勝手にREVIEWS 2007年 

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歌さがし / 夏川りみ  
 カバーアルバムです。基本的に夏川りみの歌は好きなので、優れた曲が並ぶカバーアルバムなら期待大です。普通、カバーアルバムならほぼ全曲知っているんですが、このアルバムでは知らない曲が5曲ありました。先行シングルの「時代」を聴いた時点でガツンとやられていた私の期待を裏切らない見事な内容でした。バックの演奏も程良くシンプルで、過剰アレンジなし。少し前に佐藤竹善のカバーアルバムで大きく期待を裏切られていただけに、幸せな気分で聴くことができました。(2007.12.27)
Gift+ / 広瀬香美  
 ちょっと前にラジオで最近の広瀬香美の曲を耳にしました。声がずいぶん変わった印象でしたが、彼女らしさはそのままだったので、アルバムで聴いてみたくなりました。全盛期の高音は無理なのか封印されてますし、曲もかつてほどのパンチはありません。1回目は少々物足りなく感じました。でも、印象に残るメロディーは健在ですし、各曲のクオリティは全体的に高まっているようにも感じました。声にも歌い方にも落ち着きが出て、心地よく聴くことができます。繰り返し聴く気になる、いいアルバムだと思いました。(2007.12.27)
THE ESSENTIAL STATUS QUO / STATUS QUO  
 '70〜'80年代のロックは相当聴きまくってきたつもりでいましたが、このバンドについては名前さえ知りませんでしたが、こちらのブログ記事でその存在を知ることができました。。結成は'60年代で、現在に至るまできっちりと活動を続けている超長寿ロックバンドです。音は、と言うとイギリスのバンドとは思えない程アメリカ的に感じました。ZZ TOP、Cheap Trickからアクをしっかり抜いて軽快で爽やかにしたようなブギー&R&Rです。これはベスト盤3枚を一つにまとめたBox Setなんですが、輸入盤で2000円ちょいと大変お買い得な価格設定でした。(2007.12.27)
AND I LOVE YOU / DREAMS COME TRUE  
 たまたま見たNHKのプレミアム10でドリカムワンダーランド2007の事を知り、その直後に新譜が出ることもわかったため、その流れで聴く気になりました。ドリカムのアルバムをリアルタイムで聴くのは初めてです。内容はドリカムワールドそのものという感じで、特にTr.1〜3は最高です。Tr12も吉田さんらしい詩で印象に残る1曲でした。また、吉田さんにとって今年は本当に辛いことがあったわけですが、その想いがアルバムタイトルである最終Trに収められていました。ファンは涙なしには聴けないことでしょう。(2007.12.15)
照(SHO) / 世良公則  
 2003年に発売されたセルフカバー集。米国のミュージシャンをバックにMr.SERAがツイスト時代の名曲を熱く歌うというものです。一度CD店でざっと視聴したものの、その時は余り魂に響いてきませんでしたが、その後テレビで、マーティー・フリードマンと野村義男のギターで「銃爪」を歌うミスターを見て、完全にKOされてしまいました。で、今回改めて聴くことにしたのですが、残念ながらテレビでのパフォーマンスほどのインパクトはありませんでした。ヨッちゃんがいないのが物足りないのかもしれません。今度はヨッちゃんも加入しているGUILD9のアルバムも聴いてみたいところです。(2007.12.1)
CORNERSTONES 4 ウタヂカラ / 佐藤竹善  
 カバー集であるCORNERSTONESシリーズもベスト盤で終了かと思われたところに、今度は第4作。聴く側もいい加減「またかよ」という気になります。特に聴く気もなかったのですが、職場の同僚に「是非聴いてみて」と貸し出されたというわけです。ネット上で多くの方が言っているのと同様、私も「原曲に敬意を表していないコピー集」という印象を持ちました。唯一「初恋」だけには「おっ!」と思わされましたが、「ロビンソン」や「いちご白書」に至っては冒涜と言っていいレベルだと感じました。それでも次作の洋楽カバーには少々の期待を持ってます。(2007.12.1)
Thinking Out Loud / Bonnie Pink  
 ここのところ、売れ筋の聴きやすいPOP路線主体になっていたBonnieですが、今作でもその路線は踏襲しつつもHeaven's Kitchenの頃の雰囲気が少し混じっています。そういう意味では作品に幅があるため、聴き応えのあるアルバムに仕上がっているように思います。ただ、おおよそ期待(予想)通りの出来映えなので、そろそろ新しい挑戦でいい意味で期待を裏切って欲しいような気もしますが、セールスを気にしないわけにはいかない位置まで昇ってしまったので、そうもいかないでしょうけど。(2007.11.18)
THE BEST of mihimaru GT / mihimaru GT  
 たまには今風の音楽にでも触れてみるか、と軽い気持ちでレンタルしてみました。「気分上々」だけは聴いたことがあり、素直なポップ感に好感を持っていましたし、ベスト盤なら大きく外すこともないだろうとたかをくくっておりましたが、見事に跳ね返されました。私のような昭和な感覚では全く歯が立たない世界がそこにはありました。
 もう二度とCDプレーヤーのトレーに乗ることはないでしょう。(2007.11.8)
DENIM / 竹内まりや  
 遅ればせながらようやくアルバムを通して聴きました。これぞ竹内まりやって感じで、イメージよりもはるかにいいアルバムでした。どこかで聴いたようなメロディやアレンジもありますが、それが「らしさ」を際だたせているように感じました。しっかし、外見も声も衰えませんなぁ。50を過ぎているとはとても思えません。ただ、以前からですが、この人の詞って身勝手すぎてカチンと来るのが多いんですよねぇ(その代表作は「けんかをやめて」)。本作でもそんな詞を聴くことができます。(2007.7.15)
FROM ME TO YOU / YUI  
 話題の人なので、とりあえず聴いておかねば、と1stから聴くことにしました。
 感想は「まぁ、普通によろしいのでは」というところです。絢香を最初に聴いた時ほどのインパクトはありませんでした。矢井田瞳からアクを抜いたように感じましたが、彼女自身矢井田瞳を尊敬しているそうです。今時の若いモンにしてはメロディがしっかりしていて聴きやすいです。こういう系統が好きな人にはたまらないでしょう。(2007.7.15)
Universal Masters Collection (Best Of) / RITA COOLIDGE  
 学生時代は70、80年代の洋楽はよく聴きましたし、音楽誌の類にも結構目を通していたつもりですが、この人のことは全く知りませんでした。最近、仕事関係で偶然耳にしたわけですが、耳に残る(大人の)ポップなメロディーと非常に心地いい声質と唄に一聴惚れしてしまいました。このアルバムはベスト盤で、ボズ・スキャッグスのカバーやブルース調の曲もあり、この1枚での満足度は相当高いと思います。掘り出し物に出会った喜びも込めて5つ★にしました。(2007.6.26)
YES / 中島 美嘉  
 出ていたことには気付かず、偶然CDショップで発売を知りました。試聴コーナーでざっと聴き、久々に購入を即決したアルバムです。前作より作品の幅が少しだけ広がったようですし、歌の巧さもレベルアップしたように感じました。1曲目とラストのカバー2曲は意表を突いた選曲なのに、見事なまでに彼女の色を出し切っています。
 それでも名作である2ndアルバム「LOVE」ほどの衝撃はなかったため、★は4つ半としました。(2007.5.11)
THE GREAT AMERICAN SONG BOOK / ROD STEWART  
 勝手にもっとポップなアルバムかと思っていましたが、ゴリゴリのジャズ・アルバムだったので、ちょっと意外でした。実にシンプルなバックの音と、聴きやすいロッドの歌で非常にいい雰囲気が出ていると思います。お洒落なバーで流れているようなイメージです。フェイセズ時代の彼が大好きだった私は、その後妙に落ち着いた曲ばかりを歌うようになってからは彼の歌を聴くことから遠ざかっていましたが、ここまで徹してくれると気持ちよく聴けます。
 このアルバムの評判がよかったらしく、その後Vol.4まで出されています。(2007.5.10)
HER GREATEST HITS / CAROLE KING  
 今更キャロル・キングでもないんでしょうが、21世紀になって初めて聴きました。ちまたでよく言われていることですが、やはりノラ・ジョーンズを彷彿とさせる雰囲気があります(逆ですが)。声の質が似ていますし、曲調にも何となく(あくまでも何となく)似たものを感じました。シンプルでポップなサウンドは聴きやすいのですが、録音が古いのが残念です。70年代なので仕方ありませんね。(2007.5.10)
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