くらい前というのは不思議な感じがします。昭和9年に完成したという、非常に新しい部類の石橋です。 |
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轟橋の向こうに見えるのが出合橋です。こちらは橋脚間距離が日本で第二位なんだそうです。
遊歩道を橋の上までふらふらと戻っていると、高校生とおぼしき男子4人組とすれ違い、元気に「こんにちは!」と挨拶をされました。こちらは息も絶え絶えに挨拶を返したのでありました。 |
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出合橋の方は、上からでも多少石橋の風情が感じられます。 |
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出合橋の上から見た轟橋。周囲の風景の違いで、河原からの眺めと比べると、ずいぶんソフトな感じです。
先ほど河原に下りる遊歩道ですれ違った高校生4人が泳いだり、岸から飛び込んだりしていました。実にのどかな光景であります。
写真の向かって右側の岸に、轟橋まで戻る遊歩道があるので、それで駐車場へ戻ると、反時計回りで一周することになります。 |
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こちらは轟橋から見た出合橋。
せっかくここまで来たので、近くにある沈堕の滝にも寄ってから帰ることにします。 |
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竹田付近にはちょいちょい来るのですが、清川から先は余り通ることがないので、比較的滝好きな私なんですが、こんなメジャーな沈堕の滝というのに、今回が初めてなんです。
滝といえば滝なんでしょうが、堰堤を越えて水が流れ落ちているように見えます。原尻の滝は広い落ち口が弧を描いていますが、こちらはほぼ真っ直ぐ。すぐ横に発電所跡があるので、その関係の人工的な堰堤かと思っていましたが、天然物なんだそうです。滝の一段上にあるのが、発電用に造られた堰堤です。
近くから実物を見て初めて「これって天然もの?」って思いました。 |
帰りは県道26号でR57に抜け、竹田からR442とも考えたのですが、県道26号に工事区間があったので素直にR502に戻ってから竹田へ向かいます。ただ、先日の大雨で土砂に埋まり、そのまま通行止めが続いているため、原尻の滝手前から県道46号でR57の朝地へ抜けます。
今から一気に福岡まで帰るわけですが、暑い中歩き回ったせいもあり少々エネルギー切れ気味です。よく考えたら、昼前に馬ロッケを1個食べたきりです。
朝地のコンビニでおにぎりとリポDを補給し、元気にR442を走ります。 |
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往路の最初に高速でぱらりと降られて以来、ほぼずっと曇り空のまま降られることなく済みましたが、久住高原エリアに入ってから再び怪しい雲が広がり始めました。
この先、瀬の本に近付くと、「ついさっきまで降っていた」という路面状況になり、わずかな霧雨に見舞われてしまいます。ただ、雨具装備に変更するほどではありません。 |
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瀬の本から県道11号、県道40号とつないで久々の四季彩ロードへ。いつもはファーム・ロードですし、前回は久々にやまなみ(県道11号)を走ったので、今回はこのルートにしました。
10年近く前に初めて走ったときは「何て快適なルートなんだ!」と感激しましたが、今回舗装の痛みを実感しました。 |
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九重ICに近付くとついに雨が落ちてきました。写真のように周囲のあちこちの山肌から次々に雲が発生しているような感じです。R210に出たところで一時雨宿りをしましたが、やはり雨具を装着するほどでもないような感じだったので、ほぼ全ての荷物をトップケースに収めた状態で高速に乗ります。
ありがたいことに高速に上がってすぐ雨は上がりました。
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大きな地図で見る |
阿蘇神社から九重ICまでのルートです。
B : 岩戸橋
C : 轟橋・出合橋
D : 沈堕の滝 |
その後、順調でしたが、鳥栖付近からまたもや「さっきまで降っていた」ような路面状況に。しかし、そのまま降られることなく18時に無事帰着。走行距離は453kmでした。
カミさんの話によると、福岡は午前中ずっと雷雨だったようで「すぐに帰ってくるやろ」と思っていたそうです。結局一度も雨具装着をしなかったと聞いて驚いていました。
また、後で知ったのですが、筑後地方は昼過ぎまでかなりひどい雨だったようです。なかなか運のいいルート設定でした。 |
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