勝手にREVIEWS 2005年 その2 

その1へ CD REVIEWS 禄太郎庵TOP
OVERDOSE / PIZZICATOFIVE  
 気になりながらなかなか聴こうとしないグループでありました。中古盤が100円で売っていたので気軽に買ってみました。最初は期待以上でも以下でもないポップさに「何回か聴いたら気が済む」と思っていましたが、回数を重ねるうち、その独特な詩の世界に引き込まれてしまいました。森高のヘンテコさとはまたひと味違った魅力があります。(2005.12.25)
STRENGTH / ENUFF Z'NUFF  
 「名作なのに世界的に廃盤状態が続いているため入手困難」という評判のイナフ・ズナフの2ndアルバム。7、8年ぶりに再プレスされ、入手可能(輸入盤のみ)になったので早速ネット通販に注文した次第です。良質なロック・アルバムであることは間違いないのですが「名作」っていうほどではないと思います。曲のインパクトは下のワイルド・ハーツのアルバムの方が上でしょう。全体のバランスはこちらの方が上でしょうが。まぁとにかく聴くことができて、気が済みました。(2005.11.25)
P.H.U.Q. / THE WILDHEARTS  
 ビートルズのポップさとメタリカのヘヴィさを合わせ持つというこのワイルドハーツ。以前から興味はありましたが、この手はハズレも多いため、気長に中古盤の出現を待っていたわけです。1〜6trはポップですが、7tr以降はヘヴィになります。そして終盤11trあたりから再びややポップさを取り戻すという構成です。「合わせ持つ」というよりは、どちらも演ってますっていうのが正しいと思います。前半のポップ路線だけなら、良かったんですが。2003年発表の「MUST BE DESTROYED」はポップ&ロック路線らしいので、一度聴いてみたいものです。(2005.11.11)
SINGLE COLLECTION / 夏川りみ  
 美しい歌声・見事な歌唱力・癒しのメロディー、これで心地よく聴けないはずがない、と思ったのですが、洋楽で育った私にはこの人のメロディは少々「和」のテイストが強すぎるようで、思ったほど浸りきって聴くことができませんでした。ラジオから流れる1曲を聴くくらいが(私には)丁度いいのかも。仕事でサウンドチェックに使うことにしました。ただ、非常にバランス悪くミックスダウンされたトラックもあって(低域すかすか)、これにはがっかりさせられました。(2005.11.11)
サンキュー・フォー・ザ・ミュージック / ウルフルズ  
 聴いたことがないアルバムが中古屋にあったので買ってみましたが、7年も前の発売のものでした。基本は相変わらずロックしてるんですけど、6作目のこのアルバムあたりから少々洗練されてきた感じがします。それでもウルフルズらしさを満喫できるいいアルバムだと思います。Dの「全日本昔話選手権」は日本のロック史に残る迷曲だと私は確信しています。この当時流行った「シークレット・トラック」ってやつがこれにも仕込まれていますが、本当に困ったアイデアです。(2005.11.4)
KANSAS / KANSAS  
 聴き始めてから20年以上になるKANSASですが、この1stだけは聴いたことがありませんでした。高校生の頃に「初期の傑作」と言われる2ndを聴き、がっかりしたため1stは買わないまま今まできてしまっていました。最近あるサイトのレビューで1stは2ndと方向性が違うことを知り、即注文しました。確かにヴァイオリンが全面に出ていて、実にKANSASらしい音です。中期のようなヒット性のある曲はまだありませんが、すでにこの時点で方向性が確立していたということがよくわかります。(2005.11.4)
moon dance / Ann Sally  
 これは2ndアルバム(2枚同時発売)のうちの1枚ですが、もう1枚の“day dream”と1stアルバムの“Voyage”の3枚を一緒に聴きました。JAZZテイスト溢れたボサノヴァメインのシンガーで、個人的には小野リサより好きです。バックの音がギターのみという曲も多く、スローな曲では眠気に襲われてしまいました。で、この3枚からテンポのいい曲ばかりを10曲セレクトして聴くことにしています。3枚の中では1stが一番好きでした。2ndは豪華に2枚同時発売でしたが、それ以降は2年以上新譜は出していないようです。(2005.10.26)
mink / mink  
 唄は上手いし声はいいし、「これがホントにデビューアルバム?」ってぐらいの人が登場しました。4曲のカバー・ナンバーは私のツボにズバッときました。選曲の時点で「やられた」って感じです。ただ、オリジナル・ナンバーが、悪くはないのですがちと物足りない感じです。録音の感じもなかなかいいのですが、残念なことにCCCDなので、高音部の透明度が不鮮明。エイベックス、頑固なり。(2005.9.15)
REMINISCENCE / BONNIE PINK  
 カバー・アルバムなのですが、元曲をほとんど知らないので、結構新鮮に聴けました。オリジナルアルバムとはひと味違った感じを楽しめますし、元々洋楽っぽい雰囲気の人なので違和感もありません。アコースティックな雰囲気も彼女の良さを引き出していて、2曲目の「Perfect」はベスト・トラックと思います。ただ、斉藤和義との「真夏の果実」は収録された意図がわかりませんし、期待していた平井堅も、中途半端に終わってしまっています(プロデュースの問題)。この2曲以外はいい出来なだけに残念!。(2005.9.13)
SMOOTH JAM "Quiet Storm" / 杏里  
 杏里の結婚報道の時にこのアルバムの存在を知りました。リー・リトナ−のプロデュースで杏里初のカバー・アルバムですから、気にならないはずはありません。ただ、あんまり世には出ていないようで、中古盤やレンタルでは全く見かけることはありませんでした。30分足らずのミニ・アルバムですが、JAZZっぽくていい内容だと思います。一言で言うなら大人のアルバムです。バックはアコースティックでリー・リトナー率いる実力派揃いです。録音も良くて、VOLを上げて聴きたくなる秀作です。(2005.9.6)
PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S / PORNOGRAFFITTI  
 職場に転がっていたので、ちょっと拝借しました。一言で言えば「聴きやすい」アルバムです。何歌ってるかわかんないミスチルやB'zとは対照的な、歌詞カードが要らないほどはっきりとした発音のヴォーカル、アクはないけどさらりと流れていくメロディ、ドライブのお供に最適って感じです。でも、ベスト盤にしては、並んでいる曲のインパクトが弱いと感じました。以前このバンドの熱烈なファンの方に初期の頃のライブビデオを見せて頂いたことがありますが、荒削りでロックしていてかっこよかった印象があります。(2005.7.1)
その1へ CD REVIEWS 禄太郎庵TOP
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送