1970年代

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GRAND FUNK RAILROAD / LIVE ALBUM 1970年
 初めて聴いたアルバムは"WE ARE AN AMERICAN BAND"でした。これもなかなかの名作ですが,やはりGRAND FUNKらしさが一番出ているといえば,このライブ盤でしょう。トリオ編成とは思えない激しさと,メル・サッチャーのベースに衝撃を受けました。
ELTON JOHN / GOODBYE YELLOW BRICK ROAD 1973年
 エルトン・ジョンを聞き始めたのは遅くて,80年代の後半からでした。きっかけは従兄弟が「もう,聴かないから」とレコードをくれたことでした。同じ頃,"TWO ROOMS"というタイトルのトリビュート・アルバムも発売されましたが,それもきっかけの一つです。その後,トリビュート作品が乱立しましたが,このアルバムのメンバーはすごく豪華でした。
 初期の作品は想像以上に気合いが入っていたので,一時期はずいぶんと夢中になって聴いていました。元々,ビリー・ジョエルが好きだったので,すんなり入っていけました。
 どの作品もとてもいいのですが,"17-11-70"というタイトルのライブ盤がやはりシンプルなトリオ編成でかっこいいです。かなりロックしてます。
EAGLES / HOTEL CALIFORNIA 1976年
 有名な名作ですから,特に色々書くことはありません。中2のとき,三軒茶屋のレコード屋で買ったのを覚えています。
BOSTON / BOSTON 1976年
 デビュー作から26年目に5作目が出るという,旧社会党もびっくりの牛歩戦術を平気でやってのけるのですから,本当に大したバンドです。5作目以外はどれも好きですが,やっぱりイチバンはこの1stでしょう。ホント,この頃アメリカン・ロックは実に充実していました。
 2002年にトリビュート盤が出ましたが,完コピ作品集という感じで,気持ちよく聴けます。
PETER FRAMPTON / FRAMPTON COMES ALIVE! 1976年
 ピーター・フランプトンは中学生の頃,"I'M IN YOU"というアルバムを持ってはいましたが,ほとんど聴くことなく,興味もありませんでした。20歳を過ぎてから,やっと彼の良さを理解できるようになり,初期の作品を中心に中古盤で買いそろえていました。80年代に入ってからは方向性を見失った感じで,だんだんと消えていった感がありましたが,94年のアルバム"PETER FRAMPTON"で見事に復活。このときは本当に感動しました。しかし,その後はというと,ライブ盤とベスト盤くらいで,今度こそ本当に引退なんでしょうか。
KISS / ALIVE U 1977年
 キッスは中学の頃,友人の影響で聞き始めました。途中,方向性を失った頃("THE ELDER"あたり)は聴いていませんが,"CREATURES OF THE NIGHT"からヘビー路線になり,また熱心に聴くようになりました。アンプラグドでオリジナル・メンバーの二人と共演したまではよかったのですが,その後はなんだか悲惨な感じです。
 80年代からのヘビー路線も好きですが,やはりキッスの魅力はエースのギター抜きには語れないと思います。テクニック云々ではなく,口ずさめるほどメロディアスなソロは,なかなか他のバンドでは味わえないものです。
EDDIE MONEY / EDDIE MONEY 1977年
 ルックスも音もかっこいいのに,なぜか日本ではマイナーな彼。ハスキー・ヴォイスと決して明るすぎないロックン・ロールが魅力です。マイナー好きな私としてはねばり強くファンを続けていました。最近では国内版が発売されていないようですが,輸入盤店で見つけたライブ盤,"SHAKIN' WITH THE MONEY MAN"を聴いて「やっぱりいいなぁ」と実感しました。でも,発売から5年間,その存在を知らなかったのです。
 1stが最高傑作だと思いますが,91年の"RIGHT HERE"もそれに匹敵する作品です。あとは“NO CONTROL”も押さえておきたいところです。
E.L.O. / OUT OF THE BLUE 1977年
 ’79年の大ヒットアルバム“DISCOVERY”が聞き始めたきっかけでした。さすがに初期の作品にはなじめませんでしたが,“A NEW WORLD RECORD”からは聴きやすい作品です。解散直前のトリオ編成となった“BALANCE OF POWER”も結構好きです。
 解散からしばらくたった’91年にジェフ・リン抜きで元メンバーが中心となったELOが復活しますが,ジェフ・リン抜きということが影響したのか,「ELO」という名前が使えず,「ELO PART2」としてアルバムをリリースします。これはこれでなかなかいい出来だったと思います。そして2001年,ついにジェフ・リンがELOに戻り,待望のアルバム“ZOOM”をリリース。ところが,ほぼ彼のソロ・アルバム状態。結構がっかりでした。
 ちなみに’90年発売のジェフのソロ・アルバム“ARMCHAIR THEATRE”は大好きで,ずいぶんと聴きました。ZOOMもソロ・アルバムとしてなら印象が違っていたかも。
TOTO / TOTO 1978年
 珍しくリアル・タイムで聴いていたバンド。アルバムは全て聴き,ライブも3,4回行きました。高校時代はコピーもしていました(できる曲が少ない)。アルバムはそれぞれに良さがあり,順位はつけづらいのですが,1st2ndが特に名作のように思えます。
 ’99年にオリジナル・メンバーだったボビー・キムボールが復帰し,スタジオ盤“MINDFIELDS”・ライブ盤“LIVEFIELDS”をリリース。特にLIVEFIELDSの方は初期のナンバーを熱唱するボビーに鳥肌が立ちました。一時期はルカサーの自己陶酔バラードがアルバムに必ず1曲は入っていて,うんざりしたものですが,ちゃんとロック・スピリッツは忘れていないようです。
VAN HALEN / VAN HALEN 1978年
 ギターの音が心地よいVAN HALEN。私はデイブ時代もサミー時代も両方好きです。両方のヴォーカルの最初のアルバム“VAN HALEN”と“5150”がそれぞれ最高傑作だと思います。5150ツアーのライブがビデオ発売されていましたが,すっごくかっこよくて,ライブビデオにしては珍しく何回も見ました。
 ヴォーカルがゲイリー・シェローンに代わってからのアルバムは・・・でしたし,彼はすぐにクビになったみたいだし・・・。その後音沙汰ないし・・・。もう,終わっちゃったのかな。
QUEEN / JAZZ 1978年
 「オペラ座」や「華麗なるレース」が名作なのはわかってますが,初めて買った比較的地味なこのアルバムが好きなんです。絶対に通しで聴かなくてはいけない,という感じのトータル・アルバム的な作りも魅力的。CDでランダム・プレイしては絶対にいけません!。
SHOGUN / ROTATION 1979年
 さぁ来ました,ここで初めて日本のバンドが登場です。とは言っても,この2ndは全曲英語詞だし,音的にも日本って感じは全くしないんですが。こんな音楽を70年代に日本人が演っていた,というのは,今考えると本当に驚きます。
 80年の3rd発表の後,解散状態だったが,97年にいきなり4枚目のアルバムを発表。最初は「芳野藤丸のソロみたい」って思いましたが,聴く毎にだんだん良さが染みてくるようなそんなアルバムです。
JOHNNY,LOUIS & CHAR / FREE SPIRIT 1979年
 私に最も影響を与えた1枚と言えるアルバムです。
 中学生の頃,学校帰りに近くの大学の学園祭に寄って,色んなバンドのステージを見るのが好きでした。そのときのひとつのバンドがこのアルバムに収録されている“YOU'RE LIKE A DOLL, BABY”という曲を演奏したのですが,余りのかっこよさにどえりゃー衝撃を受けました。でも,そのときは何ていう曲名かさえ知りません。家に帰りながら,フレーズを忘れないように,何度も頭の中で繰り返しました。その後,どうにかしてレコードを手に入れようとしますが,アーティスト名も曲名もわからないため,どうしようもありませんでした。
 それから2年後,高校の同級生に熱心なCharのファンがいました。当時は「Charなんて昔のアイドルやん」とバカにしていました。で,そいつが是非聴いてみてくれというので家に遊びに行きました。名曲“SMOKY”を聴かせようと,テープを巻き戻して頭を探している時に,偶然“DOLL BABY”のフレーズが聞こえてきました。2年たっても覚えていました。「ちょっと待った!今の聴かせて!」「誰,これ?」「何!?これもChar?」ってことで,それ以来,Charは私にとって神的存在となりました。私はベーシストでしたが,コピーはこのバンドを中心にやっていきました。
 私の話が長くなってしまいました。Charはアイドル時代,麻薬にて一時期バイバイしておりました。で,復帰となるライブを日比谷野音にて無料公開したのです。それを収録したのが,このアルバムです。ドラムスにジョニー・吉長,ベースに元ゴールデン・カップスのルイズ・ルイス加部というしぶーいメンツで戻って来たわけです。当時は2万枚限定で,2000円で売られていました。でも,ちゃんとCD化されています。
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