山鹿〜熊本 全線走破編
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前回、実に中途半端ながら全線の三分の二を走ってみて、改めて何とか全線を走ってみたい気持ちが高まりました。ペース配分の工夫でもどうにか達成できそうな気もしますが、万全を期して自転車を軽量タイプに変更し臨むことにしました。

前回と同じ7:40に出発し、九州道経由で9:50に山鹿に到着。所要時間に全く変化はありませんでした。

山鹿〜植木間の詳細は前回レポートをご覧下さい。
今回はサイクリングターミナルではなく、スタート地点の鍋田橋付近を拠点とします。一旦は左岸側河川敷へと向かってみましたが、右岸側にある「水遊び公園駐車場」の方が良さそうなのでそちらに停めました。

ポンと載せるだけの車載ではなくなったため、到着から出発まで約10分を要するようになりましたが、以前プラス数分というところです。それにしても前輪着脱の度にナットとバネ、場合によってはシャフトまでを外さないといけないのが面倒でたまりません。
出発は10:00ジャスト。
この2kmほど先の第二分田橋が二日前から通行止めになっているはずです。そこまで行って迂回すると1.2kmプラスになるので、手前から県道198を辿ります。
2kmほど専用道を離れますが、このコースだと距離的加算はほとんどありません。
専用道の520m上流にかかる分田橋を渡り、
渡り終えたら第二分田橋へと向かいます。
問題の橋へ来てみると二週間前と同じ状況で、まだ通行止めにはなっていません。帰りもOKなら専用道のまま山鹿まで戻れます。
8km地点を過ぎたあたりで、今度はちゃんとした全面通行止めに遭遇。ほんのわずかな(多分50m程度)迂回ですみました。
土手(擁壁)部分の補強を行うようです。


それはともかく、本日デビューのRail 20はFX15より4kg近く軽いだけあってとにかくペダルの軽いこと。トップギヤでも踏み応えが軽いのでスピードは乗っているはずなのに、ゆっくり走っているような気にもなります。9速ギヤに変わったんですが、ほとんど7〜9速で走れます。

心配していた前傾姿勢ですが、シートをベスト位置より1cmほど下げることでとりあえず対応しています。
前回同様12.5km地点の米塚駐輪場で8分間の休憩。

植木町豊田の交差点を越えてからの約5kmの緩い上りでは大体7速を使用。

予定通りファミマ植木滴水店で昼食を調達します。鎧田駐輪場で昼食と思っていましたが、21年ぶりに植木駅を見てみたくなり、プラス250m走りました。到着は11:35。ファミマで7分を要していることを考えると前回より15分程度早い到着ということになります。
屋根も椅子もあるので、ここで昼食&小休止としました。

11:50に出発。熊本の終点まで残り11km位です。
残り8km地点。この少し手前から井芹川沿いとなります。

前方の道路は何だろう?と思って通ったんですが、帰って調べてみると県道342熊本西環状道路ということが判明しました。
そのちょっと先に立派な熊本保健科学大学。

お昼時だったので、学食らしき所が学生で溢れていました。
まだまだ井芹川沿い。

ふと気付きましたが、あと8kmの距離表示を見て以来、距離表示板を見ていません。「ゆうかファミリーロード」という表示は一般道と交差するところにあるんですが。

それと、植木まで時々見られた車両進入を阻止する激しすぎるガードは植木駅以降は見られなくなりました。
井芹川と共に鹿児島本線を横断します。
踏切を渡り、ここから約1kmは左岸側の県道31号を進みます。
右に井芹川、前方は崇城大学。
県道と川(このあたりから井芹→坪井川と名称が変わる)が離れる地点で再び鹿児島本線を渡り、川沿いへ。
このあたりは川と数十m離れていますが、基本的に坪井川に沿っています。
九州新幹線の下をくぐります。
久々の距離表示。いよいよあとわずかです。

ところでこの表示、山鹿〜植木間のものと違って小さめで100m単位まで表示されています。このタイプは熊本から植木ファミマ裏までで見られるタイプです。
このあたりは路面がざらざらで掌に振動が伝わってきます。熊本〜植木間はその先と比べるとやや荒れた区間が所々あります。

熊本の中心に近づき、住宅が増えてきました。
上熊本あたりから終点まで坪井川は約1.5km直線になります。
歩道の移動に伴い、自転車道も左側へ移動。
ラスト数百mというところで再びの全面通行止め。ここもプラス100m程度で迂回できました。
(写真は終点側から)
いよいよフィニッシュが近づきます。
12:32熊本側起点に到着。

21年ぶりの全線走破達成!

感無量なり。でも、この案内板以外何にもありません。
自転車道の起点は藤崎台球場のすぐ近くです。ということは熊本城にも近いので、せっかくなので一回りしてみます。

軽量の上、1速ギヤが30Tなので、二の丸の方へ上がる坂も楽々です。

北側の加藤神社に回り込んでから北側へ下ろうと目論んでいましたが、通行止めになっていて、一旦南側の坪井川へと下りる以外ありませんでした。
石垣が崩れている箇所は本当に至るところで見られます。仮補修してある所もありますが、手つかずの場所も多く見られます。

工事関係の交通整理をしているおじさんに天守閣の近くまで行けるルートを教えてもらい、東側から北側に回り込み加藤神社方面へ。再び厳しい上りです。
東側の櫓のひとつだと思います。

修学旅行で来ていた小学生がグループ単位であちこち見学していました。
天守閣は補修作業が始まっています。

地震から1年以上経過していますが、熊本城が元の姿になるには相当な時間を要しそうです。周囲の町並みが至って普通なのも印象的でした。阿蘇神社でもそうでしたが、古い建造物は現代のものに比べればいかに地震に弱いか、周囲と比べるとよくわかります。

阿蘇神社と共に一日も早く元の姿に戻ることを願うばかりです。
北側から県道1号に行きたかったのですが、立体交差になっていて直接は行けなかったので断念し、三の丸公園経由で下り(途中階段あり)、県道1号と交差する地点(起点から750m)で自転車道に戻ります。熊本城周辺散策は約50分間で6.2kmでした。

植木駅を出発してから休憩することなくここまで来ましたが、植木〜熊本間には駐輪場もないので、仕方なくそのまま帰路につきます。熊本出発は13:23。
植木駅までの11kmはゆったりとした上りですが、最初のうちはほぼフラットです。
4km位走ったところで日陰があったので思わず停止して一瞬の水分補給休憩。それでもまだ7or8速で走れています。

すぐに田園風景になります。
8kmを過ぎたあたりから上りを感じるようになり、時々6速も使うようになりました。

階段を下って1km位の地点にある鎧田駐輪場で久々の休憩ができます。もう一息。
上の写真の階段を下って少し行った所にある距離表示。熊本まで残り3kmで見たのと同じタイプです。合計が34.3kmと300m長いのはいいとして、地点距離もどうなのか少々疑問があるんです。というのは、ここから500mほど進んだところに山鹿まで24kmの表示があるからなんです。
それともうひとつ、これと同じタイプのLがファミマ裏にあるんですが、それは熊本まで12.4km、山鹿まで21.6kmと合計が34.0kmと300m分少なくなっているんです。わかっている限りではこのタイプで合計が34.3kmではないのはファミマ裏のLのみです。
気付いてしまった以上気にはなるわけですが、どちらが正解なのかわかることはきっとないでしょう。
14:06に到着。2時間16分ぶりの休憩です。

軽量Rail 20のおかげで下半身の疲れは軽減していますが、スポーツタイプ特有のおしりの痛みがあります。前傾姿勢による首・肩の疲れもそこそこ出てはいます。

全行程のほぼ三分の二を終えているわけですが、ここから約1.5kmあるコース最大の上りを終えさえすればその後5km位は軽く踏む程度でガンガン進める下りが続くので、気分は割と楽です。

10分間の休憩で腰を上げました。
植木駅からファミマへ至るコース最大斜度の上り。さすがにこの区間では4〜5速まで使いました。

上りきった後は、さっき書いた通りしばらくの間快適に流せ、行きと同じ米塚駐輪場で休憩をします。疲れが蓄積してきているためなかなか腰を上げる気にならず、14分間の長い休憩となってしまいました。ここからはゴールまで一気に走るつもりです。
毎年大型連休恒例のツーリングでお目にかかる立派な鯉のぼり。今年は行ってなかったので、ようやくこの日見ることができました。元気に泳いでいます。
第二分田橋は無事に渡れました。
二週間前には見かけなかった牧草ロール。もう半分夏になっているわけです。

このあたりで残り5km。多少の向かい風でも自転車のおかげで大してペダルが重くならずに済んでいます。とは言え疲労はピークに近づいています。

前回残り3km地点で10分間も休憩しましたが、今回はラストの急登がないためにスルー。
しかし、そこからの3kmの長いこと。あと少し、あと少しと我が身に鞭を入れます。前方の木の下を右に折れれば終点です。

疲れの自覚はたっぷりありますが、使用ギヤは相変わらず7〜8速がメイン。脚の疲れはそうでもない割に肩・首やおしりの鈍い痛みがじわじわ効いてきたようです。
そして、ゴール!到着は15:50。前回より1時間位長く走っていたことになります。Rail 20の力を借りて全線往復走破を成し遂げました。

走行距離は前回を大幅に上回る74.6kmでした。走り終えてみるとFX15では相当辛かっただろうと思われます。

未踏の大物である人吉自転車道は片道30kmですが、これで恐れることはありません。久々の耶馬溪と合わせて何とか今年中に走りに行きたいものです。遠賀宗像自転車道もどれほど楽になるのかを確かめに行きたいです。
リハーサルを含め、車載作業はまだ数回目ですが、クイックリリースのツメの存在がいよいよ許せなくなりました。これでもう新車ではないので近々削ります

10分で自転車を収納し、前回休館日だったサイクリングターミナルへ行き、ロードマップをもらってきました。
写真をクリックすると大きなマップ画像へ飛びます
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