勝手にREVIEWS 2008年 

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LIVE IN TOKYO / LARRY CARLTON  
 ひょんなことから入手してしまったこのアルバム。高校生の頃、友達に誘われて訳もわからずライブに行ったことがあるにはあるんですが、その後レコードやCDを買うことはおろかレンタルすることさえありませんでした。大人のフュージョンは当時の私には響いてこなかったんでしょう。
 このアルバムを聴いて、ラリーの印象ががらりと変わりました。ロック調の曲やブルーズもかなりかっこよく演奏しているんです。インストのアルバムを飽きずに何回も聴いたのはジョー・サトリアーニ以来だと思います。ルカサーやリー・リトナーと共演している時期のアルバムも聴いてみたくなりました。(2008.4.27)
WE ARE GUILD9 / GUILD9  
 世良公則、野村義男、櫻井哲夫(元カシオペア)、神本宗幸(元ツイスト)、横瀬卓哉(この人は知らない)という個性溢れるメンバーで2001年に結成されたギルド9。ライブは時々行われていたようですが、アルバムは'07年にリリースされた本作が1stです。全15曲をテイク2までの一発録りでレコーディングされた、ライブ感溢れるロックアルバムです。ただ、私自身の期待が大きすぎたせいもあるんでしょうが、ツイスト時代の曲以外は印象に残るようなメロディやリフがなく、音質も軽めで、実にがっかりでした。きっちり録って、きっちり音作りをした上でミックスすれば、ずいぶん印象が変わったのではないかと思います。(2008.4.27)
THE★BEST / CAROL  
 とある休日の朝、ラジオから流れてきた「ルイジアンナ」を聴いて、一度ちゃんと聴いてみようという気になり、レンタル屋へ向かったというわけです。長い間「いつかは聴かなきゃ」と思っていましたが、まさかこんな歳になってからとは・・・。それはさておき、こんなに格好いいロックだったとは知りませんでした。高校の頃に聴いていたら夢中に・・・ いや、あの当時「キャロルが好きだ」などと言おうものなら「そっち系の人種」とカテゴライズされてしまう空気が濃厚でしたから、それはなかったでしょう。でも、こっそりとでもいいから高校生の自分に聴かせてあげたい気持ちになりました。(2008.3.1)
奥田民生・カバーズ / オムニバス  
 上のCAROLのCDを借りるとき、こんなアルバムが出ているのを知り、一緒に借りてみました。奥田民生によるカバーアルバムではなく、いわゆるトリビュートってやつですが、トリビュートってタイトルにしていないところがいいです。1枚に収録できる時間でありながらあえて2枚組になっています。内容はほぼ完コピ物から相当いじった物まで様々で、参加ミュージシャンの個性がかなり出ています。私は参加ミュージシャンの半数程度しか知らないんですが、知っていたらもっと楽しめるアルバムでしょう。何となくですが、参加ミュージシャン達の、奥田氏に対する友情や敬意が感じられるような雰囲気のあるカバーアルバムです。(2008.3.1)
Dangerously In Love / Beyonce  
 上の2枚とカミさんの2枚を持ってレンタルカウンターに行くと、店員さんから「もう1枚借りられますと、セット料金でお安くなりますよ」と言われました。BOΦWYのベスト盤とこれと迷ったのですが、BOΦWYはまたの機会でも借りるでしょうが、これは「あと1枚」とか言う機会がなければ手を出すことはないでしょう。私が好む系統の音楽とは全く違うことは重々承知の上でしたが、色んなところで目にしますし、評判も聞くので一度聴いてみたいと思っていたわけです。1曲目・・・1分くらい聴き、次の曲に。2曲目・・・30秒ほど聴いて次の曲へ。3曲目・・・10秒くらいしか聴きませんでした。4曲目・・・10秒くらい聴いてイジェクトボタンを押しました。決して酷評をしているわけではありません。私の趣向に合わなかっただけです。(2008.3.1)
MEETS THE BEATLES / JOHN PIZZARELLI  
ジョン・ピザレリという人はジャズ・ギタリスト&シンガーなんですが、このアルバムでは全曲ビートルズのカバーです。ノリノリのビッグバンドあり、ピアノトリオあり、ギターのみもありと多彩なジャズサウンドが聴けます。インストは1曲のみで、それ以外では癖のないジョンのヴォーカルが心地良く楽しめます。私の好みから言えば、もう少し疾走感のあるアレンジが多くあれば、と思いました。特にTr.1〜2のノリがハンパでないため、Tr.3からの「しっとり感」が少し物足りなくも感じてしまいました。ただ、アルバム終盤にもTr.8と10にアップテンポの曲が配してあり、きちんとバランスがとられていると思います。(2008.2.3)
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NOW/ PETER FRAMPTON  
 '03年に発売されていたのに気付いたのは'07年の暮れでした。通販で購入したら、元日に届きました。'94年発売の前作は文句なしの五つ星作品でしたが、その後はベスト盤とライブ盤が発表されるのみで、期待の次作まで9年もかかってしまったわけです。本作は前作ほどの華やかさはありませんが、彼らしさはより出ていると感じました。Tr.9の「While My Guitar Gently Weeps」は今更ながらという名曲ですが、フランプトンらしいギタープレイに改めて感動できました。自宅スタジオで録音されたということですが、音質はいいです。特にギターの音が心地よく感じます。(2008.1.12)
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