2日目

  

塩井社水源 上色見熊野座神社
1日目 ツーリングindex 禄太郎庵top
本来の構想では、二日目は高千穂から県道7号で原尻の滝に抜けるというものでしたが、通行止めなので阿蘇巡りにしました。
毎度お世話になってます、延寿荘前で。

2005年に初めて来たのは、前年に雨で途中断念となった六峰街道へのリベンジを目指した時でした。

二度目は2008年にTDMで。台風被災後4年経った高千穂鉄道沿いの県道237を走りました。

2012〜2014年は3年連続。最初の2年はFAZEで、その次はミラででした。
昨日の険道でなかなかいい感じになってます。


7:20に出発。昨日来た道を日之影へ、さらに高千穂、阿蘇方面へと向かいます。
宿から延岡ICまで信号が3つしかありません。一つ目が赤で停まりましたが、その後はノンストップで一気に九州中央道を走ります。
その後のR218は超が付くほどの快走路。巨大な橋とトンネルでつないでいるので、九州中央道と変わらない感じです。日之影の3つか4つの信号はオールクリアだったので、ノンストップのまま高千穂へ。
高千穂の信号も奇跡的に全てクリア。50km以上ノンストップで走れることになりそうです。

R325への分岐もノンストップでクリア。前方がガスってきました。
R325のループ橋の上で雲から抜けられました。
R265との交差点でついに赤信号。ついにここまで、と足を着こうとした瞬間に青に変わりました。
高森峠を下りきり、R325と再分岐する三叉路でついに信号停止。延岡の信号から78.5km、1時間20分一般道をノンストップで走り続けたのは恐らく初めてです。

赤信号で停まった時は残念な気持ちもありましたが、「終わった」というホッとするような感情の方が強く感じられました。ふと、連勝が止まった時の千代の富士や白鵬の表情が思い出されました。
阿蘇は昨年5月に南阿蘇を巡って以来なので、震災以降初めてです。R325を走っている限り、特に何の影響も感じられません。


余りに普通の阿蘇なので、R325を通行止め地点まで行ってみることにしました。
さすがに阿蘇大橋が近づくと、路面上の補修跡が見られるようになってきますが、想像していたほどではありません。

写真は通行止めの地点です。赤水方面への迂回路はここを右に折れての県道299号です。

今回は南阿蘇を巡るので、去年も通った南阿蘇鉄道沿いの旧R325へ。
旧道もバイクで走る限りでは地震の影響はまるで感じられませんでした。途中で一軒、明らかに垂直でなくなっている空き家があったくらいです。

一旦通り過ぎたのですが、去年駅舎前で写真を撮った阿蘇下田城ふれあい温泉駅の駅舎が明らかに違っていたのでUターンしましたら、どうも屋根が傷んでいるようです。

ポインタを当てると去年の姿になります。
そして、気になっていた塩井社水源へ。

去年初めて訪れ、震災後に水が涸れたというのをニュースで知りました。水前寺公園のように少しずつ戻るのでは、という期待をしていましたが、ここは全くそんな気配はないようです。
去年見たばかりなので、何とも信じられません。

中央のパイプは地下水脈まで続いているらしく、深いところでは水があるんだそうです。

ポインタを当てると去年の様子に。
ニュースでは倒壊したと書いてあったように記憶していた社殿は健在だったので、私の勘違いだったのかと思いましたが、手前の拝殿は倒壊したんだそうです。

ポインタを当てると去年の姿になります。

私と同じように、以前訪れたことのある人達のグループが来ていました。工事をしていた人達の話によれば、ここに湧いていたであろう水は、少し下の川に近い田んぼのあたりから湧いてきているんだそうです。

水源池を失った塩井社の今後が気がかりです。
ふと思い立ち、こんな時期なら誰もいないだろうと、近くにある一心行の大桜を初めて見に来ました。まぁ、桜の方はいいとして・・・
周辺一帯がパークゴルフコースになっているのには驚きました。

ここのコースのグリーンは鹿児島の湧水町にあるのと違って、平面なので、ストレスなく気持ち良くプレーできそうです。地元の人と思われる何組かがプレー中でした。いいなぁ、パークゴルフはメジャーで。
何度も横を通りながら一度も立ち寄ったことのなかった道の駅あそ望の郷くぎのにも初訪問。結構大きな独立したモンベルショップもあったりと、大規模な道の駅です。

ここにもパークゴルフコースがあるようです。いいなぁ。
建物の阿蘇山側はうきはと同じようにウッドデッキになっています。
阿蘇大橋を押し流した土砂崩れの跡がはっきりと見えました。
竹崎水源にも寄ってみました。ここはいつもと変わらずでした。
久々に高森の町中を通り抜けまして・・・
今日のメインのひとつ、上色見熊野座神社です。

ここも幾度となく前を通りましたが、立ち寄るのは今回が初めてです。ラピュタの道などと同様、ネット上の写真が話題になり有名になった場所のひとつです。我が守備範囲のひとつである、神社仏閣系でありながら、メジャーになってから初めて訪れるとは痛恨の極みであります。

そういえば、この手前にあった、月廻り公園ですが、そこにもパークゴルフ場がありました。残念なことに誰一人プレーしていませんでしたが。
鳥居をくぐると、まっすぐな参道が見えてきます。
石段の参道沿いには石灯籠が並んでいます。
二の鳥居が近づいてきました。
二の鳥居をくぐると、拝殿が見えてきます。

帰りに石段の数を数えてみましたら、246段でした。プラスチックの補助段?土留め?は数えていないので、それも入れると260〜270段はあると思われます。
拝殿に到着。
そして、その奥には本殿。本殿前に回り込んでの参拝も可能です。
さらに奥に参道らしき道が続いています。

前方に見えるトンネル状の場所は、健磐竜命の従者鬼であった八法師が蹴破ったと伝わる穿戸岩(ほげといわ)です。
階段というより、土留めという感じです。上りやすいところを選んで慎重に上がって行きます。なかなかハードですが、この後3人ともサンダル履きという外国人親子が上がって行きました。下りは大丈夫だったんでしょうか?
穿戸岩に触ると御利益があるということは帰ってから知りました。きっとご神体だと思ったので、畏れ多くてそんなこと出来ませんでした。
内部に賽銭箱があります。

私が滞在していた30分ちょっとの間でさえ、10人を超える参拝者がいたので、週末だけでも臨時の社務所を開けば、それなりに商売に・・・。いやいや、ここは鹿児島の窯蓋神社とは雰囲気が対極なので、それをやっちゃダメでしょうな。

一の鳥居まで下り、めちゃめちゃ暑かったので、グリーディのツーリングパンツのベンチレーション帯を初めて外してみました。購入から8年経過して、こんなにも快適なんだということを初めて知りました。一度外したら、寒くなったんでまた取り付けるというのは(着用したままでは)まず無理だと思われる構造なのです。当時のインプレでは「ファスナー開けるだけで十分」なんて書いてますが、取り外したら全然違いました。
一の宮のジョイフルで昼食の後、阿蘇神社へ。倒壊した拝殿や楼門の様子は何度もテレビや新聞で目にしました。

前回来た時は、ここを花嫁さんが歩いていたのが思い出されます。
拝殿もそうですが、屋根のアーチ部分の形状は保たれているんですね。

まだ、復旧に動き出す気配さえ感じられませんでした。ただ、門前の商店街を含め、観光客で相当賑わっていましたので、観光に関してはある程度元に戻った感じがしました。

ジョイフルのランチにコロッケがついていたこともあり、ここに来ながら馬ロッケをスルーして次に向かいます。
7月に開催されるはずだったディスクゴルフ阿蘇オープンの会場にも寄ってみました。断水でキャンプ場が閉鎖になっていることもあり、広場の方は草ぼーぼーで結構荒れています。どこかの国営公園ほどではありませんが。
ところが、道路の上側はきっちりと整備されているんです。これには驚きました。家族連れが遊びにきていました。
阿蘇登山道に回り込んで内牧へ向かおうと思ったら、みんなの森のすぐ先で通行止めになっていました。

来た道をR57に戻り、R212を北上して帰路につきます。
ミルクロードに上がる県道11号は通行止めが続いているはずなので、R212は混むんだろうと覚悟していましたが、意外なことにほぼ走り放題でした。
そして一応、念のため、ライダーの聖地ということで大観峰にも立ち寄りました。写真ではそうでもないですが、相当の賑わいでした。

阿蘇神社を始め、塩井社水源、阿蘇大橋などニュースで見た箇所では確かに震災の影響を感じましたが、それ以外は私が知っている通りの阿蘇そのものでした。ただ、目に見えない、地下水や温泉に影響が出ているケースもあるようなので、大変な部分も多々残っているとは思われますが、勝手にもっと大事かと思っていただけにひと安心という感じでした。
帰路はR212〜下城からファームロードです。
ファームロード沿いのこちらでは、今年も元気に案山子まつりが開催されていました。
日田からのR210では謎の低速車に二度ほど苦労させられましたが、土手ロード以降はいつもの通り。この後、朝倉IC〜鳥栖ICを大分道で、その後はいつもの県601山越えで帰りました。
二日目のルートです。

初日の反動というか、二日目はどっかーんと走れるルートばかりとなりました。

帰着は16:17。14日目も幕内の取り組みをほぼ見ることが出来ました。豪栄道の初優勝もリアルタイムで見られました。

走行距離は308km、二日間の合計は596kmでした。給油をしていないので、二日目の燃費は不明ですが、かなりいいと思われます。

5年間を共にしたFAZEとはこれが最後のツーリングとなります。最後に秋晴れの中、一泊(しかも馴染みの延寿荘)で未走の険道を走り、阿蘇を巡れたんですからこれ以上のラストツーリングはないでしょう。今後はしばらくなのか永久になのかわかりませんが、しばらくバイクなしで過ごしてみようと思っています。元々ミラを買ったのも旅アイテムとしてだったので、それで出かければいいわけです。ただ、「動かさなきゃ」という使命感から来るお出かけはなくなるでしょうから、出かける回数としてはこれまでよりは減るんじゃないかと思われます。さてさて、どうなることやら。
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