1日目 出港&船内探索編

  

2日目 3日目 4日目 5日目 ツーリングIndex 禄太郎庵Top
にっぽん丸以外のクルーズ船にも乗ってみたいと思っていたところに格安な外国船籍の博多港発のショートクルーズの知らせが入りました。外国船籍の場合国内のみのクルーズはなく、必ずどこかの外国に寄港することになっているようです。ショートクルーズの場合、その多くは釜山か済州島、台湾です。今回のツアーは博多発→釜山→舞鶴→金沢という3泊4日のプランです。

というわけで、カミさんと共にパスポートを申請に行き、ツアーに申し込みました。料金はざっくりにっぽん丸の半分程度ですが、その代わりというか直前までツアー詳細の知らせは届きませんし、チケットをはじめとするツアーガイドの類は全てPDFで送られてきます。さらにチケットや荷物タグは自分で印刷する必要があります。
先月のにっぽん丸の際は国際ターミナル集合でしたが今回は間違いなくいつものクルーズターミナルです。私の部屋グループは14:30以降17:00までの乗船手続きを済ませること、という実にざっくりしたスケジュールです。CTには14:30に到着。
ほぼ並ぶこともなくさらっと受け付け。乗船券とパスポートの確認、それと顔写真の撮影を済ませ、コスタカードを受け取ります。

続いて隣の棟で出国手続きへ。
拍子抜けするくらいあっさりと船内へ。

バルコニー無しの海側です。7Fの最船首部分6部屋のいちばん左舷側の部屋です。端なので、窓の部分が斜めになっており、それに伴いベッドの配置も独特です。隣の部屋がどうなっているのか気になります。
デスク周辺
入り口側ベッド

救命胴衣がベッドの上に置いてあるのはコスタでは標準仕様らしいです。
シャワールーム

タオル・固形石鹸はありますが、シャンプー、ボディソープはありません。

さらにシャワーカーテンの長さ、幅共に短いため、相当気を付けてシャワーを浴びてもトイレ&洗面所側の床までお湯が飛び散ります。
洗面所とトイレ

洗浄便座なし。さらには歯ブラシ、歯磨きなし。浴室内の換気扇もなし。

久々に旅行に歯ブラシ、歯磨き、シャンプー、ボディソープを持参しました。
船内探索へ。

廊下がひたすら長く感じます。全長290mは奇しくも145mのにっぽん丸の2倍です。総トン数で比べるとおよそ10倍にもなります。

14:30乗船だったので昼食は済ませてきましたが、乗船時点ですでにビュッフェ・レストランは開店済み。乗船後のランチも可能でしたが、そういう案内は事前にはありませんでした。
エレベーターホール。

にっぽん丸では3基しかないため待ち時間が長いこともありますが、コスタセレーナは船首側に10、中央に4、船尾側に4の合計18基もあり、シアターでのイベント直後以外では待ち時間はほぼありませんでした。
上部デッキに出てみます。フロアとしてはたぶん11Fかと思われます。
でっかいクルーズ船によくあるウォータースライダー。その下のプールはたぶんリド・アイリス。そのすぐ先には風呂のようなジャグジーもあります。

3か所?あるプールはどこでも人が遊んでいましたが、私が見ていた範囲ではスライダーは稼働していませんでした。
船首側
上層階から直で下が見下ろせないようにスキップフロアになっています。それにしてもとんでもない高さです。
9F中央部にあるプール、リド・ソーレ。乗船開始から数時間ですが、すでのたくさんの人が遊んでいます。屋根は開閉式で、出港してからはずっと閉じていたと思います。

プール横のスペースは様々なイベントの開催場所となります。

また、ウォーター・サーバーも設置されています。部屋には飲み水がないのでボトル持参は必須です。ちなみにサーバーの水は常温でした。
一度も誰かが遊んでいるのを見ることがなかったキッズスペース。
バスケット&フットサルコート
9F船尾側のプール、リド・ウラーノ。ここでも何人か遊んでいます。
船尾部分
クイーンビートル停泊中。そろそろ避難訓練なのでいったん部屋へ戻ります。

避難訓練はかなりガチです。救命胴衣を装着して4Fの指定された側のデッキ部分に出てコスタカードのチェックを受けます。その後全員が揃うまで奥にギチギチに詰めて延々と待たされ、その後は救命胴衣の装着方法、笛と点滅ライトの使い方がジェスチャーで示されます。とにかく時間が長く救命胴衣が暑く、人が密集していて辛いです。
避難訓練を終えて船内探索を再開。

カジノ・ジャーノというカジノコーナー
ここもカジノコーナー。営業している時間帯にも通りましたが、スタッフが多いわりにお客さんほとんどいませんでした。
同じく5F船尾側のルナラウンジ。基本的にはバーのようですが、セミナー的なものが行われていたりもしましたし、下船前の精算もここで行われました。多目的室のような使われ方のエリアなのかもしれません。
ここもカジノコーナーの一部のゲームコーナー。
ジェラートショップ。
その横にもバーがあります。
グランドバー・アポロ
ステージと広いフロアがあり、社交ダンスが行われたり、パントマイムイベントが行われたりしていました。
リアルな模型。たぶん船内の二か所に設置されていたような。
3Fのパンテオンアトリウム&バー。

パンテオンアトリウムはスケルトンエレベーターがある広いスペースで、11Fまでの吹き抜けになっています。
船首にあるシアター。16時からここで乗船説明会が行われました。参加していたのは初乗船の人だけだと思いますが、かなり少なかった印象です。今回の乗船客数は約1000人ということで、定員の3分の1以下です。そんなわけで、食事時間は2部制ではなく、フリーとなりました。

ステージと1F客席が3F、上の客席が4〜5Fです。
ステージ中央は回転したり、階段状に変化してりしますし、ステージ前部分はせり上がりにもなります。余りの本格ホールぶりには驚かされました。
リド・ソーレの屋根が閉じられています。

出港時刻は18時ですが、18時を待たずに気づいたら船が動き出していました。出港のアナウンスや出港に付随するイベントは一切ありませんでした。
一旦部屋に戻り細部をあれこれ見てみると、セキュリティ・ボックスのロックがかかりません。
さらには冷蔵庫が全く冷えておりません。

3Fのカスタマー・サービスへ行き、修理を要請しましたところ、冷蔵庫は夜に交換されて冷えるようになりましたが、セキュリティ・ボックスは結局直らないままでした。要請時に「期待しないでお待ちください」って言われていました。

また、コスタカードとクレジットカードの紐付けも専用端末で無事に完了。これでひと安心・・・のはずでしたが、後にちょっとした騒動となるのであります。
乗船後最初の食事となりました。レストランは中央にビスタ、と船尾にセレスの2か所です。基本的に同じ内容で、庶民は下のフロア、スイートは上のフロアと分けられます。

私らは船首の部屋なのにセレスを割り当てられました。ビュッフェ・レストランも船尾にあるので、食事の度に長旅をすることとなりました。

メニューはコースで、写真の各グループから1品ずつ選んでオーダーします。
メインレストランはこんな感じ。左の窓の外は船尾側の海が広がっています。

ビールはハイネケン。約1000円なり。
料理はカミさんと別々のものをオーダーし、見栄えのいいのを載せておきます。イタリア船ですが、パスタの評判は(同席の方々も含め)あまりよろしくないようでした。他の料理は全体的にとても良かったと思いました。また、レストランスタッフは基本日本語全くなしですが、それなりに意思の疎通ができましたし、いいテンポで料理を運んできてくれます。
メニューはテーブル上のQRコードを読み取って見るということは予習していたのでわかってはいましたが、何度やっても表示されません。表示出来ていた人もスマホからはオーダーができないと言っていたので、特にスマホでメニューを見なければならないことはないようでした。結局この日を含め3日間とも紙メニューを見ながらオーダーしました。その方が指さしながら注文できて間違いがないと感じました。

また、入り口のメニュー見本を撮影しておいて、それを拡大表示させながらでも十分メニュー表になりうるとも感じました。

船内のWi-Fiは有料でつないでしまえば簡単なんでしょうが、有料接続しない人にとってはなかなかややこしいシステムでした。そのやり方がわかってからはメニューも見られるようになりましたし、下船前のアンケートにも答えることができました。

あと、準備していた翻訳アプリですが、電波が入らないところでは動かないことがわかりました。カスタマーサービスで最初だけは役立ちましたが、その後は手動文字入力をしてもダメでした。
食後、外を散歩しました。

船内をうろうろしていて感じたのはにっぽん丸に比べて年齢層が圧倒的に低いということ。子供連れがかなりいますし、20代と思われるグループもいました。日本発着だけに大多数は日本人のようですが、一部アジア系、欧米系もいました。

にっぽん丸では60〜70代あたりが中心という印象なので、平均年齢は20くらいは違うかも。事前にチケットを印刷したり、Webからオプショナル・ツアーを予約したり、クレカと紐付けしたりと、高齢者にはちと厳しい感じがします。
21:30からシアターでテノール歌手のステージ。40分くらいだったかな。

部屋に戻り、船の現在地を見ると何ともおかしな動きをしています。ショーの前には壱岐と対馬の中間くらいまで進んでいた船が壱岐の手前まで戻ってきています。一体何が?と思っていると船内アナウンスで「急病人をヘリで移送するために福岡に戻っている」とのことでした。

また、翌日の船内新聞が届くのが遅く、明日の朝食会場と開始時刻を聞きにカスタマーサービスへ。
パンテオン・アトリウムでは音楽ガンガン鳴らして踊りまくってます。ノリノリです。コスタセレーナは想像以上に陽気な船です。

夜のイベントは音楽、ダンス系がほとんどですが、いろんな場所でいろんなものが行われます。初日だけでも22時以降に14ものイベントが日付が変わる以降まで行われます。コスタセレーナ、ノリノリです。

船は糸島の沖くらいまで戻ったところで「無事ヘリへの移送が完了しました。これより改めて釜山に向かいます」というアナウンスがが23時近くになってありました。

歩数 7,145
2日目 釜山編へ
2日目 3日目 4日目 5日目 ツーリングIndex 禄太郎庵Top