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今週末は雨予報。来週も梅雨空が続くとのこと。その前に二日間だけ梅雨の中休みとなりました。平日の出動となれば、迷わず佐賀のダム巡り後半の部です。今回は一度の出動では最多の10ヶ所プラス前回カードをもらえなかった1ヶ所の合計11のダムを巡ります。時間に制約のある平日だけに、テンポ良くまわることを心がけていきます。

カミさんの出勤よりも早く7:30に出発。三瀬峠越えでR263を南下し、R34〜R207とつないで白石町へ。最後に時間切れになってしまうことも考えて、最南部の4つのダムから反時計回りに伊万里方面へ戻って来るルートとしました。伊万里周辺なら残っても後日どうにかなるでしょうから。
最初は深浦ダムです。

去年の春、佐賀県内をぐるっと回り、最後に桜の里へ寄った帰りに通りがかり、「へぇ、こんなところにダムがあるんだ」と思ったところでした。
考えられないほど小さなダム湖です。湖というよりため池レベルです。

前回佐賀北部のダムを巡った時は、初めてだったので特に何も感じませんでしたが、佐賀県オリジナルダムカードの写真は国交省のものよりいい感じのものが圧倒的に多いです。
二ヶ所目は中木場ダム。深浦ダムからさらに南下し、鹿島市へ入り、R444で長崎との県境の少し手前にあります。このルートはダム建設中の頃から時々通っていました。

竣工からもう7年にもなるんですね。
二ヶ所目で早くも「巡回中」の洗礼を受けてしまいました。10分ほど待ってみましたが、戻って来られなかったので、泣く泣く歩を進めることにしました。

しかし、寄りにも寄って一番遠いダムが再履修となるとは・・・。まぁ、鹿島や島原方面へ行く機会は少なくはないので、ついでに寄ればいいんですが、平日限定となるとなかなか。カード獲得はいつになることやら。
R444を鹿島方面へ戻り、途中から北へ分岐する県289で三ヶ所目の横竹ダムへと向かいます。

ダム巡りという目的がなければ間違いなく通ることのなかったルートでしょう。山間部の三桁県道の割には走りやすい道でした。
横竹ダムへ到着。

ここはダム堰のすぐ横が小さな公園になっています。
管理員の方が少し前に巡回から帰ってこられたタイミングでした。

中木場ダムでの話をして、「巡回」とはどれくらいの時間を要するものかを尋ねたところ、ダムの規模にもよって違うそうですが、中木場なら1時間以上かかるとのこと。でも、大体はダム周辺を車で巡回することが多いらしいので、一周しながら管理員を捜し、出会えればカード発行しに戻ってくれるでしょうとのアドバイスを頂きました。じっと待つとか出直すよりは効率がいいと思いますよ、と。
横竹ダムから下り、民家の横の細道を抜けて県303へ。ここも普通なら通らないルートでしょう。

当然ナビはこんなルートを辿りませんので、この部分のみ詳細地図をプリントアウトしておき、ナビは現在地確認のために使います。
県303は林道多良岳横断線(左側)と交差しています。

多良岳横断線は東彼杵半島の西側にも通っていたことは知りませんでした。以前走ったとき(2001年なのでレポはなし)は、R444からスタートしたんですが、確かにその時「まだ手前側もあるな」って思った記憶があります。帰ってから調べてみると、写真左の道を進むと、嬉野の立岩展望台へとつながっていることがわかりました。このあたりはまだまだ未知の部分が多く残っています。修行が足りませぬ。
県303は三桁県道らしい道でした。走行中の通行車両はなし。
県303は、嬉野〜大村を山中路で結ぶ県道6号へとぶつかります。県道6号へ出たら、北上し嬉野方面へ。

県303は純然たる山中路でしたが、県6号に出た途端に田んぼ、茶畑、民家などが多く見られました。
県6号で嬉野の中心部に出る2kmほど手前に岩屋川内ダムはあります。4ヶ所目です。
まだ4ヶ所目なのに、早くも二度目の「巡回中」とは!。

横竹ダムで頂いたアドバイスを忠実に実行すべく、ダム湖の周回路をゆっくりと一周してみました。上流側が小さな公園らしく整備されていました。しかし、管理員の方もクルマも発見できず。
半ば諦めて、堰堤の写真を撮るために管理棟の裏手に回っていくと、エアコンの室外機が動いています。よくよく見ると事務所と思われる部屋の電灯も点いています。

もしや・・・とインターホンを押すと返事がありました。単なる札の返し忘れだったようです。危ないところでした。
当初は嬉野のジョイフルで昼食の予定でしたが、時間が足りなくなる恐れがあるため、またもやコンビニおにぎりを仕込むことにしました。

「嬉野リング」のところでちょうど信号待ちになり、思わずシャッターを押しました。
長崎道の嬉野ICは料金所を抜けて、本線に向かうあたりで、武雄市の市境を示す表示がありました。嬉野ICは半分武雄市にあるんですね。何度も通っていますが、初めて知りました。

また、R34沿いにある温泉旅館「嬉野館」が工事されていました。外装リフォームなら営業しながらするでしょうが、入り口付近ががらんとしていたので、営業はしていないようです。取り壊しという割りには丁寧に足場が組まれていたようでしたし・・・。

帰って調べてみたら、この春に営業不振で閉館しており、その後すぐに京都の会社が取得。改装をしてこの夏に営業を再開する予定だそうです。佐賀新聞サイト

近くに格安の神泉閣ができて、ダメージを受けていたんでしょうか。
県45、県102とつないで5ヶ所目の矢筈ダムへ。ダム堰の下は公園(グランド)になっています。川はどこにいったんでしょう?

地図では堰堤下からまっすぐに川があるので、グランドの下か脇を通っているんでしょう。
矢筈ダムの周囲も公園化されていて、イラスト案内板によれば、周回路や展望広場、テニスコートなどもあるようです。公園化されているせいなのか、管理棟もかわいらしい感じです。

ダム湖の奥に見える橋は長崎道です。ダム湖の上を高速道路が通るって珍しいのでは?

公園のベンチでおにぎりをかじっていたら、ここから見える長崎道の橋の上で、覆面パトが違反車?を停車させるための警告を発する瞬間を目撃してしまいました。

お店での昼食を断念したこともあり、この時点で、ずいぶん時間にゆとりがでてきました。
矢筈ダム〜狩立・日の峯ダムへのルートが本日のハイライト。

素直に県道と国道を辿っても2km程度しか遠回りにしかならないんですが、ここはあえて最短ルートを目指します。
先日行った神六山の近くなんですが、このあたりは県104の両側に網の目のように細道が通っています。分岐が多いのでナビで現在地を把握しながら移動しないと大変なことになりそうです。こういう場合は私は北固定表示にしています。

もちろん、この部分もプリントアウトしてあります。県303の部分でもそうでしたが、短い区間だったこともあり途中で止まって地図を確認することなく想定ルートを辿れましたが、やっぱり紙地図があると安心するのは昭和の人なのです。
県104へ出られました。長崎県側は道幅が狭く、カーブも傾斜も急ですが、登り切ると上は高原状になっていて割とフラットです。

佐賀県に入ると二車線の快走路になります。
県104で佐賀県に入ってすぐ、県境に沿って西へ辿る細道を進みます。

その後最初の分岐を右へ。ちなみにこの分岐から先はナビには表示されない道でした。
多少予定とは違うルートだとしても、方向さえ間違わなければ何とかなるとは思っていましたが、何度もイメトレしていたおかげか、思っていた通りのルートを辿れました。
本日6ヶ所目の狩立、日の峯ダムです。

すぐ近くに二つのダムが並んでいて、その真ん中に共通の管理事務所があります。ちなみにこのダムはなぜかWeb地図では表示されません(地理院地図には表記あり)。
大きい方の狩立ダム堰堤。 狩立側ダム湖。
小さい方の日の峯ダム堰堤。



堰堤下の放水口の先は、川と言うより水路という程度です。こんな川でも貯めれば貯まるもんです。
日の峯側ダム湖。二つのダムは連絡水路でつながっています。
周回路、グランド、公園があります。ウォーキングに来ている人がいました。若い女性一人でしたが、人気がなさすぎて少々危険ではないかと余計な心配をしてしまいました。

管理事務所と同様にカードも共通です。
狩立ダムから先は分かりやすい道ばかりです。R35から有田のメインストリートを抜けて、山あいにある有田ダムへ。7ヶ所目です。見るからに歴史がありそうな感じです。帰って調べてみたら昭和36年の竣工でした。

昭和23年の洪水で、流域は大水害に見舞われ、洪水・渇水対策に作られたダムということです。
平日にも関わらず、釣り人がぽつりぽつりと見られました。
有田ダムのダム湖を上流側に辿り、県281を経由し8ヶ所目の竜門ダムへ。5日前に行った熊本県のダムと同名(字も同じ)です。
こちらは昭和51年に竣工で、有田ダム同様、昭和42年に下流域で洪水災害があったんだそうです。

堰堤向こうの岩山がいかにも黒髪山山系って感じです。
ダム湖の周回路は時計回りに一方通行になっています。

ダム湖奥には竜門峡キャンプ場があり、青螺山・黒髪山の登山口もあります。また、竜門の清水は名水百選です。周回路沿いにわき水を汲む場所がありましたが、このダムに注ぐ水全体を差す言葉のようです。

また、キャンプ場横には龍水亭という立派な料理店もあります。鯉や鰻、さらにはステーキまで食べられるようです。一度来てみたいもんです。
ダム湖の奥に見えるのが青螺山です。その隣の黒髪山には登ったことがあります。
竜門ダムから下り、R202から県26に回り込み、9ヶ所目のラスト、都川内ダムへ。見るからに新しいダムで、平成14年に竣工です。

そして、本日ラストでまたしても「巡回中」。
こちらのダムも公園化されていて、周回路があります。アドバイスに従ってゆっくりと周回路を回ってみましたが、職員の方とは遭遇できず。上流部では流入部分を見ましたが、こちらも本当に小さな小さな川でした。この時点では十分時間にゆとりがあったので、ダム湖を眺めながら、上写真の洒落た東屋でしばらく待ってみましたが、戻って来られなかったので、到着から25分後に断念。まぁ、ここなら伊万里にくるついでに立ち寄れますし。


今日のダム巡りは以上ですが、帰りに前回「巡回中」だった本部ダムに寄ります。
二度目は無事にカードを頂けました。ただ、たった今巡回から戻ってきたという感じでした。都川内で25分粘らなければこちらも危うかったかもしれません。
本部ダムから井手口川ダムを経由して、県38で相知へ向かうイメージだったのですが、前回のイメージが残っていたせいか県32を辿ってしまいました。

相知からは恒例の県40〜西九州道〜旧二丈浜玉〜県49で福岡へ。

ひょっとするとラストの本部ダムは時間ぎりぎりの17:00くらいになるかもしれないと思っていましたが、昼食をはじめ、とにかくシャキシャキ動いたせいで、終わってみれば相当早く行動終了となり、帰宅後もゆっくりできました。

ダムカードを主目的としたツーリングは今回で3回目。初回5枚、二回目4枚、そして今回が8枚取得。九州全体ではカード発行ダムは24ヶ所なので、すでに7割完了、あと7枚です。ダムカードメインのツーリングはあと、福岡の2ダム&耶馬溪を目指す1回のみとなりそうです。

本日の走行距離は258kmでした。
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