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ちょっと前に、スズキからバーグマン200というスクーターが出ていることを知りました。FAZEより排気量は少ないものの車重は20kg程軽く、巨大メットインとロングスクリーンを備えていて、非常に気になる存在です。ただ、ライバル車であるPCX150マジェスティSと比べて価格が高く、FORZA Siとほぼ同じという何とも微妙な所に位置しているせいか、不人気というかマイナーというか、取り扱っている店がほとんどない状態です。実車を見ること自体が困難なのに、ましてや試乗なんてまず不可能かと思っていたところに、オートポリスでFUN RIDE FESTAというイベントで試乗できることがわかりました。梅雨時期なので余り期待していませんでしたが、予報によれば降らず照らずの申し分ないコンディションのようなので、行ってみることにしました。メーカー主催のものも含めて試乗会への参加は初めてです。さらには6月のバイクツーリングレポートは5年ぶりです。

ダムカード配布時間に合わせ、7:40に出発。日曜の朝ということで、全下道(しかも幹線道路のみ)で日田へと向かいましたが、ワールドカップのせいかどうかはわかりませんが、交通量が少なくて非常に快適に流れました。但し、タイヤは交換したてなので、序盤はいつもにも増してよりビビリモードで走行しました。

ただ、途中で珍走団の大集団に遭遇。集合地点だったらしく、走ってなかったことは幸いでした。しかし、この後・・・。
最初の大山ダムへは9:35に到着。理想的な時刻です。次の松原・下筌ダムはカード配布が10時からですが、大山ダムは土日祝でも8:30からです。国交省ではなく水資源機構のダムだからかもしれません。新しいダムなので、管理棟や駐車場周辺もきれいです。

ダムカードは堰堤の写真なので、地味なんですが、バックが青空だとずいぶん印象が変わります。改めて見てみると、曇り空バックのものが多いですねぇ。晴れた日の写真にすべきと思うんですが。
大山ダムからR212に戻り、コンビニに立ち寄って出てきたところにさっきの珍走団が!。もううるさいの何のって。クルマ何台かを挟んで100m位の間をとって走りましたが、それでも結構うるさいんです。特にトンネルの中では音の反響を楽しんでいるのか、やたらと派手にブイブイやるんです。しかも珍走団の排気音って何とも品のない不快な音なのでたまりません。

珍走団は松原ダムを通り過ぎ、そのままR212を進んで行きました。カードを下さった管理棟の方が「暴走族か?」って言ってました。「ここ、よく通るんだよねぇ、あぁいうのが」とも。

これまで何度となく通ってきた松原ダムですが、堰堤や管理棟をじっくり眺めたのは初めてです。10:10位に到着できました。
私はR212ではなく、県647へと進むので、もう珍走団と出会わなくて済みそうです。

県647は久々に通りましたが、新しいトンネルがひとつできていました。
下筌ダムは以前県12を通ってきたときに一度通ったことがあるだけです。アーチ型ダムだったなんて印象は全く残っていませんでした。松原ダムとはそう離れていないのに、とっても静かです。
R387〜これまたかなり久々の県12へ。たらたら走っていたら途中で3台の大型バイクに抜かれました。その後ふと気付くとミラーにPCXが映っています。ちょっとたらたら過ぎたかなと思いつつ道を譲ると150の方でした。タイヤの皮むきも既に十分なので、気合いを入れて付いていったんですが、かなり速かったです。ただ、上りになるとちょっと苦しそうでした。

それにしても、県12は通行量が少なく、走ってて楽しいルートであることを今さらながら改めて思いました。阿蘇方面へはファームロードやR212、県11がほとんどですが、今後はもう少し県12を通る機会を増やそうと思いました。

PCX150に引っ張られてオートポリスへ。PCXはそのままミルクロード方面へ走り去って行きました(この時はそのように見えた)。

オートポリスの中へ入るのは初めてです。本来入場料は\500らしいのですが、スズキ試乗会への参加誓約書を見せるとパスできるんです。
入ってから広くて広くて、どこに会場があるのかさっぱりわかりません。誘導表示もなく、時々SUZUKIの幟が数本立っている程度です。分岐の所にも案内はなく、何となく進んだ左で正解でした。導かれた駐車場(フェスティバルガーデン)には凄い数のバイクが!。11:00の到着でしたが、ちょっと甘く見てたかな。

いつもの習慣で、グローブをシート下、メットをホルダーにロックしてから、「あ、要るやん」って気付きました。
メットとグローブを持って、レイクサイドコースというところまで歩いて行きます。こちらにもたくさんのバイクと人が集まっています。
こちらが試乗コース。ここを2周します。1周1kmくらいかと思ったら、1.7kmもあるということが帰ってからわかりました。

トラックの荷台部分が横開きになる(ステージっぽく。とは言え小さい)やつにテレビモニタが乗せてあり、動画が流れている位で、展示車があるわけでもなく、ほぼ試乗会のみという感じでした。もっとじっくりバイクを見てみたかったんですが。この手のイベントって大体こんなもんなんでしょうか。初参加なので、よくわからんのです。
受付で誓約書(申込書)を提出し、免許を見せるとこんな試乗用カードを渡されます。私は希望車種にバーグマンとV-STROMを書いていたので、2枚渡されました。

パドックの中が待機場所になっていたんですが、一番手前の隼コーナーは列が長くてUターンしてました。これって、どれだけ待てば乗れるんだろ?とりあえずバーグマンとV-STROMの列を探します。

バーグマンは待機ゼロ、V-STROMは5人程度でした。多い方のV-STROMからとも思いましたが、FAZEの感触が残っているうちにとバーグマンに並びます。
並ぶと言っても一番前。よく見てみるとバーグマンが走っている様子が見られません。ふと横の方を見るとバーグマンが置かれています。係の方に「バーグマンの試乗は・・・?」と恐る恐る尋ねると、「並んでお待ち下さい。お呼びしますんで」と言われたので、言われる通りに。

試乗は隼やGSRなどの気合い組と、V-STROM、スカイウェイブなどの普通組の二組で交互に走ります。写真は気合い組待機中で、普通組が走行中です。
バーグマン200です。私の後、5人くらいが乗っていたようです。

DINKとFAZEに乗る私の感想は、色んな意味で「その中間」です。見た目は大きく見えますが、実際の取り回し・車重感はDINKに近いです。鋭い出足は評判通りでしたが、スタートから一気に6000〜7000回転まで上がるので、音はDINKというか原付二種に近い感じ(ビィィィ〜ン)です。音は原付系ですが、加速はぐいぐいと来ます。
FAZEは4000〜5000回転で静かにぐいぐい来るので(トルルルル〜)、実際の速度より低めに感じてしまいます。バーグマンはそれなりににぎやかなので、速度出てるぞーって感じます。
これ買うならFORZA Siでしょう。軽い車重は魅力ではありますが、高速を長距離走るのは結構疲れそうです。その点FAZEは加速感、車重、静粛性のバランスが実にいいということを今回改めて認識できました。DINK、FAZE、バーグマンのどれか1台だけにするなら、迷わずFAZEです。市場的にも40万円台前半なら少しはよかったんでしょうけど。
続いてV-STROM650です。私がいる間は常時5〜10人が待機していました。試乗車は4台あり、二度待ちで乗ることが出来ました。

前モデルはTDM900にクリソツでしたが、これはNC700(750)Xをかなり意識した感じになっていると思いましたし、アップライトなポジションとロングスクリーンはVERSYSを思わせる感じもしました。久々のMT&大型は実にエキサイティング!。最高に気持ち良く乗れましたが、「これ、欲しい」とは思いませんでした。もう完全に高重心の重量バイクには戻れない人間になってしまいました。たまにこんなので1〜2日ツーリングしたら楽しいんでしょうけど。650ccですが、非常にパワフルで、以前たくさんのバイクを乗り継いできた知人が「最終的に楽しく乗れるのは700cc前後」と言っていた意味がよく分かった気がしました。
オートポリスもメーカー試乗会も初めてで、食事できるような所や露店が出るのか、さっぱり見当がつかなかったため、一応コンビニでおにぎりを買っておいたのは正解でした。全く何にもありませんでした。

希望の二台の試乗を終えたので、じゃんけん大会を待たずに会場を後にします(滞在45分)。ゲートの方に向かっていると、先ほどのPCX150が通路沿いからサーキットコースを見物していました。

どえらい久しぶりに県205を通って菊池へと下ります。このルートは多分今回で3回目です。
R387から県133までは実に快適な道でしたが、農免農道ってことでなるほど、と納得。
県133を走るのは初めてです。竜門ダムに行くという目的がなければ通ることはなかったでしょう。
一帯は公園化されていて、サイクリングコースもありますし、ダム湖からはずっと噴水が上がっています。
ダム管理事務所という表記はなかったように思いますが(防災情報施設)、ここで間違いないでしょう。ちゃんとカードはもらえました。ここはダム関係のあれこれが展示してあります。

バイクに戻ると同年代と思われる習志野ナンバーのCB1100Fがやってきました。福岡に単身赴任中とのことで、九州内を走り回っているんだそうです。そんな人、前にもいたよなぁ。で、私同様にツーリングの目的がなくなってきたので、ダムカードを目的にしたんだそうです。今日は私の逆コースで、ここから北上しつつあと3つのダムをつないで走るそうです。新車で買って30年、10万kmを超えたバイクは隅々までピカピカで、丁寧に扱われていることがよくわかりました。非常にダンディで品のある方で、「おっさん」という呼び方がまるであてはまらないかっこいい方でした。
以前から来たかった竜門ダム物産館「龍龍館」。ここのレストランにある、菊池丼のひとつ、地元しいたけを使った「なば丼」を食べてみたかったんですが、どうもずっと休館が続いているらしく、ちょっと前に市の観光協会に問い合わせたことがあります。

帰って見てみたら市のHPでも「休館中」と、数日前に更新されていました。復活するといいんですが、さすがに商売にならんでしょうなー。
というわけで、ここでダム湖を眺めながら遅めの昼食におにぎりをかじります。Yショップで買った梅おにぎりは梅ペーストではなく、種を取った梅干しが入っていたことに一人感動したのでありました。
管理棟や龍龍館のある右岸側をそのまま上流方面へ進み、ダム湖中央部にある橋で左岸の県133へ戻ります。

ここのダム湖はボート競技が行われる場所らしいですが、この日は釣りをする人を一組見かけただけでした。
県133を北上し始めてすぐ、道ばたに気になる案内板を見つけてUターン。

←絶景100m

入り込んでみましたが、特に絶景はなし。道は森の中でどん詰まり、その先はダート。この時点でどう考えても100m以上来ているので、100mくらいの地点に引き返すも、山手に作業小屋らしきもの(下左)があり、反対には原っぱが広がるのみ(下右)。原っぱの向こうはダム湖ですが、そちらに歩いて行ってもダム湖を見下ろせるポイントはどこにもありませんでした。

ちゃんちゃん
県133はダム湖を離れてもしばらくは快適に走れます。
しかし、その後は険道となります。意外にも対向車は多く、10台くらいとすれ違いました。
大分県との境にある穴川峠を大分側から見た図。
峠の先、大分側は急に快走路になります。

まー、特に用がない限り、再び走ることはないでしょう。一度走れば気が済むってとこです。
県9に合流し、鯛生金山の先からR442を西へ。日向神ダムの手前で「よもぎまんじゅう」ののぼりを見つけてつい緊急停止。GATAさんがいつも買う店ではないようですが、まぁいいでしょう。熊本ナンバーのバイクの人と、写真のおねいさんも買ってましたし。

帰って頂きましたが、美味しかったです。大きさも手頃、餡は甘さ控えめ、何より香りが最高でした。めったに通るルートではありませんが、こりゃあクセになりそうです。

その後走りながらGATAさん御用達のお店を探してみましたが、結局わかりませんでした。
遅い車にせき止められる印象の強いR442ですが、今日はクルマが少なく非常に快適に流れます。こんなことは初めてです。

去年の秋にこのルートを通ったときは、筑後、三潴、神崎を抜けてずっと下道で帰りましたが、ダルいイメージが残っているため、今回はR3に合流後、広川ICへ向かい、高速で久留米をパスします。今月いっぱいは土日祝のETC50%OFFがあるので、筑紫野か太宰府まで行っちゃおうかとも思いましたが、その後がダルそうなので、鳥栖で下りて前回同様山越えで帰りました。ちなみに広川〜鳥栖は\280でした。

16:05に帰着。走行距離は266km(37.1km/L)でした。
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