鷹島へ

  2009.10.30

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 今日は金曜日。平日なのですが、仕事に区切りがついたので臨時休業と致します。

 天気もそこそこ良さそうなので、ちらっと近場に出かけることにします。近場でまだ行っていないところと言えば、4月に鷹島肥前大橋が開通した鷹島でしょう。
 本来ならDINKでの出動エリアですが、TDMの方が先月の広島ツーリング以来動いていないため、TDMで出動します。TDMなのでDINKでは通れない前原有料を経由して西へ向かいます。
 工事途中と開通直前は見ていましたが、実際に通るのは初めてです。横から風景として眺めていたときより、長く感じました。

 開通当初は週末の度にすごいにぎわいだったそうですが、半年も経った平日だとすでにこんな状態です。
 島を南北に走る県道158号を南下し、南端に近い部分から脇道へ入ります。
 若松自然園というところへやって来ました、が・・・。

 駐車場もありません。どうやら民営の施設という感じがします。
 入園料は100円です。うーん微妙。

 ま、でも100円ならと突入を決意したものの、小銭は500円玉のみ。人はおらず料金箱があるのみ。という経緯をもって撤退が決定致しました。

 ちなみにこの売店を利用した人は入園料免除なんだそうです。桜やツツジの季節はきれいかもしれません。
 島の南東部から南西部へと移動し(と言っても距離はわずか)、牧の岳史跡公園というところへ。

 「岳」とは言っても地形としては平らな感じで、ちょっとした高台というくらいです。公園の規模からしてもなんだか長島の針尾公園を彷彿とさせるものがあります。
 平らな感じですが、標高117mの鷹島の最高地点です。鷹島は対岸の肥前町側から眺めるとぺたーっと平らな感じで、凹凸感はありません。

 元寇の由来が書かれた石碑等があります。
 見晴らしのいい場所にはベンチが置かれています。

 ただ、この公園内のベンチ、色々な種類があり不揃いなんです。
 中でも最高のインパクトを誇るのがこれ。

 色々ツッコミ所はありますが、どうして区切りよく60歳じゃなかったんでしょうか?
 そのまま島の西側道路を北上します。
 つづいてはこちら、オアシス村です。基本的にはキャンプ施設のようです。
 この他にも、駐車場ではきちんと枠の中に停めましょう等、マナーを呼びかける手書きの札がありました。
 とっても小さな施設であることは間違いないのですが、そんな中にどーんとそびえ立つ「元寇鎮魂の碑」。しかも石原東京都知事直筆(理由は不明)なんだそうです。

 また、この左脇にある記念碑にはオアシス村という名称の由来が書いてありました。要約すると・・・

 オアシスは砂漠の泉地であり、生命あるものの「喜び」「感謝」「友情」の地である。オアシスに集まる人々には(いわゆるオアシス運動の)明るい挨拶が絶えない。
 ここ「三代の浜」はこの島のオアシスのような役割を果たしてきた。オアシスに縁の深いモンゴルの人をはじめ、700年前の彼我の元寇犠牲者への鎮魂の念を込め、この名称となった。

 ということです。開村は20年前です。
 オアシス村最奥部より全景。

 本当に小さな施設です。


 ちなみにここまで三箇所訪れましたが、いずれも無人です。
 県道158号へ戻り、今度は島の北部へ。まずは宮地嶽史跡公園です。

 ここは駐車場やトイレもあり、それなりに大きな施設です。

 ここまでの三箇所では誰にも会いませんでしたが、ここでようやく樹木のお世話をしている人に出会いました(観光客ではありませんでしたが)。
 なかなか立派な公園です。きれいに整備されています。
 頂上部の芝生広場には昭和53年に建てられた元寇記念の碑があります。

 この碑の裏側からは鷹島肥前大橋を見ることができます。

 ここの標高表示は100mちょっとだったと思います。さきほどの牧の岳よりわずかに低いんでしょうが、東西北方向の眺望はこちらの方が優れています。

 碑文によると、この島には元寇の壮絶さを物語る「地獄谷」「血浦」「首崎」「生死岩」という地名が残っている(た?)そうです。
 さあ、いよいよ超メジャー観光施設、モンゴル村です。
 有名な鷹の石像(王監督の書)は駐車場にあります。

 それはそうと、この鷹島、石材店があちこちにあります。そういうのに適した石材の産地なんでしょうか。モンゴル村の少し下には「表札、すぐできます」という看板を出している石材店もありました。
 島内に「石工製品展示場」という施設があるようなので、次回は立ち寄ってみたいと思います。
 ここまでの観光施設では観光客は一人も見かけませんでしたが、ここは平日にもかかわらず賑わっています。熟年世代を満載した観光バスが次々にやってきていました。

 入ってすぐのところに宿泊用ゲルがあるので見たかったのですが、団体が取り囲んでいたので後回しに。
 正面のモンゴル草原の上まで行ってみます。
 もっと広いと思っていた園内ですが、意外とすぐに端まで辿り着きました。
 上から見た園内全景。ここまで来る団体客は皆無です。
 モンゴル草原の脇にアスレチック遊具がありますが、中高年ばかりなので今日は閑古鳥が鳴いています。
 西側の端にシンボル広場があるのでそこまで行ってみます。スロープカーでも行けますが、思いの外近かったので徒歩で行きます(スロープカーは団体に占拠されていた)。

 スロープカー乗り場の先にある草スキー場から見たシンボル広場です。スロープカーも遊歩道も右側をぐるっと迂回していきます。
 遊歩道は少しアップダウンがあるので、スロープカーだとその分も楽でしょう。片道200円往復300円也。
 ここまで来る団体客は皆無ではありませんが、まばらです。モンゴル風の東屋と、その先には・・・。
 シンボル塔があります。
 シンボル塔の先はちょっとした岩場になっていて、その先は海が広がっています。このあたりが鷹島の最北端部です。

 端っこを極めたのでさっさと戻ります。
 時刻はまもなく正午。団体客はほとんどが食事施設に入ったようで、ゲル付近は無人でした。これならゆっくり見られます。
 テレビや雑誌等で何度も見ていたので、特に感動はありませんでした。

 1名で宿泊利用する場合素泊まりで5300円だそうですが、私なら落ち着いて寝てられない感じがします。3〜4名での利用だと12600円なので割安ではありますが、トイレも洗面所もないという厳しい現実は見逃せません。
 ゲルとは言え、観光用宿泊施設なので、このような近代的施設もちゃんと装備されています。
 モンゴル村の後はモンゴル村の翌年(平成6年)に完成した鷹島海中ダムへ。入り江を堰き止めて作ったダムです。手前側は海でフェリーが発着する日比港です。鷹島肥前大橋開通後も運行は続いているようです。
 ダムサイドへ上がります。
 堰堤上から日比港。
 ダム奥から堰堤。

 ダムの周囲には湖畔公園が整備されていますが、少々中途半端な印象です。人気はありませんでした。
 ただ、高台上に見えた展望台が少々気になりました。このダムを上から見下ろせる位置にあるはずです。いずれは挑戦してみたいような気がするようなしないような・・・。


3年後に展望台制覇しました
 島を離れる前に大橋のすぐ横にある道の駅「鷹ら島」へ。

 モンゴル村の食事施設は団体で埋まっていたのでここでお昼にしようかと思って来たのですが、ここも満員に近い状態だったのでパス。
 道路沿いには石造りの(なぜか)ふぐがならんでいます。
 売店には(なぜか)カッパが売られていました。

大きな地図で見る
 帰路は玄海町を経由して唐津へ。唐津からは七山、三瀬を経由しました。

 B・・・若松自然園
 C・・・牧の岳史跡公園
 D・・・オアシス村
 E・・・宮地嶽史跡公園
 F・・・モンゴル村
 G・・・鷹島海中ダム

 Google マップではまだ鷹島肥前大橋が開通していませんので、フェリーでの移動になっています。

 14:50に帰着。走行距離は199kmでした。
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