内田三連橋梁  花見ヶ岩公園  岩屋神社
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例年、梅雨入りと共にバイク休眠状態となるんですが、今年は梅雨の合間に県内ショートツーリングを目論んでおりました。が、結局梅雨の合間と休日のタイミングが合わないまま、梅雨末期の豪雨は激しさを増すばかり。ようやく予報にお日様マークが出たと思ったら、その日から先はお日様マークが並んでいます。梅雨明けのようです。明けてしまうと日差しが強まり、猛暑になりそうですが、行ったことがない場所ばかりをつないだコースなので、テンションは高く、珍しく決行の決意は揺らぎませんでした。

平日なので、カミさんを送り出してから8:15に出発。東へ向かうため市の中心部を抜けなければなりません。都市高速を使おうかとも思いましたが、こういう状況も珍しいので、バスレーンにずらりと並ぶバスを眺めつつ、北天神を抜けて箱崎方面へ。
八木山峠を通ること自体がほとんどないんですが、これがバイクでとなると一体いつ以来やら。記憶にあるのは2006年11月ですが、本当にそれ以来なんでしょうか。

DINKで八木山バイパスをお得に、とも考えましたが、終盤時間が押した場合に高速が使えないので、やはりFAZEでの出動にしました。

八木山峠は通行量が多いイメージがあるんですが、平日の朝だからなのか、このときはスイスイ走れました。
飯塚に下りてやってきたのは嘉穂劇場です。日時により中の見学もできるようですが、まだ10時前ですし、とりあえず現物を見ることができて気が済みました。
田川方面に向かおうとしたところで道ばたにチラッとアーケード街が見えたのでちょっと覗きます。道幅は先日行った唐津と同じ感じですが、賑わい方はずいぶん違います。ちょうど開店準備中のお店が多く見られました。

改めて田川方面へと向かいます。
初めて見る田川伊田駅は驚く程立派な駅舎です。
田川で気になっていたのはここ、石炭記念公園です。

二本煙突は想像よりも低く感じました。

今日は月曜なので博物館は休館ですが、とりあえず公園部分は見られるだろうということでやってきた次第です。
竪坑櫓もすごい。
妙にきれいな炭鉱住宅。博物館が開いている時は内部も見られるようです。

ひとまず気が済みましたので、次へ向かいます。
昨日まではどんより梅雨空だったのに、ビシッと切り替わった夏空です。気温は32℃くらいあるはずですが、走っていれば大して苦にはなりません。エンジンの熱を感じないスクーターというのも大きな要因だと思います。休憩の度に水分補給は欠かせませんが。
内田三連橋梁へたどり着くのは難易度高いと思っていましたが、小さな案内板がありました。
色んな人のブログ等で何度も見た橋を初めて生で見ます。

本当に丁寧に美しく作られたアーチ橋です。近代化産業遺産のひとつです。
周囲はこんなのどかな田園風景です。
反対の上流側は石組みで補強してあります。水圧への対策とのことです。
案内板を眺めていたら気動車が通りました。

そうと分かっていたら橋を渡るタイミングで狙ったのに。
そのまま県418を南下して英彦山へ向かいます。お昼時ですが、食堂はおろかコンビニさえもまるでありません。まぁ英彦山まで行けば何とかなるでしょう。

途中の油木ダムは10年ぶりで二度目です。

このあたりまで来るとずいぶん涼しく感じます。
英彦山が近づいてきました。このエリアをバイクで走るのは5〜6回目くらいですが、ソロは今回が初めてです。
結局英彦山の別所駐車場横にある小さな食堂まで、昼食のチャンスはありませんでした。
暑かったので「ぶっかけ冷やしそば」を注文したのですが、思いの外色々と乗っかっていて豪華でした。トマトもブロッコリーもきっちり冷えていて美味しく頂けました。
別所駐車場にも何度も来たことがあるわけですが、その端にこんな入り口があることを全く知りませんでした。
意外にも1分程度で目的地が近づいたようです。こんな季節だけに助かります。
たった数分歩いただけで、これほどの開放感が味わえるなんて!。

これまで別所駐車場と言えば、休憩&缶コーヒー&タバコ&おしゃべり&トイレなどという場所でしたが、何とももったいないことをしていたんでしょう。
反対側。スロープカーのレールが見えていました。

ここは涼しくて程良い風もあり、実に気持ちのいい場所でした。時間が許せばしばらくぼーっとしておきたかったですが、先へ進みます。
英彦山エリアでは一部R500が二手に分かれます。今日はソロなので初めて旧道を走ってみます。こんな感じです。一度通れば気が済むタイプです。
県道52と交差するところにある第四彦山川橋梁。

これ!というビューポイントがわかりませんでした。
R500を戻り、しゃくなげ荘から北に入り込みます。地図ではここからぐるっと深倉峡まで周回できることになっています。

しかし、いきなり道はこんな感じ。先が思いやられます。
かなり早い段階で止めて頂けて、むしろありがたいくらいです。英彦山大権現の入り口までは通行可能としているようで、そのすぐ先がこの写真です。

またまた先ほどの第四彦山川橋梁まで戻り、県52からさらに脇道へ。
深倉狭はきちっと整備されていて、案内表示も充実しています。
見たかったのはこの大注連縄。
大注連縄から少し進むと、きれいだった道が一変し、途端にこれです。こちら側も観光エリアまでは通行可能にしているようです。

再び県52の入り口まで戻ります。
宝珠山へはR500、R211とつないだ方が快適なのはわかってはいますが、ここはあえて険道へと変貌する県52を進みます。
険道52号は所々県道へと戻ることがあります。
東峰村との境にはトンネルがあります。
筑前岩屋までもう少しというところに展望所付きの竹棚田というのがありました。
比較的規模は小さめです。
筑前岩屋駅を一目見ればいいや、という気分で走り始めた県52ですが、以前テレビで見た岩屋神社に行きたくなりました。案内板に導かれて脇道へ。
かなり急な石段を上がります。
石段を上がると岩のトンネルがありまして・・・。
抜けると五百羅漢の向こうに本堂が見えてきます。

本堂への石段は角が取れて丸くなっていて、手すりにしっかりつかまらないと怖くて上れません。
本殿は茅杉皮重ね葺きの国重要文化財です。

本殿内部に祭られているご神体は宝珠石で、直接見ると目がつぶれるそうです。国東半島真玉にあるストーンサークルにもそんな伝説がありました。

以前テレビで見たのは、4年に一度行われるご神体の薦(こも)替えの儀式でした。作業をする二名の神官は厳重に目隠しをして作業をしていました。
本殿裏手は展望所のようになってますが、なぜか中央部分だけ手すりがありません。近づいてみると・・・。
鎖が吊してあり、下に下りられるようになってます。
下りた先は細い尾根状になっていて、岩場へと続いています。あそこからの眺めがいいんでしょう。行かない手はありません。

写真で見ると木々が茂っているので大して怖くは見えませんが、尾根左側はかなり切り立っていて、通ってみてはじめてちょっと怖さを感じられました。
先端岩場からの眺め。
振り返って、本堂が張り付いている岩山。
横から見るとこんな感じです。

非常に特徴的な神社を見ることができました。立ち寄って正解でした。
本来の目的であった筑前岩屋駅にも一応立ち寄ります。
ホームも見てみます。
筑前岩屋駅を過ぎると、県52はとても立派な道になります。道からきれいな5連アーチ橋が見えたので写真に収めます。

帰って調べてみると、筑前岩屋〜大行司間にはこのようなアーチ橋が他に二つあるそうです。いずれまた近くを通ったら探してみたいポイントとなりました。
R211に出たら小石原方面へ少し戻り、再び県52で杷木へ。杷木からは素直にR386を素直に三輪まで。平日午後で通勤時間帯前なので、非常にスムーズに流れます。その後はR386のひとつ南の県593などを通りつつ筑紫野へ。どこから高速に乗るか、都市高速だけでいいのか、意外に下道のままで十分か、などと考えながら帰ってきていましたが、平日昼間は思いの外スムーズです。結局最後まで一般道を通ったので、都市高速下の外環状の日陰の恩恵を受けることが出来ました。

オール一般道でしたが、目標5分前15:55に帰着することができました。走行距離は208kmでした。


普通の日帰りツーリングより時間も距離もちょっと短めですが、これくらいだとこんなに暑くてもそれほどへばらずに済みました。こういうのもいいなぁと思う一方で、往復200kmエリアってほぼ行き尽くした感もあるので、そうなるとやっぱり筑豊エリアになっちゃうのかなー、とも。
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