DINK 125 インプレッション |
2008.4. |
4月26日 走ってみての感想 | |
西彼大島にて |
まず驚いたのはシートの高さです。あちこちのインプレで見てはいましたが、トランザルプ・TDMと乗り継いできた私には何てことないだろうと、大して気にもしていませんでした。しかし、実際は両足つま先立ちで、ビッグオフバイクのトランザルプとほぼ同じような状況です。車体が軽いのでふらつくことはありませんが、信号待ちの度に地面の遠さを実感します。(後日プリロード調整でずいぶん改善しました) ポジションもGRAND DINK譲りなのか、ハンドルが近くて低いため、ゆったりと足を伸ばしてというわけにはいきません。フロアの手前側に足を置くのが一番落ち着く感じがします。 車体は良くできているようで、初代マジェスティに乗っていたときに感じていたような、コーナーリング時や高速走行時での不安定感は全く感じませんでした。フロント13インチというのも安定感の一因と思われます。 車高が高い分バンク角が深いようで、結構寝かせましたがスクーターでありがちなコーナーでのスタンドの接地はありませんでした。 |
加速は割とゆったりめという印象ですが、信号待ちで先頭に出ると、かなりの割合でそのまま後続を引き離すことができました。8000回転からがレッドゾーンなんですが、普通に発進した場合いきなり7000回転まで針がはね上がります。速度がじわじわと上がっていくにつれ、ほんの少しずつ回転が下がっていき、最終的に5000〜6000回転付近で落ち着くというパターンです。ソロで一般道を走るなら、全く問題ないレベルです。高速を使わないのであれば、車体が軽い分、TDMよりもこちらの方がいいかもしれません。枝道、脇道に入り込んでも、TDMとは比較にならないくらいあっさりとUターンできてしまうことに感動しました。私のような探索型にはやはり軽量バイクが合っているのだと痛感しました。(TDM危うし!?) 車体の装備についてです。好みにもよると思いますが、スクリーンにもう少し高さが欲しいところです。また、ライトは思った以上に明るく感じました。メットホルダーは簡素な作りですが、非常に使いやすいものでした。エンジンをかけたままでも開くシートというのは意外と便利なものでした。 デビュー・ツーリングは西彼大島までの332kmでしたが、燃費は35.8Km/Lでした。燃料警告モードに入ってすぐは、まだ2L近い燃料が残っているようです。 |
4月27日 タンデム時の走行性能 | |
西彼大島ツーリングの翌日、タンデム時の走行具合を試しに、カミさんと七山、三瀬周辺に出かけました。 ソロの時は、車の流れに十分に乗れるとは言え、力強い加速をするわけではないため、さすがに大人がもう一人乗ったら厳しいだろうと思っていました。しかし、その心配はいい意味で裏切られました。二丈浜玉有料でも車の流れに十分ついていけましたし、七山〜三瀬エリアの山間部では、車を追うことはあっても追われることはないという見事な走りっぷりでした。印象としてはソロの時と大差ありませんでした。 カーブでのライン取りもソロ時同様、ぴたりと決まる感じで、後ろのカミさんも「安心感がある」と言っていました。加速がゆったり目な分、後ろのカミさんにかかる加速時のGが少なく、これも乗りやすさにつながっています。ブレーキはタンデム時でも全く不安を感じないレベルで、しっかりと利きます。 どこをとっても「原付」というレベルではないクオリティの高さだと思いました。 |
2年間乗ってみて 〜 約4500km走行(2010.9月) | ||||
相も変わらず近場へのお出かけと、年に1〜2度のツーリング程度にしか使用していないため、走行距離は伸びていませんが、このあたりで特にロング・ツーリングに関してを中心にDINKへの印象をまとめてみることにしました。
極端な言い方をすれば、疲れないライディングポジションさえ実現すれば、二種原付とは言え非常にツーリングに適したバイクだと思います。ハンドルの交換ができない現実もあるため、あとから調整できない部分であるだけに残念です。ただ、日帰り200km程度では問題なく、300km以上走った時に感じる程度のことであり、休憩時に適度にストレッチなどしていれば何とかなるレベルです。 いくら走っても疲れないTDM900と暗に比べてしまっているから、厳しい評価になっているんだと思います。 |
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