梅雨入り前のラスト・ラン　in阿蘇　その１

梅雨入り前のラスト・ラン　ｉｎ阿蘇　その１

　2010.5.29

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　前回の角島ツーリングのレポートの最後に「念のためあと1回くらい阿蘇方面へ行っておけば完璧でしょう」と書きましたが、宮崎県の口蹄疫の影響で、阿蘇地方でも阿蘇登山道を中心にあちこち消石灰が撒かれ、クルマが通るとホワイト・アウトするくらいのところもあるようです。梅雨入り前の阿蘇はあきらめようかとも思ったのですが、この週末は天気・気温ともに申し分ない状況です。牧場地帯をできるだけ避け、路面が真っ白だったらＵターンするつもりなら何とかなるだろうと決行することにしました。

　８年前、ホームセンターで買ったヘルメットをかろうじて持っていただけのカミさんを初めて遠出のツーリング（南阿蘇）に引っ張り出したのですが、その日のコンディションが最高だったこともあり、すっかりバイク・ツーリングの魅力に取り憑かれ、それ以来時々タンデムでツーリングに出かけるようになりました。その時のコースはそれ以来（タンデムでは）行っていなかったので、カミさんは「また行ってみたい」と思っていたそうです。８年前はもちろんタンデムでの高速走行は解禁されていませんでしたから、全線下道での走行でした。今回はいつものように高速を使いますし、８年前と「似たような」という程度のコース設定にしました。
　それと、とにかくTDMがあるうちに行きたいところへは全て行っておかなければ！ということでもあるわけです。

　8:20に出発し、都市高速～九州道とつないで益城熊本空港ICから県道36～県道28とつないで西原村方面へ向かいます。

	本当は南阿蘇グリーンロードを通りたかったのですが、牧場が多いところなので自粛し、県道28号のまま東へ。
	俵山峠のちょこっと上にある展望園地へ初めてやってきました。下の道は何度も通ったことがあるのに、こんなに眺めがいいところまで徒歩１～２分で来られるなんてことを知りませんでした。
	俵山トンネル（バイパス）のおかげで、旧道は今日も快適に流せました。
	バイパスと合流して少し行ったところにある山水苑というお店で早めの昼食ということに。　今回は二人とも軽めにだご汁単品のみ。　それはそうと、県道28号の久木野付近は通る度に小洒落たカフェやらレストランやらが増えてます。そのうち、そんなお店にも寄ってみますかな。
	今回はカフェをパスして６年前に来て以来の竹崎水源へとやってきました。カミさんは間違いなく10年以上ぶりです。
	何度来ても気持ちのいい場所です。　３Ｌのポリタンクを満たしたら、とんでもなく狭くなる県道28号をそのまま進み、九十九曲峠を抜けてR325へ。
	やってきたのは日本三大下り宮（社殿が鳥居より下にある）のひとつである草部吉見（くさかべよしみ）神社です。　ちょうどひと月前に宮崎の鵜戸神宮へ行きましたので、あとひとつで全部制覇となりますが、もう一つは群馬の貫前（ぬきさき）神社なので、しばらくは無理そうです。
	鳥居のすぐ先は長い下りの石段になっています。途中の踊り場をはさんで１３０段です。
	拝殿の屋根を見下ろしながら近付いていきます。なかなかないアプローチです。
	拝殿横には神楽殿があり、奥にはご神木の枝が置いてあります。　神楽殿は簡単な建物であることが多いと思うのですが、これは屋根の造りがしっかりしています。
	本殿もハンパでない風格を放っています。
	立派な彫刻があります。
	本殿の脇にあるご神木は樹齢千年だそうです。
	本殿から見て、ご神木とは反対側の一段下ったところに湧水池があります。　ただ、湧水池というわりにはきれいに見えません。水面にはネットが張られ、その上には落ち葉が落ちています。水は割ときれいで、鯉が泳いでいます。
	池の横に湧水と思われる水が竹筒から流れ出ています。
	池から数ｍ離れたところに水槽のようなところがあり、御幣がそなえてあります。
	ここが湧水ポイントでした。ここから先ほどの竹筒とがつながっていたというわけでした。
	草部吉見神社からR325に戻り、東へ1km足らずのところから波野方面へ向かう農免農道（途中から森林基幹道）へ。　農免農道っていう表示は時々見ますが、一体どういう意味？とずっと思っていたので、これを機に調べてみました。　農林漁業用機械で使われるガソリンに対しては揮発油税が免除されているのですが、現実には揮発油税込みの価格で購入することになるため、揮発油税分の額で道路整備をすることにより揮発油税免除に代えているということでした。　ということは、法律が変わらない限り、農林漁業用機械でガソリンが使われる限り、こういう道路は作り続けられるっていうわけなんでしょうか。　ま、走りやすいのは何よりなんですが。
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