滝上発電所  伐株山
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夏が終わり、絶好のツーリングシーズンとなっているにも関わらず、全然ツーリングに行ってません。去年は9月に3つもツーレポをアップしているのに、今年はゼロ。それどころか、ふと気付けば6/1に照ちゃんと山都町〜産山を走って以来4ヶ月近くツーリングとご無沙汰状態になっているではありませんか。これではいかんということでツーリングに行くことにしました。

山の方へ向かうとは言え予想最高気温が29℃なのでメッシュジャケットを選択し7:50に出発します。走り始めて3kmくらいの地点で、夏前に取り外してそのままになっていたナビホルダーの存在に気付きます。戻ろうかとも考えましたが、今日のルートなら何とかなるだろうとそのまま進んで都市高速へ。月隈JCTで突然道が駐車場と化しています。渋滞なんて生やさしいものではなく、ビタッと止まってます。バイクなので細かく車線変更をしながら少しずつ進んで行きますが、九州道太宰府ICでも状況は同じ。時々交通情報で耳にする「金の隈ICは使えない状態」っていうのを体験することができました。太宰府ICのETCゲートは開いたままですが、前が詰まっているので手前で待たされます。前が少し空くと係員の指示でゲートひとつずつから少しずつ九州道へ。そんな具合なので九州道へ入ってもずっと道は駐車場です。2kmくらい進んだところに事故現場があり3車線のうち2車線が規制されていました。事故現場の先はスイスイでしたが、もしクルマだったら通過するのにどれくらいの時間がかかったことでしょう。
その後は九州道も大分道も順調そのもの。大分道に入ってすぐ、反対車線の井上PAのあたりでオドメーターが20000kmになりました。

萩尾PAで休憩。ホルダーがないのでいつものようにナビを取り付けることができません。電源コードを接続してグローブBOXへ入れておいて、困ったら地図を見る感覚で見ることにします。
九重ICで下りてR210から県710へ。

(本当に大分県には700以上も県道ってあるんだろうか?)
さらに脇道へ。

この脇道は林道らしく、玖珠営林署の「許可なく通行禁止」と書かれていますが、発電所へはこのルートしかなさそうです。さらには「許可なく通行したときは、事故があてつも一切責任は負いません(原文のまま)」とも書かれています。

責任を求めるつもりはさらさらありませんが、事故を起こさないように慎重に通行させて頂くことにします。
脇道に入り、わりとすぐ地熱蒸気用と思われるパイプラインが現れます。

発電所はこの先なので、蒸気を何のためにどこへ運ぶのかはネットでざっと調べる限りではわかりませんでした。「町内50世帯に風呂用のお湯を供給する」という表記はありましたが、そのためにこれだけの構造物を作るとは思えませんし。冷やされて水に戻った水蒸気を地下水として戻すらしいのですが、何らかの理由で少し離れた場所で地下に戻しているのかもしれません。
所々で垂直方向や水平方向へ迂回しています。また、パイプには「高温注意」の表示もあります。
脇道のさらに脇道方向へも一回り細めのパイプが続いています。
ここでパイプラインは道から離れていきます。
少し進むと「生産1号基地」という施設があります。
さらにその先では再び道沿いにパイプラインが続きます。
パイプは山の方へ向かっていきますが、道は別の方向へ。電柱もあるので、この先にも何らかの施設があるんでしょう。
さらに進むと滝上発電所が見えてきます。九州で5番目の地熱発電所だそうです。

ここの三叉路を上っていくとやまなみハイウェイに出るよ、と除草作業中のおじさんが教えてくれました。
発電所内の施設。

湯気が上がっています。硫黄の香りはわずかにほんのりと、程度でした。
おじさんに教えられた道を進んでいくと再びちらっとパイプが現れました。
立石池が見えてきたらもうすぐやまなみハイウェイと思いつつ進んで行くんですが、この道の左側のはるか下方に立石池があるということがあとでわかりました。地図は平面なので高低差はわかりませんでした。
やまなみハイウェイへ出てしばらく走ると気温表示があり、20℃でした。ウィンドブレーカーを着てなかったらちょっと寒かったでしょう。
やまなみハイウェイの北側エリアを走るのは多分2009年以来6年ぶり。

前回はずいぶん路面が傷んでいると感じましたが、今回はとてもきれいになっていて走りやすくなっていました。
標高が900m位あるエリアなので、コスモスがしっかりと咲いています。
せっかく近くを通っているので、初めて九重夢大吊り橋へ立ち寄ってみました。

平日なのになかなかの盛況ぶり。聞こえてくる会話は中国か台湾系ばかりでした。

この後、久々の県道40でR210へ向かいます。
県40はつり橋付近のみきれいに整備されていました。あと、九酔渓付近には立派な温泉宿泊施設がたくさんできていました。

多分このルートを通るのは15年ぶりくらいです。

桂茶屋は相変わらずです。
1年前に初めて訪れた豊後森機関庫ですが、今年の6月にSLが設置されたので改めて立ち寄ってみました。

それはそうと、涼しいエリアから玖珠に下りてきたので27℃程度でも暑く感じました。日田や朝倉では30℃を超えていたようです。
福岡県の志免町の公園にあったボロボロのものをきれいに復元したものだそうです。

せっかくきれいに復元したのに雨ざらしでいいのかなぁって、ニュースを見て思っていましたが、ここに屋根をつけたらやっぱり不自然なのかもしれないと感じました。
ちょうどゆふいんの森号が通りがかりました。
これから向かう伐株山。

いつか何かのついでにでも立ち寄ろうと思ってから20年以上が経過してしまいました。ここ数年、色々な方のブログ等で写真を見る機会が多くあり、「何となく」ではなく「はっきり」と「行ってみたい」と思うようになりました。というわけで、何かのついでではなく、今日のメインなのです。

ちなみに、大昔には福岡や松山までが日陰になるほどの巨大な楠が生えていて、それが切り倒された後の切株である、という伝説があります。これが切り倒されたので、「日田」とか「夜明」とか「朝日」とかいう地名が生まれたとも。

伐株山の伝説はこちら
アプローチのメインルートというものはないようです。とにかく案内に従って山に向かっていけばいいようです。
途中からかなり道は細くなります。

一旦山の裏側に回り込んでから戻って来るというルートです。
北側広場横の駐車場へ到着。
山頂方向へも道が続いているので、とりあえず行ってみます。
中継施設と思われるアンテナがあり、その先から「針の耳」と呼ばれる尾根道(下山方向)が続いているのみ。
山頂手前にも小さな駐車スペースがあり、そこから東方向の眺望が広がっています。
山の形がきれいな台形だからとは言え、凄い見下ろし感です。
北側の広場へ戻ってきました。

結構な広さがあり、とことこ歩いて行くと先端部分に東屋があります。
その途中にある通称「ハイジのブランコ」

一時期なくなっていたようですが、最近リニューアルされたという話です。
チェーンの長さは通常の2倍以上。

チェーンの長さだけでなく、ロケーション的にも爽快さがたまらないブランコです。
北端部分からは東から西まで広く見渡せます。

こちらは西側の北山田方面。
同じく西に見える鏡山の風車群。通称名は玖珠ウィンドファーム。


北方向の全体を見るとこんな感じ。嬉野の立岩展望台からの眺めをスケールアップした感じです。
野球場とグランド
豊後森機関庫もはっきり見えます。

PM2.5は少なめのようです。
山に近いところにある家々は本当に上から見下ろしている感じです。
伐株山を後にし、登ったのとは別の西側ルートで下りてきました。
実りの秋ですねぇ。
鏡山の風車群がぐんと近くなりました。
玖珠〜朝倉までR210、朝倉〜鳥栖を九州道、鳥栖からは那珂川の山越えルートをとりました。

本日の走行距離は291km、泊まりツーリングの準備運動としては十分走れました。あとは休日と天気の絡み次第。
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