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ふと気付けば今年の秋は余りにもバイクに乗っていません。泊まり旅は台風接近で車での出動でしたし、農業祭とか葬儀とかもあり、9月に日帰りで二度乗って以来、FAZEはずっとミラの後ろで眠ったままになっています。さすがに禁断症状が出てきましたし、冬の足音も近づいてきていますので、取り急ぎ出動することにしました。しかし、今週末も予報に傘マークが付いていますんで、平日出動することにしました。時間が余り取れない平日出動ですが、格好の目的地があるんです。もう10年くらい前から「そのうち行こう」と思っていた瀬高町の清水寺です。距離もほどほどですし、寺用の御朱印帳も入手したので、一気に行く気が沸いてきました。

8:30に出発。今日は立冬ですが、2〜3日前のような冷え込みはなく、実に穏やかな感じです。

途中、鳥栖市内で県17とR34が交わるところにあった鳥栖シティモール(ゆめタウン、コジマがあった)が広大な更地になっていたのには驚きました。去年、高良大社とかに行った時はすでに営業は終わっていたようですが、まだ建物はあったと記憶しています。
せっかく瀬高まで行くのだからついでにどこか行くとこないかな、と思っていてひらめいたのがここ、久留米の水天宮。全国にある水天宮の総本宮という、極めて格の高いお宮なのです。

この付近の道は幾度となく通ってきましたが、ここを訪れるのは今日が初めてです。

入り口の鳥居から筑後川(向かって左手)に沿って参道が延びています。比較的長めの参道には立派な石灯籠がいくつも建てられています。
立派な拝殿です。

拝殿には千木・鰹木がありませんが、すぐ後ろの本殿にはありました。
御朱印を頂きました。社務所には巫女さんが二人もいました。七五三の時期とは言え、参拝客が結構いるんでしょう。

ちなみに八幡宮の総本宮は宇佐神宮ですが、太宰府は天満宮の総本宮ではありません。と言うより、天満宮には総本宮というものがありません。太宰府天満宮は北野天満宮、防府天満宮と共に日本三大天神のひとつとされているようです。
すぐ横は筑後川です。堰堤の上に神社があるような感じです。
瀬高へと向かう途中に新しく出来ていた「道の駅おおき」に立ち寄ってみました。特になんて事はありませんでしたが、「ひしの実」が売られていました。


柳川付近を走っているとき、道脇に「真言宗 釈迦寺 大仏 平和記念資料館あり」という看板を見つけ、非常に気になったので、帰ってから調べてみましたが、「う〜む」という感じでした。
瀬高に入って、下庄八幡神社にちょい寄り道。近くの中学校のスケッチ会なのか、神社内だけでなく、この周辺は画板や画材道具を広げた中学生があちこちで見られました。

とても参拝できる雰囲気ではなかったので、早々に立ち去ります。

それにしてもR443旧道を久々に通りましたが、瀬高の町の寂れ具合が身に染みました。食事処がほとんど見当たらない上に、廃墟になったコンビニがありました。R443バイパスが出来て、旧道の通行量が減ったんでしょう。

そもそも、今は「瀬高」という地名はほとんど聞きません。合併して私の大嫌いな平仮名地名である「みやま市」になってしまいましたんで。そんなこともあり、当レポではムキになって「瀬高」を使っているのでございます。
瀬高の町を抜け、九州道のみやまICのところから少し山側へ入り込んだところに清水寺はあります。他と区別するためか、「本吉山 清水寺」という表記も見られます。

観光バスも停められる広々とした駐車場から遊歩道を1〜2分歩いたところにある、本坊庭園。国指定名勝で、雪舟が作ったと伝えられているそうです。前方の建物の左側に玄関があり、そこで靴を脱いで中に入ります。
玄関を上がったところに小さな賽銭箱があり、そこに拝観料300円を投入します。中に入ったところはこんな感じ。この部屋から庭を眺めるわけです。庭に下りることはできません。
木々の葉はわずかに色づき始めたというところです。新緑と紅葉の季節は特に美しいらしいです。

清水寺公式サイトへ


公式サイトはさらっと見てはいたんですが、もっとスケールの大きな庭園を想像していました。下りて歩けるなら、広さや奥行き感を実感できるんでしょうけどね。
遊歩道を小川沿いに上り、お寺へと向かいます。

車道も右側に並行していて、この先で遊歩道は車道へと合流します。
5〜6分くらい歩いたところにある五百羅漢。

写真右手に小川があり、小川を挟んで車道です。
五百羅漢に沿って歩いて行くと、仁王門が見えてきました。
説明がないと仁王門なのかわからない、仁王門。顔をくっつけて覗き込まないと中の仁王像は見えません。

ここから参道と車道が分かれます。
車道ではない方の参道を少し進むと、すぐ先にある鳥居の脇に10台分くらいの駐車スペースがありました。省エネ参拝の場合はここまで乗り物に乗ってくるのがいいでしょう。仁王門先で分かれた車道はかなり上まで行けますが、案内板に駐車場の表記はありませんでした。上の本堂から三重の塔へ歩いて行っている時に、反対側から小さい子供とお年寄りのいる家族連れとすれ違ったので、きっと上にもここと同じような駐車スペースがあると思われます。

それにしても、お寺なのに鳥居です。神額(仏額?)には「清水寺」と刻まれています。
ここから石段が続きます。

下2/3くらいは苔のため、滑りやすくなっています。上の方は石段自体の素材が異なっていて、滑らなくなっています。
131段で楼門へ。

案内板によると、

造営当時は桧皮葺だったが、現在は銅板葺。
階上には釈迦如来、文殊菩薩、四天王像が安置されている

とのことです。
さらに石段は続きます。所々に踏むとぐらっと動く部分があり、結構スリリングです。
楼門から95段、鳥居の所から合計226段で本堂へと到着。
本堂はかなり立派です。
手前に阿弥陀堂。
本堂脇奥になで仏。
御朱印を頂きました。
寺務所脇から少し歩くと三重の塔があります。

14年をかけて1836年に完成させ、その後昭和41年に大規模な補修を終え、現在の姿になっているそうです。
三重の塔と向かい合うようにある秩父観音。

このままさらに進むと、展望台のある清水公園に向かうのですが、上り坂だし、駐車場からさらに離れるのでここで引き返します。再訪の機会があれば、上まで乗り物で上がって来ることにします。
寺務所前にある休憩所のベンチは「うなぎの若松屋」と「カメヤマローソク」ってとこがいいですね。
清水寺を後にし、来るときには通らなかったR443バイパスを通り、道の駅みやまをちら見しつつ、柳川へ。柳川で遅い昼食の後は、神崎〜県21〜R263三瀬峠経由で一気に帰ります。

今日のルートです。

帰りの三瀬峠以外はほとんど市街地or郊外ルートでしたが、久々のFAZEはのんびりペースでも結構楽しめました。満足感が高かった割りには距離は大したことなく、154kmでした。
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