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久々にツアー旅行に行ってみたくなりました。カミさんと協議の結果、第一候補は新幹線で関西方面へ行く1泊2日のプランだったのですが、残念ながら設定日と休日が合いません。あきらめかけていたところに、新幹線に乗っていく日帰りのプランを発見。休日も合わせられそうなので、気が変わらないうちにとさっさと申し込みをしました。プランは博多〜広島を新幹線で、そこからはバスで出雲大社を目指すというものです。日帰りなので目的池は出雲大社のみという、実に割り切ったプランです。当然ですが、日帰りなので荷物も少なく、本当にお気楽です。

出発日の1週間位前に直前連絡が来ました。乗る新幹線の便が決まり、それに伴って集合時刻が決まったという連絡ですが、それを見た我が家に衝撃が走りました。
集合時刻 6:40
逆算してみると始発の地下鉄に乗らないと間に合いません。しかも地下鉄の乗り換え連絡が余りにも悪いので、時間のロスが大きすぎます。そこで、地下鉄〜バスをリレーさせる方法を調べてみるとひとつ後の便でもいけそうです。

という予習通り5:45に出発、地下鉄とバスを乗り継いで6:25に博多駅の集合場所に無事到着。あとは流れに乗っかってさえいれば自動的に出雲大社まで運んでもらえるので安心です。
広島駅まではこだまで1時間40分あまり。そこからは貸し切りバスで広島IC〜《山陽道》〜広島JCT〜《広島道》〜広島北JCT〜《中国道》〜三次東JCT〜《松江自動車道》〜宍道JCT〜《山陰道》〜出雲ICというルートで移動。移動時間は途中1回の休憩込みで約3時間です。

写真は往路での休憩場所の、松江自動車道沿いにある道の駅たたらば壱番地です。この少し手前の広島島根県境一帯ではまだかなり多くの雪が道ばたに残っていました(そり遊びが十分できるくらい)。

道の駅出発時にやや豪華なお弁当とお茶が配られ、ほぼ全員が車内で食事を済ませていました。
出雲大社への到着は12:05。ここから約3時間のフリータイムとなります。多くの参加者は出雲大社内をガイド付きでまわるようですが、私らはさっさと単独行動に移ります。

9年前にバイクで来たときは二の鳥居前にバイクを停めて参拝したので、奥の駐車場へは来ていません。駐車場の一角に「さざれ石」がありました。案内表示によれば、岐阜県の揖斐川町で発見され、こちらに奉納されたものだそうです。宮崎県の霧島神宮にあるさざれ石も岐阜県揖斐郡で発見され奉納されたと書かれていました。
駐車場から奥へ進むと、前回来なかった神楽殿がどーんと見えてきます。前回は多少時間を気にしていたこともありますが、二の鳥居〜拝殿〜八足門を往復したのみで、拝殿の注連縄を見て「有名な大注連縄だけど実物はこんなもんか。宮地嶽の方が大きいような気がする」なんて思ったものです。下調べを含めて雑過ぎです。今回はそんな部分を補っていこうと思っている次第です。
先日宮地嶽神社でも大注連縄を見たばかりですが、何となくこちらの方が大きく感じます。帰ってから調べてみると全長は同じ13.5m、重さは諸説あるようですが両方共ほぼ5tらしく、両者共に日本一なんだそうです。(出雲大社は4.4tとの情報もあり)
出雲大社では真下から賽銭(硬貨)を投げて注連縄に突き刺さると御利益がある、という都市伝説がありますが、これは正式な参拝作法ではない上に、注連縄が痛むので止めて欲しいと、注連縄作りに関わる地元の方々が言っているんだそうです。添乗員さんも「なさらないように」って言ってましたが、実物を見ると賽銭突き刺し防止金網が設置されていました。それでも、どんな方法をとったのか、金網の内側に入り込んだ硬貨が見られます。

(ロールオーバーでアップ写真になります)
神楽殿側から本殿方向へ進むと、拝殿の側面に出ます。そのまま八足門へ進んで参拝します。出雲大社は二礼四拍手一礼です。
御朱印を頂きました。伊勢神宮に次ぐシンプルさです。

伊勢神宮同様多くの参拝者がいましたが、御朱印を頂くために並んでいたのは私込みで三人のみ。
字を書く方と印を押す人が二人分業体制というのは初めて見ました。御朱印料は「お志をお納め下さい」とのことなので、私はセオリー通り300円を納めましたが、前の人は1000円札を出しながら「300円で」。勇気あるなぁと思いました。
ここからは前回行かなかったエリアです。本殿の周りを時計回りに一周してみます。摂社・末社も立派です。
西側の奥には彰古館。中には入りませんでしたが、宝物館なんだそうです。どの建物もただならぬオーラが出まくってます。
本殿のちょうど真裏にうさぎの石像が七体ありました。
裏側からだと本殿がこんなにもよく見ることができるとは・・・。
本殿をぐるりと一周して、拝殿前に。
拝殿前に来たタイミングで、神楽殿前の日の丸がいい感じで風になびいていました。

この日の丸ですが、9m×13.6m(畳75畳分)という巨大なもので、大きさは日本一らしいです。掲揚のポールも高さが47mもあります。こうやって写真で見ると何てことないですが、旗のはためく様子も重厚感が感じられます。何しろ旗布が49kgもあるんですから。
平成2年の国旗奉納式の様子。

写真をクリックするとリンク元へ
拝殿前から参道を戻ります。

四の鳥居(銅)は補修工事中。
前回その存在に気付かずにスルーしてしまった、大国主命とうさぎの像をしっかり見ました。
色んな方のブログ等の情報で知ってはいましたが、参道中央部は松の根保護のために通行禁止になっていました。
 これは9年前の様子です。三の鳥居は鉄製です。
松の参道脇にもうさぎの像がありました。
下り参道を上って二の鳥居(木)へ。
神門通りの石畳化に伴って、横断歩道がペイントではなく、色違いの石畳で表されています。
こちらは9年前。車止めもなく実におおらかでした。
二の鳥居前には約1年前にオープンしたスターバックスが。

スタバだけではなく、この左側にあるご縁横丁など、すっかりおしゃれに鳥居付近が生まれ変わっていました。
9年前はこんな感じでした。

写真の食堂で割子そばを頂きました。カブとワンボックスが停まっているあたりがスタバで、「とりいや」がご縁横丁に変わっています。
神門通りを一の鳥居方向へ下っていきます。

あの竹内まりやさんの実家が出雲大社すぐそばの老舗旅館だと知ったのは、つい先日のことです。
一畑電車出雲大社駅前は石畳化工事の真っ最中。

駅舎の向かって右側がおしゃれなカフェレストランになっていました。
9年前の様子。5月連休合間の平日とは言え、人が少なすぎです。当時はまだパワースポット系のブームは来てなかったんですかねぇ。
映画「Railways」で出てきた電車。
一瞬無人になった時に撮影しました。次々に見学者がやってきていました。
一の鳥居まで歩いて来ました。

本当は旧大社駅も見てみたかったのですが、少々遠いのでここでUターンします。

神門通りを戻り、田中屋という蕎麦屋さんでそばアイス休憩。その後駐車場脇にある「観光センターいずも」で2008年のツーリング途中、道の駅きらら多岐で気まぐれに買ってみて感動した「いちじくドレッシング」があったので、狂喜乱舞して3本購入。
バスは15:00に現地を出発。往路と同じルートで戻ります。山陰道・松江道はトンネルが多かったので帰りに数えてみたら山陰道に7つ、松江道に16、合計23ものトンネルがありました。

復路の休憩箇所は三次ICからすぐのところにある三次ワイナリー。ここでは7種類のワインが試飲できます。もちろん全種試飲しましたが、庶民の私にはワインの味はよくわかりません。


後半は軽い酔いも手伝って半分眠っている感じで、気付いたら広島ICを下りていました。しかし、ここからまさかの事故による大渋滞。新幹線に間に合うか、実にスリリングでしたが、23分前に到着。

帰りもこだまです。博多駅到着が21時前。22時前には帰着できました。


出雲大社まで行きながら、日ノ御碕に行けなかったというのは残念ではありますが、楽にお手軽に遠くまで行けるツアー旅行って時々はいいもんです。
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