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筑紫野ICから九州道へ入り、山川PAで小休止。さらに高速を下りる前に託麻PAでナビやコンパクトカメラを装備します。
ちなみに服装ですが、この秋初めて標準(春秋)ジャケットとなりました。パンツは前回の六峠越えから標準パンツとなっています。ジャケットの下は夏仕様のままですが、ウィンドブレーカーを着ています。ややひんやり感じますが、寒いというほどではありません。 |
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御船ICを8:30に下り、R445、R218で東へ。奥地へ進むにつれて寒くなってきます。気温表示は17℃から15℃へ。
道の駅清和文楽邑で装備変更。フリースを着込みます。これ以上となるとレインウェアでしのぐしかありません。 |
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椎葉に向かう前に、馬見原のYショップでおにぎり等を調達。馬肉コロッケも考えていたんですが、10時くらいではそういう気分にはなれませんでした。Yショップは五ヶ瀬にもありました。
馬見原を過ぎて一旦宮崎県入り。時刻は10時を過ぎ、少し暖かくなってきた感じもします。ただ、20℃と表示されてますが、それほど暖かくはありません。 |
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さらに山深く入っていくと再び15℃という表示を目にしてしまいます。この気温が続くようだと厳しいですが、さすがにもう気温は上がってくる頃でしょう。 |
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この先突入する県道142号は不土野で工事規制がかかってます。近いところでの通行可能時間帯は11:30〜12:30です。このまま行くと少々早く着きそうなので、久しぶりに鶴富屋敷などがある旧道へ寄ってみることにします。 |
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初めてトランザルプで通ったとき以来じゃないでしょうか。ただでさえ、あんまり来ない上にバイパスが出来てからは通る必要性がなくなりましたんで。 |
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142号への入り口に工事規制情報が掲示されていましたが、「開放中」という表示です。いつでも通行できるようです。
去年のT2さんも記事中で書かれていましたが、事前に手を尽くして調べていても、現地に来てみると状況が違うなんていうのはもやは常識なのかもしれません。いい方に変わる分にはいいんですけどね。 |
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ダム堰が見下ろせる公園にちょいと立ち寄ります。ここから先、白水滝つり橋入り口までが未踏区間です。 |
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142号はなかなかの険道です。しかし、対向車は時々やってきます。しかも大型ダンプなんかも。 |
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ダム堰が大きいだけあり、日向椎葉湖はかなり大きく、長いこと続きます。 |
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何とこの険道、バス路線だったのであります。 |
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もうすこしでダム湖も終わりというところにある上福良橋。ダム堰から25分もかかっています。不土野の工事箇所まで20分程度で行けるかと思っていましたが、このペースだと50分近くになりそうです。 |
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ダムから離れるとより険道らしさが増してきます。 |
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そして工事箇所。ダム堰から40分程度でした。 |
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不土野集落にある不土野小学校です。 |
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門柱が丸太そのままっていうのが洒落てます。実際は門がないので、標柱ってところでしょうか。写真ではわかりませんが「椎葉村立不土野小学校」と筆文字で書かれています。
不土野集落を抜けると道は峠に向かってぐんぐん上り始めます。 |
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峠のちょい手前にある奥椎葉橋は立派です。この手前部分のみは橋に合わせて道幅も広くなっています。いつの日か険道も改良されて快走路となるという期待を込めて立派な橋を作ったんでしょう。 |
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そして不土野峠へ。長く感じましたが、上椎葉ダムから1時間でした。ここから先は再び熊本県へと戻ります。 |
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峠脇には年季の入った石碑があります。昭和41年に設置されています。当時の不土野林道は昭和26年に着工されたんだそうです。 |
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峠部分は熊本県側が露骨に舗装がきれいだったので、油断してましたが、県が変わっても険道は険道です。 |
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そして、二年前に全面通行止めで跳ね返された部分に到着。ついにリベンジを果たしました。
ポインタONで2年前に
ちなみに県142号ですが、上椎葉ダムからここまで対向車は10台程度でした。 |
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つり橋自体には行ったことがありますが、せっかくなんだからとまた来ちゃいました。
福岡から来られていた60歳くらいのご夫婦連れとしばしおしゃべりをしました。今から五ヶ瀬に抜けるのはこのまま進むのと諸塚へ回るのとどっちがいいかと訪ねられたので、どっちも厳しいですが距離がまるで違うからこのままがいいのでは、とアドバイスしました。八女ICの先のPAで車中泊したって言ってたけど、山川PAで全ての窓にシルバーの断熱シートを貼って停まっていた、似た感じの1BOXが停まってたんだよなぁ。ひょっとしたら同じ車の人だったのかもしれません。
馬見原で買ったおにぎりを補給してから橋へと向かいます。 |
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今回は写真もほとんど撮らずに黙々と最深部まで歩き、再び黙々と歩くというスタイルだと30分で往復できました。
この公園についての詳細はこちらをどうぞ。
前回カミさんと来たときも秋の3連休でしたが、その時は1時間と15分貸し切りでした。今回はご夫婦とのおしゃべり等も含め1時間滞在しましたが、私の他に5組もの観光客が来ていました。 |
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県道142へと戻り、湯前へと少し下った古屋敷というところから、村道古屋敷柳平線へと入ります。ここから7〜8kmのところに穴手尾の滝というのがあるらしいのです。道沿いにある、歩かずに見られるという大変お得な滝なのです。 |
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この村道はなかなかハードです。舗装は荒れ気味ですし、落ち葉や小石、木くずなどが結構散らばっています。
地図で見る限り、白蔵峠というところを越え、県161号を経由して五木村のR445へと抜けるようです。ここまで上級者向けだと、なんちゃって酷道・険道ファンの私は尻込みしてしまいます。T2さん、チャレンジせんかいな。
県道からの入り口にも、途中にも滝の案内が一切ないので、少々不安になってきます。 |
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道沿いに、現れました、穴手尾の滝です。道が狭く駐車スペースはありません。四輪だとどこかでUターンするとかしないと無理でしょう。ただ、通行する車両はほとんどないので、しばし停めておくことはできそうです。 |
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それにしても思った以上に立派な滝です。わざわざ来た甲斐がありました。写真ではわかりませんが、落差は25mあるので結構見上げるくらいの大きさです。
歩かずに道から眺められるというのは確かにお得ですが、アプローチが大変過ぎます。五ヶ瀬の白滝もアプローチが困難でした。
この手前の道沿いに「小麦尾の滝」「穴手尾の滝(雌滝)」(いずれも案内板あり)という二つの滝もありますが、いずれもちっこいです。特に雌滝は「ほう、これを滝と呼んじゃいますか」って感じでした。 |
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市房ダムまで下りてきました。これにて険道142号コンプリートです。(正確にはダム堰から国道へ出たので、今回はラスト数百m走ってません) |
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ダム下のループを通って・・・。 |
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2kmほど先からフルーティーロードという広域農道(左)に入り、R219へと向かいます。 |
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R219との合流交差点は一時停止があるのみでした。ここを左折し、宮崎方面へ向かいます。 |
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ここから先、西米良までのR219は超がつくほどの快走路です。 |
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西米良村役場がある三叉路から東側は未踏ルートです。
三叉路からすぐのところに西米良物産館という立派な建物があります。ここは売店の他にトイレ、バス待合所、JA西米良支所、商工会議所、多目的室などがあります。売店はちっこいです。 |
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集落を抜けてしばらく下っていくと、独特の形の橋が見えてきます。
「かりこぼうず大橋」という、木造車道橋としては日本一の大きさの橋です。宮崎県産の杉材の需要拡大等を目的として作られたんだそうです。地図で見る限りでは対岸を経由して村役場へと戻る道へと渡るだけのようです。
一瞬、朧大橋を思い浮かべましたが、目立つし日本一だし、県産の杉6000本使っているわけだし、アピール度が違いますわな。また、橋の横には川の駅百菜館という食事処付きの直売所もあります。
ちなみに「かりこぼうず」というのは西米良伝承の河童伝承(山の神)のことだそうです。 |
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一ツ瀬川がダム湖となりしばらく行くと、湖の駅があります。ここも川の駅同様、食事処付きの売店です。直売所色は強くありません。 |
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R219をさらに下ると、湖面に映り込んでたらこ唇のような赤い橋があり・・・。 |
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白いつり橋やトンネルを経由して・・・。 |
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ダム堰へと下りてきます。川がダム湖になってからここまでずいぶん長く感じました。 |
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R219をさらに下り、西都、佐土原を経由して宮崎入り。ほぼ日没時刻くらいでしたが、何とか明るさがあったので、宿入り前に宮崎神宮へ寄ってみました。ここは初めてです。ただ、拝殿前の門がすでに閉じていて、参拝することはできませんでした。 |
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福井の時、小浜で給油できなかった反省を生かし、市街地に入って最初に見かけたスタンドで給油をきっちりすませてから(9.67L 38.0km/L)ホテルへチェックイン。到着は18時ちょい前でした。
こういう時は得てしてそんなもんですが、ホテルの数軒先にセルフのスタンドがありました。
今日のルートです。初日の走行距離は367kmでした。 |
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