タンデムで角島へ

 2010.5.15

 ツーリングindex 禄太郎庵top
 先月の有明フェリーツーリングのレポートの最後に書きました通り、カミさんと角島へタンデムで出かけることにしました。別にTDMの売却を急いでいて、早めに課題を終わらせておこうとしているわけではなく、週末の予報が急変したため、前日に急遽決まったというだけの話です。カミさんはバイクで本州まで行ったことがないため、せっかくなので秋吉台まで足を伸ばすという計画にしました。

 7:45に出発。福岡ICまでは下道で、そこから九州道で東へ向かいます。
 めかりPAで小休止。久々に関門橋を見たカミさんはテンションが相当上がってます。

 でも、きっと例によって中盤から後半にかけて後ろから頭突きをかましてくるはずです。
 下関では方向感覚がまるでだめな私は、関門トンネル経由でも下関IC経由でも、そこから思うようなコースで目的地へ迎えたためしがありません。今回は入念に予習をしておいたので、初めてまともに県道34号へと行くことができました。

 いきなり山口県らしい快適なルートです。
 最初にやってきたのは川棚のクスの森です。私は2年半ぶりで2回目です。前回は秋でしたが、今回は新緑が鮮やかです。

 この3年くらいの間に鹿児島の蒲生の大楠やここを見てしまったため、その後武雄の川古の大楠を見ても中楠くらいにしか感じなくなってしまいました。

 今回は光線具合を考えて裏側から撮影してみました。
 R191へ出たら海沿いを北上します。今回は時間の都合上毘沙の鼻や土居ヶ浜はパスです。

 途中、ペースの遅い車に阻まれもしましたが、このコースだと追い抜こうともせず、そのペースでのんびり流してしまいます。
 今日も角島大橋付近の海はきれいなエメラルドグリーンです。

 カミさんは念願の角島へようやく来ることができました。

 連休明けということもあるのか、観光客はそんなに多くはありませんでした。
 なんとなく生き物(龍?)っぽく見えるこの部分。G11になってこういう撮り方ができるようになりました。
 角島大橋を渡って角島へ。
 角島での食事処と言ったら、中央部にあるしおかぜの里くらいしか知りませんでしたが、しおかぜの里の駐車場脇にイカ焼きそばやちょっとしたお弁当などを売っている露天がいくつかありました。
 しおかぜの里で日替わり定食でも、と思っていたのですが、そのすぐ隣にある磯味亭というお店でイカ焼きと壺焼き両方を頂ける焼きイカ定食をいただくこととなりました。

 お茶の容器が紙コップなのが不思議でたまりませんでしたが・・・。
 食事の後は定番の角島灯台へ。

 角島灯台の詳細はこちら


 ゆっくりと角島を堪能したので、さらに西へ向かいます。
 角島まで来たからにはここは外せません。

 前回は数種類買って帰りましたが、一番ナイスだった極上粒うに(\1,500)を二つ購入。
 川尻岬、竜宮の潮吹きをボツにした代わりに、千畳敷へやってきました。

 ちょっと寒かったこともあり、早々に次へ。
 みのりロードを通り、マイナリストのツーレポでおなじみのミラー地球儀へ初めてやってきました。

 イメージしていたより相当大きくて、ちょっとビックリ。
 一度やってみたかった、三脚不要のセルフ撮影です。
 次の目的地である秋吉台へ向かうのですが、途中の三隅というところから萩・三隅道路というたいそう立派なバイパス道路に入ってしまい、少々遠回りをするハメになってしまいました。

 2008年に開通したこの道路は私のナビにはありませんでした。一般道ならともかく、この手の道路に入ってしまったら、次の出口まで出られなくなるので要注意です。

 廉価版ナビは地図データ更新がないのが困りものです。しょっちゅうこんなことがあるわけではないんですが、先日の宮崎・鹿児島ツーリング2010でも大隅半島で一度ありました。
 遠回りはしましたが、それまでの貯金もあり、予定時刻以内で秋吉台に到着することができました。

 カミさんはガムをかみ続けていて、どうにかここまで頭突きなしでこられています。
 初めて「夏みかんソフト」を食べてみました。爽やかでした。

 禄太郎庵のツーレポでソフトクリームが登場するのは多分二度目。


 今までじっくり見たことがありませんでしたが、ここらへんの土産物店では、もの凄く昭和チックなものがいまだに売られていたんです。大理石に「根性」とか「努力」とか書かれてものは当然として、千代紙で作られた人形とか、状差しとか・・・。ちょっとした博物館見学の気分でした。
 秋吉台まで来たならば、とこれまたマイナリストのツーレポで何度も登場している別府弁天池へ初めてやってきました。

 ネット上で何度も見たとおり、神秘的な色をした湧水池です。雰囲気は神秘的なのですが、池の横で遊んでいた小学生が本気でケンカをしていました。観光地でもあり、近所の子供の遊び場でもあるようです。

 駐車場の横が公園になっていて、小型飛行機が展示してあるのも意外でした。
 弁天池の湧水を利用した町営の養鱒場がすぐ脇にあって、鱒料理を出す店が周辺にいくつかありました。でも、どれも小さかったり、写真のようだったり・・・。鱒料理って興味ないことはないですが、この店に入る勇気たるや相当なるものが必要でしょう。営業中の看板が出てはいましたが、お客さんは皆無でした。

 佐賀の小城にある清水周辺の鯉料理店群のようにはできないんでしょうかね。
 暗くならないうちに、と帰路へつきます。美祢ICから高速へ。



 下関IC〜美祢ICまでのルートです。
 晴天に恵まれ、暑くも寒くもない絶好のコンディションのツーリングでしたが、最後にちょっとした事件が起こってしまいました。


 山陽道と合流する下関JCTで左側(山陽道)から来た山口ナンバーのミニバンが、ウィンカーも点けずに私のすぐ目の前に進路変更をしてきました。死角に入っていたかもしれないので、ホーンを鳴らして存在を知らせたのですが、そのまま割り込もうとしてきたので、今度は抗議の意味で「ふ・ざ・け・ん・な・よ」と数回(6回鳴らしたかも)ホーンを鳴らしました。

 これが逆鱗に触れたようです

 ホーンを鳴らしつつ私は脇から前に出たのですが、ミニバンは背後に尋常ではないくらいぴったりとくっついてきます。ぐいっと加速しても同じなので、左の走行車線に進路変更をし先を譲ると、今度は右側から私の直前にホーンを鳴らしながら急ハンドルで割り込んできて急ブレーキ。まじで結構危険でした
 関わり合いたくないので、ちょっと一息おいて右から抜こうとすると、並ぶ直前くらいに急ハンドルで幅寄せ(というより、ぶつけにきている感じ)をしてきます。近付くと急ブレーキかけますし。

 明らかに敵意を表した行動ですし、こちらは二輪でタンデム。白旗を揚げるつもりでおとなしく後ろからついていくことにしました。ミニバンはまるで「ほら、来てみろよ」とあおるように、相当ゆっくりと走行車線を走っているので、後方から来た車は追い越し車線から次々と私ら2台を抜いていきます(後方のトラック1台は私の後方100mくらいの位置をキープしていたので、ずっとその様子を見ていたはず)。
 幸いなことにこのミニバンは、車間距離を詰めたり、追い抜こうとしたりしない限りは中国道の制限速度程度で走って行き、それ以上の攻撃をしかけてくることはありません。10km程度走ったところで「もう、気は済んだかな」と、別の車に紛れてしれっと追い抜こうとしましたが、やはり急ハンドル&急ブレーキ攻撃を受けたので、いよいよあきらめました。

 山口ナンバーだったので、下関ICで下りてくれないかな、と願いましたが、ミニバンは関門橋を渡って九州へ。それを見届けて壇ノ浦PAへ入りました。20数qのランデブーでした。


 路上で攻撃を仕掛けてくるドライバーの話はこれまで何度か聞いたことがありましたが、実際に遭遇するのは初めてです。しかもそれがよりにもよって高速道路上でとは。ミニバンには小さな子供と若い夫婦と思われる男女(ヤンキー風かどうか、と言われれば「どちらかと言えば」くらい)が乗っていました。事の始めは私の数発のホーンから始まったわけなので、今後は最初の「存在を知らせるため」のホーンはともかく、「抗議の意味」でのホーンは自制しなければ、と激しく反省致しました。
 ただ、このミニバン、その後走行する様子を見ていても、進路変更する際、ウィンカーは一度も出しませんし、入り込む先の空間(の広さ)についてはお構いなし。そんな調子なので、それなりにトラブルに関わることは多いような気はしました。妻子(と思われる)を乗せて高速道路上で急ハンドルや急ブレーキ操作を繰り返すのもどうかと思います。ただ、そのスイッチを私が押してしまったことは反省しなければなりません。
 ミニバンと離れることができ、壇ノ浦PAで心身共にリラックス。ほたてバター味のてんぷらをかじりました。


 この後は九州道を順調に走行し、太宰府ICから都市高速へ。

 18:40に帰着。走行距離はぞろ目の444km、燃費は24.3km/Lでした。
 

 これでひとまずカミさんに関してのTDMの任務は終了かな。念のためにあと1回くらい阿蘇方面へ行っておけば完璧でしょう。さぁ、このあとどうなりますか。
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