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道の駅霧島のすぐ上にある神話の里でローラースライダーに乗るというプランもあったのですが、カミさんの希望で高千穂牧場へとやってきました。確かにローラーリュージュに乗ってしまうと、スライダーでは物足りなく感じてしまいますんで。
朝の高千穂牧場は人も少なく、まだ涼しくて気持ちがいいです。 |
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牧場ですねぇ、まさに。
ここに来るとついパノラマ写真を撮りたくなります。光線具合がいいせいか2年前のよりきれいに撮れました。 |
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小屋の中にいた羊たちがふれあいコーナーに出されてきました。暑いので毛を刈った直後なんでしょう、すっきりとしています。
このとき近くに若者男性(20代前半と思われる)4人グループがいたのですが、君らは飼育委員の小学生か?って言うくらい熱心に羊に草を与えていました。わざわざ手でちぎってきて、です。4人が4人とも、です。ぱっと見十人並み以上のルックスでしたし、女っ気まるでなしで草食動物に夢中になっている様を見ていて、新しいタイプの「草食系男子」の姿を見た気になりました。のどかで微笑ましい光景でした。
その姿を見ていたカミさんいわく「今戦争があったら勝てんやろうねぇ」。そして、「ホテルに保冷バッグ&保冷剤を忘れてきた!」とも。 |
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無事に保冷バッグも戻り、桐原の滝へと向かう途中にある大川原峡キャンプ場に立ち寄りました。川では子供たちが遊んでいます。浅いようですが、一部1m程度の水深があって泳げる部分もあるようでした。 |
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キャンプ場内にロバが飼われていると書かれていたので、カミさんの希望で立ち寄った次第です。カミさんは間違いなく草食動物好きですが、若いおにーちゃん達がこぞって可愛がっている姿には違和感を感じるようです。 |
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キャンプ場からちょっと行ったところに桐原の滝はあります。道から少し階段を下りるとすぐに川原に到着します。 |
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滝見用の橋がかかっていて見物しやすいように整備されています。
左岸側は滝のすぐ近くまで行けるのですが、ミスト効果で涼しいのなんのって。ツーリング中に立ち寄ったらしばらく離れられなくなりそうです。 |
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桐原の滝から溝の口洞穴に向かう途中に「三連轟」という案内板があり車を停めました。道路から小規模の三段滝が見えました。下を除くと滝見台らしき展望所があります。下に下りられるようです。 |
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道を少し進んだところに降り口がありました。 |
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意外な位立派な遊歩道が整備されていました。ここも下まですぐです。 |
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下から見た三連轟。 |
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さらに下流側の川原に下りられる階段がありました。 |
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下りるとこんなかんじです。 |
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展望所から橋が架けられていて、その先に道が続いています。でも、何の案内もありません。ちょっと行ってみることにします。
カミさんは待機するそうです。 |
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確かに遊歩道ではありますが、道から滝までとは明らかに違って荒れています。崩れかけている部分もありました。 |
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かなりハードな登りの後、コンクリ舗装の小道に出ました。この道がどこからどこへ続いているのかはわかりません。ここで引き返します。
暑い中でのこういう上り下りの繰り返しが後々ボディブローのように効いてくるわけです。このときはまだテンション高めで元気でしたけど。 |
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続いては溝の口洞穴です。
写真左側の溝を洞穴内からの地下水が流れてきているんですが、これが冷たくて気持ちいいこと。手首までつけていたら1分もたたずにジンジンしてくるほどです。この水が夏場に蛇口から出てきたらどんなに幸せなことでしょう。 |
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入り口です。洞内に照明はありませんが入り口にLEDライトが置いてありました。 |
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全長は224mもあるそうですが、小さなライトではとても無理です。もはやこれまで、と思った地点はおそらく50m以上100m未満と言ったところでしょう。地面は割とフラットで歩きやすいです。ただ、洞内は湯気というか水蒸気が多くて、フラッシュで撮影すると真っ白にしか写りませんでした。 |
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せっかくここまで来たのだから、と関之尾の滝にも立ち寄りました。3年前に初めて来たのですが、その時より明らかに水量が多いです。
前回は右岸側のテニスコート横にある駐車場に停めましたが、今回は対岸の「滝の駅」がある方に来ました。歩く距離が少なくてすむのはテニスコート側でしょうが、私の場合結局遊歩道を一周してしまうので、トイレとか自販機のある滝の駅側の方がいいように思いました。 |
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甌穴群の方まで歩いてきて、水量の多さを確信しました。前回はもっと岩が見えていましたんで。
ポインタを当てると3年前の写真になります。
ここでの歩きでかなりへろへろになりました。 |
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続いて国分の城山公園へ。ここも3年前に来ているので、もう展望塔はいいのですが、余りに天気がいいので桜島がきれいに見えるのではないかと寄ってみたわけです。 |
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思った通りに目の前にどーんと桜島です。 |
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信じられないことですが、桜島に向かって左側にどう考えても開聞岳としか思えない山が見えていました。直線で約67km。見えるときは見えるんですね。
東京から富士山が見えることを考えれば(直線で約100km)、決して不思議ではないんでしょうが、本当に驚きました。立ち寄って正解でした。 |
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次は鹿児島神宮です。
以前にどなたかのツーレポで見かけて(確か)、そんなにメジャーでもないのにただならぬ荘厳さを漂わせていた神社に、機会があれば行ってみたいと思っていたのであります。
参道から石段を上がっていくあたりは霧島神宮や宇佐神宮を思わせる雰囲気です。大隅の一の宮とされ、大隅正八幡と呼ばれる全国正八幡の本宮なんだそうです。参道の大鳥居もただならぬ風格だったのも納得です。(詳細は上のリンク先をどうぞ) |
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拝殿に見えるこちらは勅使殿と呼ばれる部分で、この脇から中に入ったところが拝殿になっています。拝殿の天井格子の装飾は見事なんですが、それに気付いたのは帰ってきてからでした。ここにはまた改めて来たいと思います。 |
隼人から加治木までR10を1kmちょっと移動したのですが、凄い渋滞でした。今回初めて、しかも突然の渋滞です。原因はわかりませんが、1kmちょっとなので、素直に進めるだけ進んでいきます。
加治木に到着したら、恒例の加治木グルメ3点セットの買い出しです。今回は夕方近くになっての加治木到着でしたが、薩摩揚げも炭火焼きも大量に買い付けができましたし、何より加治木まんじゅうは3年ぶりの本命岡田商店のものを買うことができました。それはともかく、城山公園以降の暑いこと暑いこと。気温自体は猛暑日には届かなかったようですが、2日間の活動が響いてきている感じです。
最後の重要任務を完了させたので、ほっと一息。ジョイフルで遅い昼食&水分補給&休憩にします。こういう時はドリンクバーが威力を発揮しますね。体内に潤いが戻って少し元気がよみがえった気がします。店内ではノートや本を広げて勉強をする高校生で半分くらいが埋まっていました。 |
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高速に乗って帰る前に気になるポイントに向かいます。加治木IC近くにあるふれあいパーク加治木というパーキングエリアです。ここから滝が見えるという情報があるんですが・・・。
展望所へのアプローチは崩れていて立ち入り禁止になっています。ただ、ここからは桜島方面は見えますが、山の方は見えないので恐らく滝はないはず。 |
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反対側の山手へ向かっても立ち入り禁止の表示です。ただ、間違いなく遠くから水音が聞こえてくるんです。この手すりの先の木々の向こうの下には川があるのは間違いないんです。 |
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あきらめかけたんですが、せっかくなので県道を少し山側へ上がって行ってみたところ・・・ |
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ついに見つけました。木々の間からわずかに見える滝と思われる水の流れを。ただ、邪魔が多すぎて全体の姿はまるでわかりません。帰ってきてから調べてみると、5〜6年前まではここからでもはっきりと滝を拝むことができていたようです。
ポインタを当てると、見えていた頃の写真に変わります。 |
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ふと脇を見ると、ふれあいパーク敷地の北端部分に「加治木八景 白糸の五反滝」という小さな石碑が足元にありました。やはり以前はここがビューポイントだったんでしょう。
参考「鹿児島県の滝」
上記サイトによれば、大変な困難があるものの、滝壺へ行くこともできるようです。近くに龍門の滝や板井出の滝があるとは言え、こんな見事な滝が幹線である県道のすぐ脇にあるというのに、世間に知られずに埋もれているというのは残念でなりません。別に加治木の人たちにとって、この程度の滝は名所でもなんでもないというわけではなく、ちゃんと「加治木八景」という言葉もあるようなので、姶良市や鹿児島県には何とかして頂きたいものです。
ちなみに加治木八景とは
1 龍門滝の雄壮
2 城山よりの錦江湾
3 白糸の五反滝
4 蔵王嶽の奇岩
5 暮雨の網掛川
6 道場原の逆富士
7 黒川岬激浪
8 錦江湾に浮かぶ桜島山
なんだそうです。板井出の滝や龍門司坂は入ってないんですね。 |
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2日目のルートです。
この後加治木ICから九州道に乗り、あとはひたすら北上します。途中えびのPAでおみやげ購入&小休止(リポD注入)をした以外はノンストップでした。熊本あたりで「久留米〜渋滞10km」という表示が出ていました。渋滞表示はその後7kmに減り、実際にそのエリアを通る頃には1〜2kmの軽いものになっていました。
帰着は19:30。明るいうちにたどり着くことができました。2日目の走行距離は383km。2日間の合計は717kmでした。 |
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