2日目  大斗の滝 諸塚山スカイライン 白滝
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延岡泊の時は毎度お世話になる「延寿荘」。右側が新館です。今回もいつものように素泊まりで予約していたのに、この日は朝食用におにぎり弁当を付けてくれました。おにぎりはパック式だったので、ひとつは昼食用にキープしました。

それはそうと、明け方に二日酔い的頭痛に襲われたんです。確か春の鹿児島の時もそうだったような・・・。汗をかいて体内の水分量が少ないからいつもと同じの量のビールでもそんな風になるんだろうと思いましたが、それならツーリングから帰った日は自宅でもそうなるはずですし。いつも家では飲まないノンアルコールビールと合わせて飲むのがいけないのかなぁ。起きる時間にはすっきりしているからまぁいいんですが。

7:30に出るつもりが、7:50になってしまいました。バイクはあれこれ準備が大変ですんで。
北方延岡道路で終点の北方ICまで。そこからR218を少し走って県道20号へ。
県道20号から見下ろす五ヶ瀬川は二度目ですが、いい眺めです。
六峰街道への入り口ってこんなにすぐのところだったとは。

ここからトランザルプで六峰街道へと突入したのはもう7年も前なんです。当時の写真を見てみると、2枚の案内板の間に立派な木の標柱がありました。あれがいい感じだったのに。

ポインタを当てると7年前の写真になります。


今回も7年前を思い出させる晴天なので、つい予定を変更して突入しちゃおうかと一瞬思いましたが、思いとどまって先へと進みます。

結局翌年来ちゃいました。
R388は酷道でもありますが、このエリアは超がつくほどの快走路です。
2日目最初の訪問地は大斗の滝です。

「おおとのたき」だとばかり思っていましたが、何と「おせりのたき」でありました。「尾迫の滝」という石標もありました。それなら「おせり」というのはわかる気がしますが、公式名称は「大斗」で「おせり」なのであります。
もう少し下流には河川プールがあったり、国道入り口には立派な食事処があったりもする、ちゃんとした観光地です。

遊歩道入り口には滝まで200mという案内板があります。
途中にこんな分岐がありますが、案内はなし。階段の幅からして右がメインだろうと判断。
その先にこの表示。
あっという間に滝にたどり着きました。なかなか見事じゃないですか、と近づいていくと・・・
見えていたのはおまけのような下段の滝で、上にはかなり落差のある滝があって、二段になっています。(と、この時点ではそう思うわけです)
ここから遊歩道を上がると、この上にさらに三カ所の滝見展望所があるんだそうです。
第二ポイント(公式名は第一展望台)はベンチがひとつあるだけです。
見える角度が変わります。ただ、上下の滝とも木の邪魔が多くなります。
さらに上がった第三ポイントはせり出しの展望台です。
ここまで上がって驚いたのは、上段の滝の落ち口の上にさらに二段の滝が見え、下にも新たに一段滝が見えたことです。全部で五段の滝ってことになります。色んな案内には三段って書かれていますが、間違いなく上にあと二段あります。

しかも滝からそう遠くない位置から見ているので、上は相当見上げますし、一番下は見下ろしになります。結果的にここがベストポイントだと思いました。

しかしこの滝、もちろん好みもあるでしょうが、姿・スケールからして、九州No.1と言っても言い過ぎでないくらいの素晴らしさです。東椎屋、福貴野のような直瀑にも別の魅力がありますけど、何と言っても姿の美しさは群を抜いています。上下の広がりに加えて奥行き感があるところがいいです。
一番上の第四ポイントまではジグザグ登です。
ここが終点です。
ここからは上の三段の様子はより分かりやすくなりますが、下の二段が見えにくくなります。木もちょっと邪魔ですし。

それでも色んな角度から見ることができるので、四カ所全てから眺めることを強くお勧めします。


それではいよいよ二日目のメインコースへと向かいます。
R327を諸塚方面へ向かっていると、山須原ダムの先でいい感じのポイントがありました。赤い橋がいいアクセントになってます。昨日みたいにグレーじゃないって素敵です。
R327は前に諸塚から日向まで走りましたが、自動車専用道か?っていうくらいの快走路でした。今日は午後に諸塚から椎葉までR327を走ります。この区間は初めてです。
諸塚から諸塚山スカイラインをぐるっと一周55km走ります。この部分は長いので独立レポートとしました。ご面倒ですが、下のリンクから移動をお願い致します。

諸塚山スカイライン
3時間と15分をかけて諸塚山スカイラインを一周し、再びR327へと戻ってきました。

このあたりではR265もR503の飯干峠越えも走ったことはあったのですが、R327の諸塚〜椎葉間は未走区間だったのです。
R327は新たに整備された快走路と未整備の狭路を繰り返しながら椎葉へと近づいて行きます。狭い部分でも酷道という感じはしませんでした。

あとはもうひとつ南のR388を大河内から美郷町まで抜けるというのも、残された大きな課題となりました。
旧265への分岐のすぐ先に・・・
新265への分岐が現れます。

椎葉周辺の酷道はもう南側だけになってしまいました。まぁ、椎葉の南側のR265とR388は維持はされるでしょうが、拡幅工事などはないでしょうねぇ。
次の目的地である「白滝」への入り口です。

滝見ポイントまで車で上がれるというのが魅力です。
ただし、そのアプローチの過酷さは今回のツーリングで最高です。
とにかく急勾配なので、途中で止まって写真を撮るのも一苦労です。もちろんこのルートも対向車が来ないという大前提で突入すべきでしょうが、離合ができるポイントは皆無ではありません。
舗装路なのにガレているというのは初めての経験かも。
過酷部分はおよそ1km(3〜4分)で、国道からは2kmほど。

駐車スペースはありますが、駐車場はなし。
滝をバックにしたおいしいポイントにFAZEを停めているみたいですが、ここしか水平な場所がなかったんです。
木が邪魔ではありますが、白滝という名の通り、岩肌を美しく流れ落ちるかなり大きな滝でした。アプローチは過酷ですが、滝好きなら見ておくべき滝だと思いました。


白滝からの下りは、エンジンブレーキが利くほどスピードが出せないので、ブレーキのみでとろとろと国道まで下りていきます。
馬見原からR218を東へ少し進み、蘇陽峡の方へ入り、手前から右へ。

舟の口水源へのアプローチは完璧に離合が不可能です。4〜500mってとこでしょうか。
しかも、ここは結構お客さんが多いようで、絶対に途中で鉢合わせなんてことが日常茶飯事のはず。私は10分程度しかいませんでした、その間ここに車2台が来て、1台が帰って行きましたから。
駐車場から下りていくと、養魚場なのか、釣り堀なのか、そんな施設と休憩所のような建物がありました。
両岸と駐車場側の岩肌からは湧水がどんどん流れ落ちてきています。
こちらからも。

ポリタンクを持って、水を汲みに来るタイプの水源地ではないようです。

蘇陽峡の長崎鼻展望所はずいぶん前に一度行って、ややがっかりだったんですが、その時こちらに立ち寄るべきでした。
諸塚山スカイラインの星の久保で朝食の残りのおにぎり1個をかじっただけだったので、小腹が空いてきました。今更ちゃんと食事をという気にもなれず、そうなるとここしかないでしょう。
さすがに馬見原バーガーはヘビー過ぎるので、今回は馬肉入り桜コロッケ¥240也。

阿蘇一の宮にあるとり宮の馬ロッケより一回り大きいです。味は甲乙つけ難し。大満足です。


2日目も予定していた箇所は全て行くことができました。今年まだ行っていない阿蘇エリアを抜けて帰りたい気もしましたが、中途半端に走り抜けるだけっていうのもどうかと思い、R218〜R445でさくっと御船ICに向かうことにしました。
御船IC手前10kmくらいの国道脇にある下鶴眼鏡橋に立ち寄り、カミさんに帰投予定メールを送信。そして、気合い入れの意味も込めて栄養ドリンクをぐいっと。
九州道はやはり大分道よりもハイペースでした。それでもアップダウンが少ないので、FAZEでも十分に流れに乗ることができました。

九州道ではグループ、ソロのたくさんのバイク乗りに追いついたり、追い抜かれたりしました。今回のツーリング中で、こんなにもバイク乗りを見かけることはありませんでした。
鳥栖JCTから渋滞開始。一時は完全に停車してましたが、その後は60km/h程度では流れていました。

基山PA先の筑紫野ICへと向かう下り坂から正常な流れに戻りました。


今回のルート図です。
都市高速経由で帰着は18:00。走行距離は363km

2日間の走行距離合計は743kmでした。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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