ミラアヴィ引き取り紀行

 2010.6.4-5

24時間で名古屋往復
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 ミラアヴィ購入決定からちょうど2週間、名古屋へ引き取りに向かう日がやってきました。

 以前より私は漠然と「夜行高速バス」というものに興味がありまして、ぜひ一度乗ってみたいと思っていました。ただ、実際はバイクや車での移動がほとんどですし、東京やそれより遠方になると飛行機での移動となるため、乗る機会はありませんでした。乗ったことのある人から「結構きついよ」という話を聞いたこともあるので、中距離くらいの便はどうかなどと調べてみたこともありますが、乗って行ったところで日頃バイクで移動している身からすると、現地での行動がしづらいので、結局実現することはありませんでした。

 しかし、今回は名古屋。ちょうどいい距離です。
 西鉄天神バスセンターを20:30に出発する福岡〜名古屋を結ぶ夜行高速バス「どんたく号」。この日は2台運行です。
 ちなみに料金は10,500円。のぞみ自由席だと約17,000円です。料金もさることながら、朝一番に名古屋に到着できるというのは大きなメリットです。
 長年のあこがれだった独立3列シート!。

 がらんとしていますが、天神から4名、博多駅から3名、そして小倉から5名の乗車でした。2台運行ということは、1号車はそれなりに埋まっているのでしょうか?。ちなみにこちらは2号車。
 大きくリクライニングするシートとは言え、足元は決して広いとは言えません。前後にお客さんがいる場合はそんなにゆっくりはできないと思いますが、この日の乗客は10名程度。空席への移動はご自由にということでしたので、後方の前後が空席になっている席へ移動しました。前の背もたれは倒れてこないし、後ろへは気兼ねせず最大リクライニングができます。おかげで思っていた以上に眠ることができました。

 乗客の密度次第で眠れるかどうかが変わってくるのはフェリーと同じですね。
 PAでの休憩は消灯前と朝の2回。その他に3回PAに停車しましたが、乗務員の交替のみで乗客は降車できません。

 予定の5分前、7:.35に名鉄バスセンターに到着。

 サンマルクカフェで朝食をすませたら、すぐに名鉄名古屋駅へ移動。
 犬山線を急行・普通と乗り継ぎます。

 沿線の風景は西鉄大牟田線からのものとよく似ていました。
 約20分で石仏駅へ到着。小さな駅舎と駅前にコンビニがあるのみ。タクシー乗り場という看板はありましたが、タクシーはいません。看板に電話番号が書いてあり、その隣に電話ボックスがあるので、セルフサービス呼び出し式のタクシー乗り場のようです。

 ちなみにバス路線もないらしく、販売店から車で迎えにきてもらいました。
 販売店は駅から2kmほどの国道沿いにあります。
 裏手の駐車場で初対面。

 アルミホイールはイエローハットのアウトレット通販で、仙台店から出ていたものを購入し、こちらの販売店へ直送してもらい、組み替え・取り付けをサービスでして頂きました。軽なのに15インチです。

 ナンバーを取り付けたら、持ってきていたビートルズのラバー・ソウルをカーステレオに入れ、さっさと福岡への帰路へとつきます。
 高速へ上がる前にセルフ・スタンドで満タンにしたのですが、アヴィ初回給油でスロットが7・7・7!。これまで1円引きは何度か経験したことはありますが、1等5円引きは初めてです。金額としてはわずか90円ですが、境港の水木ロードで目玉親父スーパーボールを引き当てたのに匹敵する嬉しさでした。

 何かこの新しい相棒とは、楽しくやっていけそうな予感がします(単純)。
 マニュアルの四輪車を運転するのは7年ぶりですが、どうにかなるものです。店を出て4〜5回目の信号待ちからスタートするときに一度だけエンストしましたが、あとは大丈夫でした(ほとんどは高速で、オートマと大して変わらない状態でしたが)。また、任意保険は10年間有効の中断証明書があったために、元の等級から再スタートすることができました。

 本土の高速道路は九州とは大違いです。一宮ICというところから高速へ入りましたがすぐに渋滞。そんなに長い距離ではありませんでしたが、連休でもない普通の土曜日に渋滞するなんてさすがは大都市名古屋。流れ出したら流れ出したで、噂に聞いていた車間距離の短さにヒヤヒヤ。SA巡りでもしながら帰ろうかなんて思っていましたが、一刻も早く都会エリアを抜け出したい一心に変わりました。

 大阪の吹田〜西宮付近で再びちょっとした渋滞になりましたが、山陽道へ入ってからは、交通量・車間距離共に違和感のない状況になり、一安心。
 福岡までは約800km。約150kmごとを目安に計4回の休憩を入れました。最初は京都の桂川PA、次が岡山の瀬戸PA、広島の小谷SAで給油、ラストは山口県防府の佐波川PA。

 色を選べるほどタマ数がある車種ではないため、ワインレッドとなったわけですが、広い駐車場で見つけやすいという利点を初日に認識しました。
 休憩でしっかり食事をとってしまうと、心身共に重く鈍りそうなので、軽くちょこちょこ食べを繰り返しました。こんなところでサンドイッチを食べていると頭上からかわいい声が。
 ツバメでした。
 アヴィの走りは評判通りで力強く、ぐいぐい加速してくれるので追い越しなどスムーズにできます。リミッターが利くところのテストは自粛しました。ま、いずれそのうち。15インチホイールのせいか、直進安定性も高く感じました。室内は広々していて足元等窮屈な感じはありません。また、高速走行時の静粛性にも優れていて、音楽や落語のCDやMDを聞きましたが、比較的小さな音でも十分に楽しめました。軽の場合は高速だとヴォリュームをガッと上げないと聞こえなくなりますが、そんな感じはありませんでした。燃費はSAで給油したためきっちり満タンではなかったようですが、それを差し引いても18〜19km/Lにはなっています。これならバイク代わりとしては十分合格です。

 以前乗っていたセルボ・モードは多分平成4〜5年モデルだったはずなので、あれから12年経過して軽自動車は知らない間にこんなにも進化していたわけです。軽自動車なのにシートリフターやチルトステアリングが装備されているなんて、昭和の人間には信じられない豪華装備です。


 810kmを走りきって、19:30に無事帰宅。奇しくも昨日家を出発した同時刻でありました。

 帰宅後、昨日と同じようにカミさんと夕食を頂いたわけですが、朝には名古屋にいたし、京都のSAには寄ったし、でも目の前には昨日までと同じ日常が・・・。何とも不思議な感覚でありました。
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