甲佐町やな場  石匠館  立神峡公園
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ツーリングシーズンとは言え、余り調子に乗ってバイクで出かけてばかりいると、カミさんの顰蹙を買うハメになるので、ちゃんと時々は一緒に出かけなければなりません。特に泊まりツーリングを目論んでいる直前などという場合は必須です。

そんな実に見え透いた分かりやすい動機ですが、出かけることにしました。条件としては出発時間が余り早くなくての日帰り。カミさん中心で考えれば、グルメも必須でしょう。で、ふと思い付いたのが甲佐町の簗(やな)場。一人で行くようなところでもなさそうだと勝手に思っていたため、私も未だに行ったことがありませんし、残暑の季節にはちょっと涼しげな感じの場所ですし、風情もありそうです。さらに、このエリアには石匠館立神峡という未踏スポットもあります。

やな場へ直行で11時着を目指して9時に出発(もちろん車)。筑紫野ICまで下道、そこから九州道を南下します。3連休中日ということで、交通量は比較的多め。渋滞というほどではないもの、流れは60〜100km/hと実に不安定で、前方でブレーキランプの点灯やハザード点滅がたびたび見えるために神経を使います。鳥栖JCTでずいぶん車は減ったものの、その後もたった1台ののんびりサンが原因のプチ渋滞が何度かありました。
北熊本SAは満車で入れなかったので、次の託麻PAで休憩。ハーレー軍団が休憩中でした。全部で33台、どれもこれもピカピカで薄曇りなのにメッキパーツが眩しく感じられました。

いつも思いますが、ハーレー乗りの人ってプロテクタ入りのウェアって絶対と言っていい位に着ませんよね。このときもじっくり観察してみましたが、ソフトパット入りの革ジャンを着ている人を一人だけ発見することができました。下はほとんどの人がGパンでした。
御船ICで高速を下り、R445、R443とつないで、メイン目的地である甲佐町のやな場へは予定より少々遅れて11:25に到着。

事前のネット予習でも「絶対に予約はしておくべき」というレビューはなかったので、飛び込みで行きましたが、11時台前半だったからすぐに席に案内してもらえました。ものすごい数の予約席が準備されていて、バスで大量のお客さんが到着していました。

緑川の一部を少し迂回させてやなをかけ、それをぐるっと囲むように五棟の建物が建っています。建物は全部または一部が川の中に建っています。
上の写真の右側の建物脇から。茅葺き二棟は窓なしオープンです。30℃近くまで上がった日でしたが、水辺は涼しく感じました。
初めてということで、Aコース(4200円くらい)とBコース(3800円くらい)をひとつずつ注文。

席に着くと間もなくこの三品が出てきます。刺身と南蛮漬けと「うるめ」という酒盗系のやつです。
しばらくすると、塩焼き&味噌焼きが来ます。どれもこれも美味です。

この後、「わんこ素麺」と「香の物」(ここまで両コース共通)が来まして、Aコースは鰻蒲焼きと白ご飯、Bコースは鮎めしで終了。鰻はかなりのクオリティですが、鮎めしも捨てがたいところ。
食事の後はやな場から数kmのところにある二股橋へ。私はちょうど2年前に一度来たことがありますが、せっかく石橋の里に来たんだし、石匠館の予習にはちょうどいいでしょう。

今回は前回よりちょっと水量が少なかったので、両方の橋が見えるポイントまで歩いて来られました。

それはそうと、右側の橋の近くに大きな銀杏の木が二本あり、大量の銀杏が地面に落ちてました。前回来たのは2年前の9月末でしたが、その時はこんなだった印象はありませんでした。
2年前にはなかったはずですが、ここもまた恋人の聖地になってました。恋人の聖地たる由縁は

このように見えることがあるんだそうで。

それはいいとして、恋人の聖地で「二股」ってのはどうかと思いますが、選定に当たってそういう突っ込みは入らなかったんでしょうかね。
さて、東陽町へと移動し、石匠館へ。

連休中ではありましたが、私らの他にいたのはキャンプ用品満載の3人組ライダーのみ。説明係の方からもの凄く丁寧な説明を受けておられました。帰りがけに若いカップルがひと組来ていました。位置的にも内容的にもまぁマニアックなところですから。入館料300円を払うと、立派なパンフレットと渋いモノクロ写真のポストカード(5枚入り)がもらえます。このポストカード誰に送るべきか、全くイメージがわきません。

石橋の作り方や周辺を初め日本や世界の石橋、石工たちの紹介、ちょっとした体験コーナーもあります。
残る目的地は立神峡のみとなりましたが、ちょっと時間があったので、県道25号で大通越を越えて五木村へ入り、白滝公園へ。
珍しいタイプの鍾乳洞なので、カミさんも見ておくべきと連れてきました。

2年前とは違って照明がカラフルに変わっています。赤・青・緑(他にもあったかも)と色が変わっていきます。

かなり山深く入ってきていて、ただでさえエアコンいらずの涼しさでしたが、鍾乳洞内の心地よさは格別でした。鍾乳洞は暑い日だと一層感動できます。
東陽町に戻って、ラスト目的地の立神峡公園へ。

吊り橋があるということで、立ち寄ろうと思ったわけですが、よく調べてみると吊り橋がもう一つあり、さらにはログハウスやロッジという宿泊施設やディスクゴルフなんかもあります。
管理棟に近い方の龍神橋をまず渡ります。
橋上からの眺め。右岸は絶壁になっています。その対岸では親子連れが川遊びをしています。
以前から興味はありながら、今日までやる機会がなかったディスクゴルフに初挑戦。

パットゴルフより遙かにお手軽で爽快感抜群!。これは面白い!。帰ってきて思わず調べてしまいましたが、九州には全部で13コースあるようですが、九州中部以南が多いんです。福岡からだと海の中道海浜公園が王道で、あとは吉野ヶ里か諫早でしょうかね。
結構へろへろになってきましたんで、ディスクゴルフ終了後、駐車場へ戻り、車でもう一つの吊り橋へ移動してきました。火の国橋という名称です。
火の国橋から上流方面。川が曲がっている部分で、ギリギリ上流側の吊り橋を見ることができません。
渡りきったところに五百羅漢がありました。わりと新しめのものが多く、風情としては今ひとつでしたが、まぁ公園内ですから。

目的地オール・コンプリートということで、帰路につきます。7年前のアポロ峠の帰り道にBachさんに案内された、実にわかりにくかったけれど覚えておくと非常に便利という、集落内の細道〜県道52〜県道32とつないでR218から松橋ICへ。県52に出てしまえば後は分かりやすいのですが、そこまでに二箇所ほど分岐で悩みました。まぁ今回はナビありなので、何とかなりました。
帰りは松橋から高速に乗ったので、大好きな緑川PAに寄ることが出来ました。そして、上り線にもありましたよ「ちくわサラダ」が!。あとは帰るだけという絶好の状況だったので、買って帰りました。

ちくわを開いて中にポテトサラダを詰め、それを磯辺揚げにしたものなんですが、期待通りの美味しさでした。食べやすさを追求しなければ、磯辺揚げにしない方があっさりしていいかもしれません。それなら家でも簡単にできますし。
今日のルートです。

高速での移動は、広川SA付近でも久留米ICを過ぎても順調そのものでした。それなのに表示にはずっと「鳥栖JCT〜筑紫野IC渋滞7km」。どう考えても長崎道や大分道から大量の車が流れ込んできているとしか思えません。

そして鳥栖JCT。合流地点でいきなり停止状態にまでなりました。ここから基山PA先の筑紫野ICへ向かう下り坂が始まるまでずっと渋滞が続きました。この原因と思われるのは日田で行われていたB-1グランプリで間違いないでしょう。なるほど、納得です。

それなりの渋滞には遭いましたが、他はほぼ順調で帰着は18:30。走行距離は367kmでした。
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