と 信州ちょい巡り

  

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積年の課題であった紀伊半島とお伊勢参り。これまで何となくしか考えてこなかったので、少しちゃんと考えてみました。すると、行きたい所(伊勢神宮、那智の滝、潮岬、高野山周辺、鳥羽スカイライン 等)を全部回るには現地1泊では厳しいという現実に直面したのであります。中でも両宮の参拝やおかげ横丁など時間がかかる伊勢神宮だけは、ツーリングではない旅行の際に行っておく方がよさそうだという結論に達し、旅行会社企画の参拝ツアーにカミさん共々参加することと相成りました(何しろ楽でリーズナブル)。

福岡空港8時集合ということで、7時前の出発予定でしたが、福岡では未明から豪雨&激しい雷。十分に災害が発生するレベルなので、早起きしてラジオで確認すると、福岡の南部エリアでは土砂災害警戒情報とか、避難勧告とかがガンガン出されています。駅までの移動だけでもずぶ濡れになりそうなので、タクシーを呼ぼうかと考えていたら出発時には小降りになりました。
それでも雨雲がかなりあったようで、離陸時からしばらくは相当揺れました。揺れがひどいということで、機内サービスからホットコーヒーが外されていました。

着陸時は雲も少なく、穏やかに中部国際空港(セントレア)へ。この空港に来るのは初めてです。
空港からバスで2時間ちょい、内宮へ到着。本来は外宮からの参拝がセオリーですが、昼食時間の兼ね合いで内宮からとなりました。

観光バスなので、宇治橋のすぐ横まで乗ったままでOK。これもツアー旅行の特典。

夏休み期間中とは言え、この日は平日。式年遷宮の翌年なので少しは落ち着いたかと思いきや、とんでもない賑わいです。
内宮の参道は右側通行、そして参道の真ん中は神様の通り道ということで参拝者は通らないようにするそうです。

参拝客は中高年層が多いというイメージでしたが、老若男女バランス良くという感じでした。アウトレットモールの客層と変わらない感じです。厳かさは余り感じられず、観光地という雰囲気です。
手水舎が参道右側にあるので、右側通行という習わしなんだそうです。ちなみに外宮は逆です。
手水舎の先にある五十鈴川の御手洗場。

結局二度手を清める人(私も)がほとんどのようでした。
正宮が近づいてきました。
石段から先は撮影禁止。

拝殿には賽銭箱がありません。私幣禁断と言って、天皇陛下以外のお供えが許されていないからだそうです。ツアー旅行だと、こういった参拝に関する情報をあらかじめ教えてもらえるのもいい点です。そうでなければ私も正宮で賽銭を投げ入れていたことでしょう。あと、お願い事は正宮ではなく別宮にてするということでした。
続いて別宮へ。石段を一旦上りその後下ったところに荒祭宮はあります。
とにかく伊勢神宮は社殿がシンプルです。

ここは参拝するのに行列が出来ていました。
昨年秋に敦賀の気比神社で手にして以来、ずっと空白のままだった御朱印帳の最初の2ページがようやく埋まります。

これまで御朱印を頂いた神社の中でメジャーどころと言えば宇佐神宮と霧島神宮。宇佐神宮は午前中だったので普通に頂けましたが、霧島では少しですが行列が出来ていました。伊勢神宮クラスになるとどれほどのものなのかと思っていましたが、意外にも並んでいるのは5〜6人程度。さらにその中の3人はたまたまそこに立ち尽くしていただけだったようで、後ろに人が並ぶと慌てて立ち去りました。さらにもう一人は御朱印ではなかったようで、結局一人分待っただけで御朱印を頂けました。

伊勢神宮は通称で、正式名称は「神宮」。真ん中にはどう書かれるのかと楽しみにしていたら、伊勢神宮以外では許されないであろうシンプルさでした。
社務所前から参道が延びている風日祈宮へも参拝します。橋を渡り五十鈴川の対岸へ。
すぐ横で工事が行われているので少々興ざめではありますが、きちんと参拝をします。

これにて外宮参拝は終了。
参拝後はおはらい町通りを経由しておかげ横丁へ向かいます。

こんなにも人が多いところは慣れていないので、すっかりエネルギーを消耗してしまい、途中の冷やし白酒で立て直しました。さすがに飲む点滴と呼ばれるだけあって、へばりかけていた身体が立ち直りました(単純なので、気分的なものでしょうけど)。
おー、これが赤福本店か。

福岡人としては博多ぶらぶらがあるので、赤福自体には余り興味が沸かないわけですが、せっかく夏に来たことだし、赤福氷というものは味わってみたいものです。

福岡でも櫛田神社の近くのカフェか何かで「博多ぶらぶら氷」って売り出せばいいのに。
おかげ横丁にある、牛肉専門店「豚捨」でコロッケを。それからせっかくなので伊勢うどんと赤福氷も頂きました。コロッケは観光地という立地に甘えない美味しさ、伊勢うどんは想像通り、赤福氷は暑かっただけに身にしみ入りました。ツアー旅行ながら、自由食を選べるというのも今回の企画は良かったです。

この頃から空が暗くなり、遠くの雷鳴が聞こえてきていました。

カミさんはおかげ横丁入り口にあったお店で、おかげ犬のぬいぐるみをつい買ってしまったのでありました。これは衝動買いをさせるだけの出来映えだと私も思います。

結局バスに戻るまでポツリポツリ程度の雨で済み、走り出した途端に普通程度に降り始めました。
外宮へはバスで10分足らず。こちらは内宮のような観光地的空気感がありません。雨は小雨でしたが、境内に入ってすぐくらいに止んでくれました。
外宮の参道は左側通行です。
拝殿前。鳥居の向こうは撮影禁止。ここも内宮同様賽銭箱はありません。
別宮「風宮」
同じく「土宮」
長い石段を上がって・・・
「多賀宮」
想像通りの御朱印。内宮とは少し印の字体が違っています。

これにて今回の旅の主目的は無事に達成できました。
外宮の後はツアー旅行らしく昭和の雰囲気がプンプンする真珠屋に立ち寄り、その後は高速でひたすら宿泊地の名古屋へ。鈴鹿付近での事故渋滞を避けるべく一般道をしばらく走った影響もあり、予定より1時間近く遅い19:20にホテル着。翌日の予報は曇り時々雨、激しく降るとのこと。あとは今日同様に運次第というところでしょうか。


初日のルートです。
そして2日目。目覚めると外は豪雨。さすがに今日は覚悟をせねばと思ったものの、出発時には小降りになりました。

名古屋高速〜東名〜中央高速を経て園原ICへ。園原IC手前の恵那山トンネルは9km近くある長い長いトンネルでした。九州にある長いトンネルは6km程度なので、さすがに本土は凄いと感動しました。

午前中はヘブンスそのはらというところへ。本来は午後に来る予定でしたが、天竜舟下りが混雑しているとのことで、スケジュールの入れ替えとなりました。午前中の方が雨の心配が少なそうなのでこの変更はラッキーかも。

ここは冬場はスキー場だそうです。全長2500m、15分もかかるゴンドラで一気に山上へ。
標高はご覧の通り。11:00くらいでしたが、気温は19.9℃でめちゃめちゃ快適です。
そして、ここにもこれが。全国に127ヶ所らしいけど、もっとあるんじゃないかと思ってしまうほど、あちこちで目にしている気がします。
ゴンドラを下りたら緩い下りを歩きます。歩くのが嫌な人にはローラースライダーがあります。ここは冬場は初心者コースになるようです。
こちらは中上級コースかな。

このリフトに7分ほど乗ると標高1600mの展望台まで行けます。本当は行きたかったんですが、時間が足らんのです。こういう部分はツアー旅行の宿命とも言える部分です。ゴンドラに一番乗りをして、スライダーで坂を下り、ダッシュでリフトに乗れば不可能ではない位の時間設定でした。

1600m地点からはバスが出ていて山小屋まで行けて、そこから登山道で富士見台高原(1739m)まで行けるようです。そのバスって一体どこから上がったんでしょうか?
坂を下りきった所には結構しっかり花が育てられていて、非常にきれいです。
うさぎの他にポニー、ヤギ、あと犬もいました。
帰りはゴンドラ乗り場までリフトで。ここの足元にもずっと花が育てられていました。
信州そばと五平餅などの昼食の後は天竜舟下り。個人旅だとほぼ間違いなくパスしてしまうアトラクションですから、これもツアー旅ならではの体験です。

この建物の中で乗船待ちをするのですが、ここで売られている土産物が強烈でした。懐かしい「のりピー人形」が2個100円で売られていましたし、天竜川とか信州とまるで関係のないグッズ(七福神とか浮世絵タオルとか)が多数並んでいるんです。
小雨なので、舟にはビニールシートがかぶせられ、ビニールハウスのような状態になっています。
一番最後に乗り込んだら、船首部最前列でした。

流れの緩い部分では船首部分の船頭さんが櫂で漕ぐんです。船尾の人は操舵とアナウンス担当でした。

それはそうと、降っていた雨が、舟が動き始めてしばらくすると止んでくれました。今回の旅では、雨に関しては相当の強運に恵まれています。そういう強運な方がご一行の中にいらっしゃったのでしょう。
途中で出会ったラフティングの若者達。
流れの激しい部分が近づいてきました。
そういう部分ではしぶき除けのビニールシートを上げて身を守ります。最前席だったので、正面側からの水しぶきの方が余程強烈でした。

ただ、確かにしぶきはバシャって来るんですが、舟自体の揺れはほとんどないと言っていい程度で、映像で見る印象とはずいぶん違ってスリルを感じることのない安定した乗り物でした。
下流側の時又港へ到着。最前列は乗り降りも楽勝です。最後尾の人は乗るときも下りるときも結構な距離を這って移動しなければならず大変そうです。
舟はすぐにクレーンでつり上げられ、トラックで上流へ運ばれていきます。午前中に見たローラースライダーと同じです。

これにて全行程が終了です。あとはバスで空港へ向かうのみ。
2日目のコースです。

一般道の細かい部分は実際と違っているかもしれません。
全日程を無事に終えて、再び中部国際空港へ。

どえりゃ〜楽だったので、きっと紀伊半島も主要箇所はツアー旅行で行くことになるでしょう。主要箇所が行き終わっていれば、現地1泊のツーリングでも結構行きたいところをまわれるでしょうし。

食堂街では空席待ちのお客さんが目立つ中、豚骨ラーメンの店はゆったりとしていました。私らはきしめんと味噌カツで迷いましたが、味噌カツを選択しました。
お土産(全てえびせん)を買い込み、ゆっくりしたかったのでさっさと搭乗口へ来てみると、テレビも売店もなくて(自販機のみあり)、少々退屈でした。手荷物検査場まで戻れば売店はあるんですが、そうまでする気力が残っていませんでした。初めての空港は勝手がわかりません。


福岡空港着が21:50、帰宅は22:50くらい。明日は朝から帰省中の弟一家と佐世保方面へ1泊旅行というハードスケジュールです。

ちなみに翌日からの佐世保での2日間ですが、今回の二日間同様曇り時々雨という予報は同じでしたが、行動中も移動中も大体ずっと雨でした。
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