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別格本山蓮華院誕生寺の奥の院です。真言律宗のお寺で、昭和53年に建立された比較的新しいお寺です。
「一願成就」「厄ばらい、業ばらい」の霊験があるそうです。
私個人の「奥の院」のイメージは山の奥(上)にひっそりと存在し、他を寄せ付けない雰囲気があるようなものなのですが、こちらの奥の院は大駐車場完備で、どーんと構えております。拝観料200円が必要です。 |
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中にはいるとすぐに世界一の大梵鐘があります。
奥の院というのに、広々としたところです。 |
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重さは何と37.5トン!
大晦日の「行く年来る年」で登場することがあるそうです。なるほど。 |
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こちらはすぐ横にある「護摩堂」です。周辺の建物は新しい物ばかりなんですが、こちらは木造で、それらしい雰囲気を醸し出しています。 |
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その先には楼門と五重塔がそびえています。大きさは日本最大で、高さは3番目ということです。
両方とも新しく、立派すぎて寺院建築という感じはありません。仏教テーマパークという感じがしました。
ここから南へ4km行ったところにある本院の五重塔は総木造だそうです。 |
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五重塔の一層が本堂になっています。
二層は写経道場
三層は護摩道場
四層は座禅道場
五層は宝輪道場
とパンフレットに書いてありました。事前に申し込めば、四層で座禅の修行を受けることができるそうです。 |
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平地の部分の一番奥に石段があります。男坂と女坂があり、こちらは女坂で32段です。向かって右側にある男坂は60段だそうです。 |
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上がりきったところに皇円大菩薩の大仏があります。高さは13mもあります。
ちなみにこのお寺の名前である「誕生寺」はここで皇円大菩薩が誕生したということが由来だそうです。 |
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大仏さまの先にゆるい下り坂があり、展望台へ向かいます。 |
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展望台手前にある開山堂です。 |
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展望台からの眺めは抜群です。この日は天気がよく、空気も澄んでいたので、雲仙方面が見事に見えました。
また、この展望台からは厄を落とすために素焼きの皿を投げ落とす厄皿投げをする場所もあります。お皿は1枚300円で売られていました。若狭地方の「かわらけ投げ」のように願い事を叶えるのとは違うようです。ちなみにかわらけは3枚100円とリーズナブルです。 |
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展望台付近から見た五重塔。太いです。 |
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一番奥には円筒状にならべられた墓石群がありました。多くの戒名が「蓮華院」で始まっていたので、一般の墓地ではないと思いますが、実のところはよくわかりません。墓地におさいせん箱があるというのも初めて見ました。
写真のちょうど裏側の部分に上に登るための階段がありました。
ここからは開山堂付近まで引き返し、下ります。 |
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護摩堂の裏手に相撲道場があります。土俵にはシートがかけられています。 |
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屋根の部分に、その年に来た力士の名札が掲げられています。 |
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こちらは約10年前のもの。懐かしい名前が出ています。
九州場所の度に横綱の土俵入りが行われているようです。これは九州で唯一なんだそうです。そう言えば、先ほど五重塔の一層の外側に・・・ |
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昨年11月のものです。この3力士以外に、朝赤龍、朝青龍、高見盛関のものもありました。
その新しさ故、大規模寺院特有の荘厳さは余り感じられませんでしたが、広い敷地は綺麗に整備され、展望台からの景色も良く、一見の価値はある場所だと思いました。 |