旧長崎刑務所跡 その2

 2007.5.26

取り壊し直前の見学会に参加
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 受刑者用のトイレはガラス張りです。となりの大用も同様でした。プライバシーなんて言葉は関係ありませんね。
 説明によるとこの長崎刑務所は、刑務所の部分と拘置所の部分があったそうです。ここは刑が未確定の人を収容する拘置所の部分だったと思います。
 このエリアの独房の中はこんな感じです。比較的新しい建物のようで、きれいです。

 この近くの部屋のドアの裏に下のような貼り紙がありました。何だか生々しいですね。
 同じ建物を進んでいくと、浴場がありました。想像していたような大浴場ではありませんでした。せいぜい4〜5人同時入浴くらいの広さですが、実際はどうだったことか。
 この建物の一番奥は「病舎」になっています。病気になるとここに移されるんですね。この建物も、廊下には全て天窓があり、明るくなっています。
 渡り廊下で別の建物へ移動します。ここだけ見たら、学校でよく見る渡り廊下と変わりありませんね。
 ただ、古い渡り廊下はこのように相当痛んでいる場所もありましたが。
 この建物も外見は結構綺麗に見えるのですが・・・
 中の廊下はこの通り。ここは立ち入り禁止になっています。
 別棟ですが、受刑者が作業をする工場がありました。ここも病院棟と同様、かなり新しい施設です。
 二階へ上がる階段の途中から撮影してみました。どんな物が作られていたのでしょう?。
 ぐるっと施設を回っていると、また煉瓦造りの部分がありました。ドアの形がお洒落です。ここはドラマや映画でお馴染みの・・・
 面会室です。ここは煉瓦造りの部分にしては痛みがほとんどないように見えました。'92年の移設直前まで使われていたんでしょう。
 2つ上の写真の右から3つ目のドアだけは普通の長方形なんですが、ここは「弁護人面会所」と表示があります。他の二つよりやや狭い部屋です。
 ここはまた別棟ですが、比較的状態のいい煉瓦造りの建物です。ここも天窓があり、内部を明るく太陽が照らしているため、お洒落な雰囲気さえ感じます。各部屋の上には「第○房」と表示されています。
 その中の一つを覗いてみます。畳は痛んでいますが、割ときれいです。意外なのは窓の大きさ。私の持つ刑務所のイメージとは違う明るさです。トイレには囲いがありますし。ここは比較的刑が軽いとか、態度がいいような受刑者が入れるようなところではないでしょうか。長崎刑務所のスイートルームってとこでしょうか。
 写真はまだまだたくさん撮りましたが、きりがないので、レポートはここまでとします。実際に見てきた者としては、この全てが10月までに全てなくなってしまう、というのがうそのようです。やっぱりどう考えても「もったいない」と思うのですが、色々な人が知恵を出し合った結果なので、仕方ないのでしょう。

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 長崎新聞のネット記事
 建築マップ長崎 旧長崎刑務所
 洋館探訪 長崎刑務所
 読売オンライン 九州発
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