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六峰街道を全線走破したのは7年前。また行きたいなぁ、と時々地図を眺めていて、その近くにやはりスカイラインルートである諸塚山スカイラインという全長55kmの周回ルートがあることを知りました。周回ルートなだけに諸塚が出発・ゴールとなるため、何かの通りすがりについでに走るというのはちょっと無理がありそうです。どうせなら泊まりツーリングの1日を使ってしっかり味わって走ろうと考えていました。

重いTDM時代はちょっとためらっていたのですが、軽量FAZEに乗り換えて俄然やる気になってきました。満を持して臨んだ今回ですが、7年前に六峰街道を走ったときを思い出させる晴天に恵まれました。

前日に津久見〜延岡の海岸線を走ったレポートはこちら

より大きな地図で 諸塚山スカイライン を表示
諸塚山スカイラインのルート図です。公式サイト?と思われるこちらのサイトでは何ともとんちんかんなことが書かれていますが、現地にあるルート案内図によるとこのような周回コースを指しています。

青の部分がメインの快走路、ピンクの部分が六峰街道との共通部分で、ピンクのルートに入って最初のポイントまでが青ルートと合わせて「緑資源基幹林道 宇目・須木線 日之影・南郷区間」という長い正式名称を持つ部分です。この部分の道は全てきれいな2車線路で快適です。

ピンクの後半部分は基本的に六峰街道なので、ずっと1.5車線です。7年前と比べるとずいぶん舗装が傷んできたように感じましたし、大小含めて崩落箇所がありました。

後半の緑の部分は公式サイトで中央スカイラインと呼ばれている「広域基幹林道 九郎山線」です。全線1.5車線のスカイラインルートであることは間違いないのですが、ひたすら長く感じます。舗装の痛みや小崩落はあちこちにあります。
県道50号沿いにあるスカイライン起点です。案内表示から右へ入ります。
谷筋を走る県道50号から尾根筋までぐいぐい高度を上げていくと、倉の平展望台があります。
ルート上にある案内板。現在の位置がわかります。
池の窪グリーンパークはスカイラインから少し入ったところにあります。アスレチック施設やパットゴルフ場(人工芝)があります。
ログハウスは相当立派です。

この向こう側に喫茶施設もあるようでした。
高原の快適ルートが続きます。

ほどなく「秋政展望台」への案内板が見えてくるので、それに従って右へ入ります。
すぐに分岐があり、案内に従って左へ。
しばらく進むとさらに分岐。左右で第一・第二展望台と分かれています。

まずは右の第一展望台へ。
第一展望台へはわりとすぐに着きます。植え込みに囲まれた、珍しい展望所です。

残念ながら植え込みと低木のために余り展望に適したロケーションではありません。

では、気を取り直して第二展望台へ。
第二展望台へは少し距離があります。と言っても数百m程度だと思います。このあたりで野生の鹿と遭遇しました。なかなか立派な牡鹿でした。
進んで行くとよくわからない分岐があります。とりあえず右へ上ってみます。
分岐からわずかな距離ですが、最後は未舗装になりここで行き止まり。
雑草に覆われた元広場らしきところをちょっと歩くと、以前東屋があったと思われる場所がありました。特に展望がきく場所ではありません。

先ほどの分岐を左に進むと。
こちらもわずかな距離で舗装路が終わります。
その先はダートですが道は続いています。
秋政展望台エリアで一番眺めが良かったのはここでした。


ちなみに秋政展望台という名ですが、ここからスカイラインに戻ってすぐのところの道沿いに「甲斐兵庫頭秋政戦死の跡」というのがあります。詳細は不明ですが、加藤清正らとの戦の際、家代峠というところで戦死したとの言い伝えがあるそうです。
とにかく、昔の武士の名前からきているわけです。
緑資源基幹林道部分はとにかく快走路です。
六峰街道との合流部分です。ここから先は六峰街道と諸塚山スカイラインの共通部分ということになります。


7年ぶりなので、中小屋天文台まで六峰街道を寄り道することに。
秋ということもあるんでしょうが、落ち葉が多くて気を使います。落ち葉だけでなく、小石が散らばっている部分も多くありました。
分岐から2.8km(5分)で天文台へ。記憶によればここからETOランド方面は気持ちのいい尾根ルートだったはずですが、寄り道はここまで。余り快適ではない部分を寄り道してしまいました。

先ほどの分岐に戻り、先へ進みます。
諸塚山スカイラインと六峰街道の共通部分をさらに進むと、道沿いに現れるのが山神展望台。
きれいに整備はされていますが、展望という点では・・・。こんな感じです。
まだまだ快適に走れます。
この三叉路から、緑資源基幹林道部分は日之影方面へと直進します。六峰街道&諸塚山スカイラインは左へ。諸塚山スカイラインで2車線の快走路は全体の4割程度ということになります。

このまま直進すると、日之影まで快適ルートが続くんだそうです。

左へ折れると・・・
ロケーションは最高なんですが、道路状況は最高ではなくなります。
7年前より傷んだ部分が目立つような気がします。
崩落箇所もありました。
日諸峠手前の県道50号との分岐。六峰街道&諸塚山スカイラインは直進です。
峠の行き先表示は健在でした。7年前と比べてもちょっと色あせている程度です。

ポインタをあてると7年前の写真になります。
日諸峠に表示されていた崩落箇所はこの日見た最大規模でした。それでも何とか車も通行できていました。
日諸峠のちょっと先から日之影へと下る分岐。7年前は日之影方面が通行止めになっていて、この分岐には展望&駐車スペースと東屋があったのですが・・・。以前豪雨で大きな被害を受けて、長いこと通行不能になっていましたが、このあたりはひどかったのかもしれません。舗装も妙にこの部分はきれいだし。

ポインタをあてると7年前の写真になります。
ここが六峰街道と諸塚山スカイラインとの分岐です。最初の地図のピンクと緑の境目です。諸塚山スカイラインは左へ。諸塚山スカイラインの周回ルートではこのあたりが中間地点となります。

ちなみに起点からここまで見かけたのはバイクと車を合わせて10台ちょっとでした。そして、ここから先、終点まではバイクも車も人も見かけることは一切ありませんでしたが、鹿には出会いました。
分岐からしばらくは、六峰街道よりも路面状況がいいので嬉しかったのですが、そうでない部分も多々ありました。後半部分はただひたすら黙々と前進あるのみです。
ルート案内板は相変わらず所々にあります。
木の伐採現場がありました。
ものすごい急斜面です。下の方で切って、ワイヤーでここまで引き揚げるようです。それにしてもあり得ない斜度です。
伐採現場のちょっと先でこの日二頭目の鹿と遭遇。昨日の二頭と合わせると四頭目です。最後の一頭は後ろ姿ですがようやくカメラに収めることができました。
林業作業のための大型車が通行するせいかはわかりませんが、この付近から舗装の傷んだ部分が目立ってきます。
ここも。
最後の分岐からずいぶん走りましたが、高度は余り変わらず大体尾根筋を通ってきています。

星の久保への入り口です。
星の久保へは離合不能の1車線です。対向車と出会う確率は宝くじ当選並かも。
昨日の陣ヶ峰もそうですが、こういうところにアンテナ施設はつきものです。
東屋あり。
低木の向こうはひたすら山・・・。
アンテナ施設の向こう側に秋政第二展望台と同じような東屋跡地がありました。
東屋跡地からの眺め。
このまま仙人にでもなれそうな気分になってきました。
残り10kmを切ったあたりから急に高度が下がってきます。いよいよ終盤かと思うと猿越公園が現れます。

小屋(トイレではない)の向こうに階段があり、「モザイク模様林相展望所」という案内板があります。
階段を上がったところ。木々が邪魔をしているので展望はあまりよくありません。
結局展望ベストポジションは階段の途中でした。

これがモザイク模様林相というものなんですね。



ここからのラスト8kmは展望もなく、さらに黙々と走るのみです。
あぁ、久しぶりの集落です。
終点に到着。寄り道込みでスタートから3時間15分でした。距離は中小屋への寄り道を引いて57.4kmでした。池の窪や秋政、星の久保などで2.4km費やしたということでしょう。


アプローチが過酷な迷所を巡る 2日目 に戻る
一周走った感想としては、後半の広域基幹林道九郎山線はもういいかな、ということ。それと、六峰街道もエリアによってはどこにでもある山中路と変わらないというとも感じました。もちろん、全線走破したという達成感はたっぷりと感じられました。

周回コースを走る必要がないのであれば、緑資源基幹林道のまま日之影へ下るのもいいでしょうし、延岡側から六峰街道を上がってきて、緑資源基幹林道で諸塚か日之影に下りるというのも魅力的なコースではないでしょうか。
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