ダブリン市民さんと11年ぶりに走る 
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トランザルパーのカリスマ的存在、ダブリン市民さんが九州にやってきています。

禄太郎庵も12年目に突入しているため、初期からの訪問者以外のために、ここでダブリン市民さんについて少々説明を。

元トランザルプ乗りであり旅ライダーであり、車体の隅々・エンジンに至るまで自分で整備するという旅ライダーの鑑のような人です。当時のトランザルプ乗りにとって、ダブリン市民さんのサイトは「サービスマニュアル」と呼ばれていたほどです。また、当時関東で毎年行われていたオーナーズミーティングを西日本で開催する土台作りをした功労者でもあります。

その後ジョルカブでもマニアックな改良に取り組み、ジョルカブ乗りにとっても大変貴重な情報発信源となっていたようです。

また、彼は私にサイト運営を勧めた人であり、当サイト「禄太郎庵」の名付け親でもあります。
(HN禄太郎はそれ以前から使っていました)

現在はお互いにトランザルプには乗っていませんが、相変わらずツーリングを続けているという共通点のみでお付き合いを続けさせてもらってます。前回お会いしたのは3年前のちょうど今頃で、ダブリン市民さんが法事で帰省された際に福岡まで足をのばして下さったので食事をご一緒しました
お付き合いの期間は13年にもなりますが、その間お会いした回数は7回のみ。そのうちツーリングでご一緒したのは3回。埼玉と福岡という距離があるとは言え、それはちょっといかんやろ、といつも思うわけです。実は昨春のツーリングでは大分でもの凄いニアミスをしたにも関わらず連絡がとれずに会えずじまい。その2年前には大隅半島の根占付近でお会いできるチャンスがありながら、私が雨雲からいち早く逃げ帰ったためにまたも会えずじまい。そんな具合で私が関東へバイクで出向くことは皆無ですが、旅の達人はちょいちょい九州へやってくるのであります。今年は初めて北部九州を中心に回るということなので、三度目の正直を目指します。

先週の天草登山ツーリングの最終日にダブリン市民さんは別府港から九州上陸をし、雲仙、平戸口でキャンプ泊をされています。その日のコースとしては御船〜益城のR443でニアミスしていることになりますが、時間的にはどうだったんでしょう。スケジュールでは4日目に福岡を通過(しかも我が家のすぐ近く)されるのですが、その日は移動中心なので足止めしてはご迷惑でしょう。そうなると3日目に平戸で合流し、キャンプ地の呼子までご一緒するのが一番スムーズだと考えました。


当日は5時に起床し、予報をチェックすると降水確率が40%に上がっています。ラジオの気象情報ではやたらと「所により雨」を強調します。車での出動もチラッと考えましたが、あくまで予報は「曇り」で傘マークはなし。注釈のオマケで「所により雨」が付いているだけです。こういう時はドカンと降るか、ほとんど降らないかどちらかというパターンがほとんどなので、雨具を準備して6:55に出発します。

ETCが使用可能になったこともあり、時間短縮を兼ねて珍しく福岡前原道路〜旧二丈浜玉〜西九州道というルートをとります。いつも通りなら鏡山付近で出発から1時間経過となるんですが、今日は時間が早いことと平日で通勤ラッシュと逆向きということも影響したようで、1時間経過時点では南波多谷口ICまで行けました。
その後は休憩もとらず、R202〜R498〜県54〜県11〜北松やまびこロードをひた走ります。

平戸大橋を渡った所にある平戸公園に到着したのがちょうど9:00。途中のガソリン給油がなければ2時間きっちりでたどり着けていたことでしょう。平戸までの所要時間は10年以上前は3時間、北松やまびこロードと西九州道が出来てからは2時間半でしたが、その後西九州道が二区間延びたこともあり、さらに平戸が近くなりました。

早速ダブリン市民さんに連絡をすると、生月最奥の大バエから風の辻ぐるぐる公園へ向かうとのこと。距離的にはこちらの方が2倍ほどありますが、私もぐるぐる公園へ向かうことに。
9:30ちょい前にぐるぐる公園で合流を果たします。バイクで一緒に走るのは実に2004年秋のトランザルプ・ミーティングin九州以来。これでお会いした8回のうち半分の4回はツーリングということになりました。
鯛の鼻へチラッと寄ってから安満岳へ。

バイク同士は初対面です。ダブリン市民さんはトランザルプの後、ジョルカブを経て現在はWave110です。帰路はフェリーも当然高速も使わずにずっと下道で埼玉まで帰られるんです。正に旅ライダーの鉄人です。
崖上でお互いに写真を撮ってみました。写真を撮る方もなかなか際どい岩の上からなので、撮る側も撮られる側も、相手を見ている方がヒヤヒヤ・ゾクゾクします。


ここは私としては平戸でNo.1のお勧めスポットです。教師時代の最後の卒業生の一人から教えてもらった場所です。その後色々な人と来ましたが、やはりこの迫力に圧倒される人は多いと思います。それでもなかなかメジャーになれないままなのは、そこそこ歩かなきゃならない、参道が荘厳な割に拝殿がプレハブ、そして何よりメジャーになって人が押し寄せたら危険だからでしょう。有名になってしまったら金網でガードが作られてしまうかもしれません。
次は定番の川内峠へ。この前後で雨がポツリポツリと降ってきました。
先に食事をして、空模様の具合で昼からの行程を考えることにしました。

ダブリン市民さんのご希望は生月・大気圏のあごだしラーメンではなく、よ志乃鮨のかき揚げ丼です。禄太郎庵に毒されていらっしゃいますな。私としては名誉なことです。それはともかく、何とよ志乃鮨がリニューアルされているではありませんか!
ポインタを当てると前回(3年前)の写真になります。
ちなみに店内は以前のままでした。

ダブリン市民さんはヒラメ刺を追加。

かき揚げ丼は以前よりご飯の量が減ったみたいで、今回は苦しい思いをせずに完食できました。
結局雨は川内峠前後だけで今のところは済みそうです。予定通り白岳にやってきました。
今日はこんな天気なので、色的には地味ですが、それでもここは気持ちのいい場所であることに変わりありません。
ダブリン市民さんが山頂部をぐるっと歩き始めたので私も付いていったんですが、山頂部から白岳神社へ行ける道があることを3回目にして初めて知りました。
山頂部から1分程度で白岳神社へ到着します。ちゃんと狛犬がいます。この手前には鳥居もあります。
拝殿。
その裏の本殿。

全体としては普通の山奥の神社という感じですが、安満岳の白山姫神社よりも社殿自体は立派ではあります。
白岳を下りて、上神崎教会へも寄ります。

ここには間違いなく来たことがあります。しかし、この教会に見覚えが全くない・・・。この近くにもう一つ教会ってあったっけ?でも、どう考えても以前来た教会と同じような敷地の感じだし。

「???」と思っていたら、2年前に建て替えられたという案内がありました。新しい教会は六角形で何とも可愛らしい木造建築です。よ志乃鮨に続いてここでもとは。

ポインタを当てると3年前の写真になります・・・が、とても同じ教会とは思えません。全く共通点が見いだせないというか。ちょっと不思議なリニューアルです。
オランダ商館のところまで戻ってきたら、的山(あづち)大島へと渡るフェリーが入港していました。さっき白岳の上から見たのとは明らかに大きさが違うので、さっきのは手前の度(たく)島からのフェリーだったんでしょう。

いつか乗ってみたいような・・・。そんな機会があるでしょうか。

10:20発で渡って、14:00か16:25で戻ってくれば日帰りも可能ではありますな。
我が家の常備食のひとつである「かんころ餅」があと一切れになってしまっているため、平戸を離れる前に補充。ダブリン市民さんもおじいさんが元々福江島の方だったそうで、10年前くらいまでは親戚の方から送られてきていたそうです。今回初めて市販のものを買ったそうです。

さらにはなぜだか「うれしの茶石けん」が売られています。これもラスト1個だったので補充。

さらには以前にはなかったはずの「角煮入りハンバーグ」をダブリン市民さんが発見。これは試してみなければ。ダブリン市民さんもお土産に購入されていました。
さっき再会したばかりと思ったのに、もう15:30を過ぎています。そろそろ歩を進めなければ、と平戸を後にします。

こうやってみると、とても6泊7日のキャンプツーリング中の旅ライダーには見えません。キャンプ道具一式もある割には荷物もコンパクトですし、さすがは旅の達人です。後で見せてもらいましたが、シュラフの小ささには驚きました。もちろん、テントもシート類もとにかくコンパクトです。
呼子に向かう前に田平教会へも寄っておきます。


ここからはダブリン市民さんの希望により北松やまびこロードで東へ向かいます。本来は筑肥線の駒鳴駅も訪問予定地でしたが、時間が押しているし、そんなに強く行きたいわけじゃないし、とのことでパスを決定。そうなると、伊万里湾大橋を渡った方がショートカットできるので、県11〜県5を辿ることにします。
県道5号は2週間前に松浦まで行った帰りに通ったんですが、いつもは地味な竹の古場公園が八重桜で華やかになっていたのに驚きましたが、今日はその比ではありません。こんなにどんよりと曇って、さらには夕刻にも関わらずこの鮮やかさです。思わずバイクを停めてしまいました。

ここがツツジの名所だったとは!去年は長串山、今年は不老山へ行った私ですが、ここは完全にノーチェックでした。このルートは10回近く通っていますが、立ち寄るのは今回が初めてです。
花に見とれながら、いつの間にか遊歩道に沿って斜面を上まで上がって来ました。
何と上には広場があり、野外ステージと階段状の観客席(地面ですが)もあります。下から見たときは、休憩小屋かトイレかと思った構造物がステージだったとは。

5月5日に開催される「つつじ祭り」の準備のためでしょう、きれいに草刈りがされていて、あたりは草の香りで一杯です。また、仮設トイレも設置されていました。

たった1日とは言え、ここに露店が出て、カラオケ大会や太鼓の演奏があるなんて、ちょっと想像できません。
広場の端には展望デッキが。地形から言ってかなりの角度で伊万里湾を見下ろすポイントであることは間違いありません。
白っぽいですが、期待通りの眺めです。

県道5号からも時々木々の間から伊万里湾が一瞬見えますが、何しろ道が狭いのでバイクであっても停めて写真を、なんて気になれないんです。ここならゆっくり眺められます。
展望デッキの横には不思議な建物があります。
休憩所ってことでしょうか?向かい合って座ったら、七隈線よりも前の人が近くなっちゃうので、落ち着かないような・・・。


時間が押しているのに寄り道を堪能してしまいました。呼子へ急ぎましょう。
道のすぐ脇にあるし、立ち寄るとしたらここ、浜野浦の棚田くらいだろうと思いつつも、時間を考えるとパスが賢明です。でも、その手前をずっと走っていて、代掻き作業中とか、田植え直後という田んぼがとても多いのを目にし、代掻きが終わっていた時のみ立ち寄り!と心に決めていたら・・・。
幸運にもこんな状態の浜野浦の棚田を見ることができました。
キャンプ場到着は18:20くらいだったでしょうか。

この後テントを設置する様子を見せてもらいましたが、キャンプとはまるで縁のない私は、全く初めて見る光景でした。

ダブリン市民さんはイカ活き作りという希望もあったんですが、時間が押したこともあり、この後は通常モードで行くということなので、19時近くまでおしゃべりをした挙げ句ですが、ここで解散となりました。一日中どんよりとした天気でしたが、結局ほとんど雨に降られることもなく、いい感じでツーリングを楽しめました。今日一日お付き合い下さりありがとうございました。

次に一緒に走れるのはいつになるんでしょうか。
今日のルートです。

暗い中を走るのは久しぶりなので、西九州道に上がる前にコンビニでコーヒー&栄養ドリンクを注入して気合いを入れ直して19:30にリスタート。その後は北波多ICから西九州道へ。帰りも時間短縮のため福岡前原道路を利用したせいもあり、20:50に帰着できました。

本日の走行距離は370kmでした。
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