上陽町 橋めぐり

 2011.11.3

朧大橋 ひふみよ橋 南仙橋
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 ここ三週雨の週末が続き、今週末も雨の予報です。でも幸いなことに文化の日は寒さが緩んでいい天気とのこと。こんな数少ないチャンスは逃さずにとにかくバイクで出かけなければ。
 小国方面、玉名・熊本方面のどちらかに行くつもりでいたんですが、前日になってカミさんが「私も行く」と言い出したためもう少し近場エリアを検討した結果、5月に行ったコースをもう一度FAZEでたどることにしました。実はそのコース上にある大型物件を完全にスルーしたまま帰って来てしまっていたので、今回は再履修なのであります。

 目的地が近場と言うこともあり、出発はゆっくりめで8:40。県道31号〜旧鳥栖筑紫野道路をつないで久留米へ。道の駅久留米に立ち寄ったんですが、ストローアートの露店が出ていてしばし見入ってしまいました。ストローアートって検索すると結構出てくるもんですね。どうも「エビ」っていうのは定番みたいです。ここでは昆虫系の他にロボット系(関節があちこち動く!)もありました。

 道の駅から、前回同様に草野から県道798号で上陽町方面へ向かいます。
 またまたふるさとわらべ館へとやってきました。

 前回と違って駐車場はほぼ満車でしたし、家族連れで賑わっていました。レストランも営業してました。
 イベントとしては「手作りパフェ体験」ってのをやってました。

 カミさんは宮西達也氏の絵本などをチェックしてます。
 前回は行きませんでしたが(単に気付かなかった)、奥に「プレイルーム」というエリアがありました。結構チープな施設かと思っていましたが、実はかなり立派です。
 懐かしい和室の絵本コーナーがあるかと思えば・・・
 その隣はこんなプレイルームで、さらにその奥には昭和の教室が再現されていたり、と不思議と言えば不思議な空間であります。写真には写っていませんが、ここでも何組かの親子連れが遊んでいました。
 まさか1年の間に二度も来るとは思っても見ませんでした。ふるさとわらべ館はにぎわっていましたが、相変わらず交通量の少ない(ほとんど無し)の朧大橋でありました。
 せっかくの二度目なので、今回は橋の下を通る県道へ回り込んでみます。
 下からの眺め。

 そのまま上陽町の中心部まで下りて、前回スルーしてしまった「ひふみよ橋」を巡ります。「ひふみよ橋」とは一連から四連の四つの石橋の総称です。
 「ひふみよ」の「ひ」は明治26年完成の洗玉眼鏡橋です。石橋架設の名人と言われた肥後藩の石工である橋本勘五郎という人が棟梁を務めて架けられた橋です。橋本勘五郎という人は通潤橋や霊台橋だけでなく、東京の万世橋や浅草橋も手がけた名工なんだそうです。この洗玉眼鏡橋は彼の最後の作なんだそうです。
 欄干・擬宝珠がきっちりと作り込まれています。名工の作という説明を見てしまったからか、石組みなどもきっちりしているように見えてしまいました。

 ちなみに、洗玉眼鏡橋のすぐ横に並行して橋が架けられていて、県道52号はそちらを通っています。こちらは歩道用です。
 「ひふみよ」の「ふ」の前に、お昼にします。二連橋の寄口橋のすぐ横にあるほたると石橋の館へとやってきました。
 中へ入ってすぐのところに竹で作られたアートライティングがありました。これはかなり見事です。
 土日祝のみ営業しているレストラン「爺婆で頑張っ亭ます」の日替わり定食600円なり。非常に素朴ですが美味でした。いい米を使っているんでしょう、ご飯がとっても美味しく感じました。

 程よい量だったので、食後にここの名物である粉茶ソフトも頂くことができました。こちらもナイスです。
 さて、食事の後は館のすぐ先の公園へ。つり橋があります。
 この秋は妙につり橋づいている私であります。。
 ただし、つり橋からだと木が少し邪魔になるので、橋の全体を眺めるには館の裏手から川原に下りたところがベストです。

 改めて、「ひふみよ」の「ふ」二連の寄口橋です。こちらは大正9年の完成で、現在も旧県道70号が通る現役です。石の橋桁の上にさらに幅の広いコンクリートの橋桁が乗せられていて、オリジナルよりも広い道路が通れるように改造?されています。
 「ひふみよ」の「み」は三連の大瀬(だいせ)橋です。完成は大正6年です。

 ここは「ひ」の洗玉眼鏡橋と同様、隣に新橋が架けられていますが、それぞれで県道798号の片側車線ずつを受け持つという形をとっています。「ひふみよ」の中で二番目に古いこの橋が最も交通量を受け持っているわけです。この先に朧大橋があるので、工事期間中は大型車も相当通ったことでしょうから、その強度は相当なものだと言えるでしょう。

 大瀬橋のビューポイントへのアプローチはFAZEの機動力が活躍しました。
 「ひふみよ」の「よ」は四連の宮ヶ原橋です。完成は大正11年で、四つの中で最後の架けられた橋です。前の三つのように県道クラスを受け持っているわけではなく、対岸の宮ヶ原地区の利便のために架けられたと思われます。そのためか、橋長は最長ながら、なんとなく小ぶりな印象でした。現在も自動車通行可能です。
 ここまで橋をめぐってきたのだから、と南仙橋にも立ち寄ることに。
 5月にDINKで渡れた橋が通行止めになっています。
 原因はこの部分なんでしょうか?

 よくよく見ると、橋はあちこち古い木と新しい木が混じっています。結構頻繁に補修工事を繰り返しているのかもしれません。たまたま今日はそのタイミングだった、ということなんでしょう、きっと。
 ラストは「橋」ではありませんが、八女中央大茶園へ。写真は何度も見たカミさんですが、やはり本物の奥行き感には感動していたようです。
 茶園を後にしたら、ひたすら福岡へと帰るのみです。筑後エリアの道というのはひたすらまっすぐで信号少なめ、でも交通量はそこそこという、昼食後のカミさんが眠らないわけがないという条件が揃っております。途中でいい休憩ポイントは・・・と思っていたら吉野ヶ里手前にマックを発見。珍しくツーリング途中のお茶休憩となりました。
 マックは年に2〜3回程度しか利用しない私ですが、ほとんどがテイクアウトです。店内利用は何年ぶりかわかりません。この日は近くの高校生が多数来ていて注文するまでの待ち時間もそこそこありましたが、不思議なことにカウンター周辺にメニューがないんです。順番が回ってきて初めてメニューとご対面できるわけですが、後ろで待っている人もいるのでメニューを見た瞬間に即決しなければならないわけです。マックでどこでもそうなんでしょうか?。長い待ち時間の間にじっくり検討したかったんですが・・・。それと、店内のテーブルや椅子は前に利用した人の食べこぼしなんかもそのまま。ある程度きれいなテーブルを選ぶことはできましたが、やっぱりツーリング中の休憩ならファミレスの方が絶対にいい!と強く思いました。

 休憩後神崎からは、ここのところ県道46号ばかりを通っているので久々に県道21号を選択。やはりこちらのルートの方がずいぶんと快適です。山道ぐいぐいなので、カミさんも眠気を感じる余裕もなく(気温もぐっと下がったし)、無事に17時前に帰着。CSファイナル第一戦にゆっくり間に合いました。

 走行距離は171kmでした。
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