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荒尾から先は初走行。R501はとりわけ快適でもなければ、苦痛でもありませんでした。
天水から先の海沿いルートは気分が変わって楽しめました。 |
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宇土からR57にスイッチ。このルートはバイクでは二度目ですが、この方向に走るのは初めてです。10年前は南側のR266を通りました。
原点回帰ということで10年前と同じルートというのもいいのですが、今回R57沿いに二ヵ所立ち寄りたい場所があるため、こちらのルートを選びました。 |
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まずはこちら。大分むぎ焼酎「二階堂」のCMで出てくる長部田海床路です。
この日は干潮だったためこんな具合ですが、潮が満ちると海中から電柱だけが見えるという状態になります。(ポインタを当てて下さい) |
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ちなみに二階堂のCMはこちらです。最後の最後にチラッと出てきます。 |
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もうひとつの目的はこちら。道の駅宇土マリーナです。 |
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2年前にKレンジャーさんの記事で見て以来、いつか行かねばとずっと思っていました。
「網田甲いかのかき揚げ丼」です。小鉢と魚のみそ汁が付いて850円也。
私の知っているかき揚げ丼と比べれば間違いなく2枚分はあります。ただ、野菜がたっぷりで空間が大きくサクッと揚がっているせいか、思ったほど重たくはありませんでした。機会があればまた食したい絶品でした。
ちなみに11時の開店と同時に15名前後のお客さんが店内に流れ込んでいました。下道を160km走って予定の5分前に到着するとは我ながら見事な計画というかペース配分でした。 |
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三角からは天草五橋をつないで天草へと向かいます。
一番長い一号橋(天門橋)で大矢野島へと渡ります。 |
10年前の初ツーリングの時、一号橋を渡っていわゆる天草パールラインを走っているとき、前を女性ライダー2人組が走っていたんです。400か750クラスの中型だったと思いますが、確か神奈川あたりのナンバーで荷物満載のロードバイクが非常に輝いて見えたのを鮮明に覚えています。信号待ちから信号が変わる前にギヤを入れる際の「ガコッ」という重い音がまたかっこよかったんです。その時同行の友人はセローでしたが、「かこっ」というかるぅ〜い音でした。私はマジェスティなんでギヤチェンジさえありませんでしたし。もちろん発進後のエンジン音もそうです。マルチらしい「ギューン」というこれまた低めの音がたまりませんでした。セローは「パタパタ」いってましたし、マジェは「プルプル」って感じでした。本当のバイクってもんを見せつけられたような衝撃でした。
その2人組は天草四郎メモリアルホールへと入って行きましたので、前後を走ったのはわずかに5km程度だったと思いますが、その時の衝撃は私にとっても友人にとっても強烈で、「旅に出るならでかいロードバイクじゃないとさまにならん」とその後ずっと話したものです。ちなみに友人も初ツーリングでした。
旅から戻り、確か1ヶ月以内に私はCB400SFに、友人はインパルスType Sへとバイクが変わりました。
その後こてこての旅バイクであるトランザルプ、さらには大型取得後にツアラーのTDMと乗り継ぎましたが、このバイク旅の原点とも言える天草へ再びやってきた私の相棒はマジェ同様スクーターで、しかも排気量は半分のDINKというのは正に原点回帰と言えるのかもしれません。10年間でバイクは大型化し、バイク旅は遠くへ遠くへと足を伸ばしていったわけですが、私の中にある脇道指向がどうしても満たされずにいた結果の軽量バイク選択は、当サイトの常連の皆様はご存知の通りです。
この後、砂利道や狭い坂道でのUターンなど、今回のツーリングではDINKの機動性が存分に生かされていきます。 |
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二号橋からいわゆる「松島」と呼ばれるエリアに入ります。
今回DINKで走って改めて感じたのが「心地よい回転数」という点です。900ccのTDMでは一般道を普通に流している時、回転数が低すぎて(2500前後)煮え切らない感がありましたが、大体5000〜6000回転で走るDINKの場合、中速域でも煮え切らない感は感じることなく走れるという点は、これはこれでいいもんだなぁと感じました。 |
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さて、第五橋を渡り、上島へ渡ったら島の東側のR266を走ります。ぐっと交通量が少なくなります。
上島の東ルートを走るのは20年以上前に車で一度走って以来です。当時はやたらと時間がかかった印象がありますが、整備が進み走りやすくなっています。まだ、ほんの一部だけ1.5車線区間が残ってはいましたが。 |
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立派な脇道に入り、山の方へぐんぐん高度を上げて行き・・・ |
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白嶽森林公園内にある矢岳巨石群遺跡へとやってきました。
結構な傾斜がある場所で、水平にバイクを停められるのはこんな場所しかありませんでしたが、原2なので必死にならなくても平気です。 |
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さて、気温はかなり上がっていますが、せっかくなので見に行かなければ。
右がストーン・サークル、左がドルメンというのに向かうルートです。ストーン・サークルの方ですが、入り口の案内板に「ストーン・サークルらしき石」と微妙なニュアンスで書いてあったので、巨石群のメインらしいドルメンという方へと針路をとります。
Wikipediaによれば、ドルメンとは支石墓のことだそうです。 |
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早くも軽登山の洗礼を受けます。そして、マイナーすぎる場所ゆえ、クモの巣の洗礼もいつものごとし、です。 |
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汗だくで辿り着いたドルメンですが、想像以上の迫力でした。(徒歩5分弱)
案内板によれば、絶対に人工的に積まれたという確証はなさそうですが、内部に玄室という空間があったり、入り口付近に人の手による加工があるということから、遺跡と考えられているようです。
矢岳には山頂付近に宇宙船のような形のかなり大きな巨石があるそうです。この時点で相当行きたいと思いましたが、暑すぎるので取りあえず今回はパスします。 |
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ドルメンが想像以上に凄かったので、調子に乗って「ストーン・サークルらしき石」も見に行きましたが・・・
結果はこげなふうでした。 |
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このあたりは道路沿いにも「冬至石」「夏至石」「太陽石」などと名付けられた巨石がたくさんあります。
佐賀大和の巨石パークの天草版ですな、まさに。 |
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矢岳から再びR266に戻り、少し走ったところに「日本で3番目に大きい」という、正にマイナー好みな巨木がありました。 |
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永目神社の境内の中にあります。
先月行った中通島のアコウは何番目なんだろう、と思って改めて見てみると「日本有数の」と説明されていました。
ネットで調べてみると最大のは鹿児島県指宿市にある信楽寺のアコウで、二番目は沖縄県石垣市にある真乙姥御獄のオオバアコウのようです。 |
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