勝手にREVIEWS 2018年 

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SWEET LICK OF FIRE / KICK  
昔、友人が貸してくれたKICKの2ndが格安な中古で出ていたので余り期待せずにポチりました。メロディアス・ハードでなかなか悪くなく、ほんの少しどうにかなればHarem Scaremって雰囲気なのに、ほんの少しどうにかなっていません。数回聴いて、12曲中HDDに生き残ったのは4曲でした。生き残ったのはなかなかいいんです。この後もう1枚アルバムが出ていますが、聴く機会があるかどうかは微妙。(2018.12.30)
CONTRAIL / 秀景満  
TRIXのベーシストである須藤満が村井秀清(pf)、平井景(ds)と組んでいたピアノトリオ。編成はピアノトリオですが、Jazzっぽさは薄めでやはりフュージョンなのです。須藤さんのソロアルバムの楽曲は佳曲揃いというイメージですが、こちらでは1/3に薄まっているせいかグッと印象に残るものはありません。ただ、いい感じでJazzとFusionのクロスオーバーって感じで心地よく聴けます。ありそうでなかった音楽なのかも。(2018.12.22)
SKY / 今井美樹  
3年ぶりの新譜が6月に出ていました。ざっと試聴したところではピンとくるものはありませんでしたが、川江美奈子と布袋寅泰が2曲ずつ、さらにはBONNIE PINKの初提供ということもあり、大当たりではないとわかった上で購入。実際に聴いてみると、全体にスローで地味な印象でした。私の今井美樹のイメージはもっとPOPな感じなので大人路線の本作は期待とは違いました。でも、今井美樹の歌うBONNIE PINKの歌が聴けるという点だけでも価値はあったと思っています。(2018.12.12)
SECOND FLIGHT LIVE AT Z7 / FLYING COLORS  
こちらは2ndツアーのライヴ盤。一応映像も見てみたいと思っていたところにCDも付いているセットがあることがわかり、ダブるのは承知でポチりました。2ndから8曲(9曲中)、1stから5曲(11曲中)演奏されています。下のライヴ盤を持っていても、2ndのライヴVer.と映像が2000円程度で手に入るのなら買う価値ありと感じます。輸入盤には映像版+CDというパッケージが選べるのが実にありがたい。国内盤でもぜひお願いしたいものです。(2018.11.23)
LIVE IN EUROPE / FLYING COLORS  
1stリリース後のツアーを収めたライヴ盤で、映像版もリリースされています。1stの全11曲プラス各メンバーのソロや元グループの6曲を収めた2枚組です。プラス6曲でピンと来たのはDTのOdyssey位でしたが、全体としては期待通りでした。凝った構成の曲が多い中、スタジオ盤を高い精度で再現できています。ただ、期待以上のものは特に無かったので星4つということで。(2018.10.24)
SECOND NATURE / FLYING COLORS  
FLYING COLORSの2nd。1stほどのキャッチーさはない分、プログレ度が増した感じで、全体的に曲が長め。10分超が2曲もあります。車など出先で聞くには不向きな曲が増えたとは言え、半分程度は1st的なので、ガラリと雰囲気が違うという感じでもありません。ただ、余りにも1stが良かったので、第一印象は残念な感じでしたが、何回か聞いているとちゃんとFlying Colorsだなと納得できました。(2018.10.4)
FLYING COLORS / FLYING COLORS  
Winery Dogsのマイク・ポートノイとKansasにいたスティーブ・モーズがポップでソフト・プログレなバンドをやってると聞いたらそりゃ聴きたくはなります。Youtubeで全曲調達できますが、余りに良かったのでその日のうちにポチりました。2ndの方はとりあえずYoutubeでいいかなという感じです。プログレ感はそんなにありませんが、ビートルズとかバッド・フィンガーとかそんな雰囲気がかなりあります。マイク・ポートノイはらしさを封印している反面、スティーブ・モーズは音楽性が変わってもらしさが前面に出てくるのが面白いところです。(2018.10.4)
STILL ON FIRE / BOWWOW  
この後リリースされた「BACK」「ANCIENT DREAMS」と同様のセルフカバー盤で、6曲入りと見せかけた10分足らずのメドレーが1曲として収録されています。前述の二作が良かったですし、既に廃盤なので入手できるうちにと下のと同時に購入。極初期の名曲がテンポよく、いい音質で聞けるのはファンとしてはありがたいですが、この内容で発売当時の価格が税別\2000というのはいくら何でも・・・。(2018.10.4)
WHAT'S GOIN' ON / BOWWOW  
DEZOLVEの山本真央樹が山本恭司の息子と知り、急にBOWWOWを聞きたくなりました。未聴のアルバムがいくつかあったような、と思い調べてみましたが、最近のはちょっと視聴して「違うな」というのばかり。そんな中、これはデビュー25周年の翌2002年に発売された、再結成後初のオリジナルフルアルバムです。結構力を入れて制作した感があり、Vになる直前の雰囲気もありつつ楽曲の質は高くBOWWOWのオリジナルアルバムとしてはかなり良質な部類に入るかと思います。(2018.10.4)
UNLEASHED IN JAPAN 2013 / THE WINERY DOGS  
ライヴ映像と同内容のCD(しかも2枚組)が付いているということで購入しました。ただ、2013年のライヴということで2ndの曲は全くなし。先にDOG YEARSを見てしまっただけに、ちょっと残念な気分です。やっぱりDOG YEARSの方のCD音源が欲しいと改めて強く思った次第です。(2018.9.19)
DOG YEARSにCD付きのSpecial Editionというパッケージがあることがわかったので、買い直しました。(2018.11.6)
PRESENCE / 原田真二  
'93に出したMake it a Paradiseを最後にオリジナルの新譜は出なくなり、その後は何と23枚ものベスト盤やリメイク盤、ライヴ盤を出したものの、それなりに熱心なファンである私でさえ入手したのはそのうちの4枚のみ。しかし、40周年記念の今回は強烈に聴きたくなり、発売を知るなり即ポチりました。全曲リメイクながら、武道館ライヴを彷彿とさせるロックVer.でしかも一発録り。企画としてはGuild9と同じ感じですが、完全に明暗が分かれています。しかも、選曲に少し癖があるところがたまりません。ただ、全体的に鈍重な感じでオリジナルの足元にも及んでいません。(2018.9.17)
No Sleep 'til Famous / The Merrymakers  
過去のレビューで高評価だったわりにその後ほとんど聴いていなかったMerrymakersの2nd。久々に聴いてみたら思いの外良かったので、その勢いで1stを購入。こちらもポップアルバムではありますが、2ndほどビートルズやジェリーフィッシュ感は感じられません。楽曲のレベルが2ndとはずいぶん差があるように思います。(2018.8.29)
FESTA / TRIX  
よく覚えていませんが、恐らく30数年ぶりに予約をしてCDを購入しました。発売の発表から1ヶ月以上、待ち遠しい日々でしたが、このジャケットデザイン、そして曲名から神アルバムだった前作のような作品ではないだろうことは感じ取ることができていました。その予感通りの印象でした。熊谷氏以外の4作にハズレがないので、結局アルバムの出来映えは熊谷氏作品次第ということになるようです。AYAKI氏、須藤氏も2曲ずつ提供していたらどうだったでしょうか。(2018.8.23)
ACTUAL SIZE / Mr. BIG  
前作に続きがっかりさせられたため、レビュー記事を書いていないままだったことに今さら気付き、久々にしっかり全編聞いてみました。前作ほどの地味さはないので、流して聞く分にはそこそこ気持ち良く聞けるんですが、気合い入れて聞くとなると非常に物足りない曲がずらりと揃っています。バンドに活気がある時期ならリッチーの加入がいいスパイスになったんでしょうが、そういう時期ではなかったようで、このアルバムを最後に解散となるわけです。(2018.8.21)
SPHERE / DEZOLVE  
DEZOLVEの2nd。荒削りな1stに比べ、洗練されてスマートになった印象ですが、私には余りにも刺激が足りない、優等生的BGM集という感じがします。持ち出しようにコピーしたのはTr.1のみなんですが、残りのファイルから削除されたのはゼロ。TRIXだと大体いくつかは削除されちゃうことから考えると、全体の平均クオリティというか、底辺レベルは高めであると言えます。(2018.8.20)
DEAOLVE / DEZOLVE  
DEZOLVEの1st。ギタリスト不在の時期で、佐々木秀尚、山本恭司らがゲストで参加しています。前半4曲は刺激強めで音数多め、後半は比較的しっとりしたBGM的です。また、三拍子・五拍子・七拍子の曲があり、リズム的にも多彩です。若い人らが好きなように制作したのかな、という感じがします。文句なしの名作というわけではありませんが捨て曲はなく、全体的に粒ぞろいという印象です。(2018.8.15)
PORTRAY / DEZOLVE  
TRIXの師匠であるKCJからまたしても魅力的なフュージョンバンドを紹介されました。全員20代の若いバンドですが、音はいたって正統派。演奏テクを全面に出すというよりは雰囲気を大事にした印象です。BGM特性が比較的高い中、メロディやリフがしっかり残るような曲も結構あります。本作は今年メジャーレーベルに移籍して発売した3rdアルバム。1st、2ndもざっと視聴しましたが、それに比べるとかなり洗練され、曲調の幅もずいぶん広がった印象です。(2018.8.13)
A LA MODE / 川口千里  
川口千里の1stソロアルバムに、山本恭司・桜井哲夫・菰口雄矢・菅沼孝三が参加していることを今さら知り、視聴もせずにポチってみました。豪華メンバーが支えているだけあり、演奏はもちろんのこと曲のクオリティもなかなかのものです(Tr.6だけはわけわからないのでリストからは外しましたが)。色んなタイプの曲が楽しめます。(2018.8.10)
十二支 / TRIX  
視聴しても「ん〜」って感じだったし、何しろジャケットがこれだし、なかなか聴いてみようという気になれず、ベストアルバム以降の8枚の中で一番後回しになってしまったアルバムです。PCに取り込んだ後一度聴いただけで削除されたトラックが4つ、残ったのもどこかで聴いたようなポップなフュージョンが並んでいる以上の感覚にはなりません。TRICK〜EVOLUTIONという低迷期の最も底をついたアルバムであることは間違いないでしょう。(2018.5.28)
SNACK JUJU 夜のRequest / JUJU  
前二作よりもさらに年代をさかのぼっての選曲ですが、個人的に思い入れのある曲は余りなかったのは残念なところ。Tr.1 六本木心中もTr.6 駅もやはりオリジナルには遥かに及ばず、さらにTr.8 Desireに至っては「失礼」に当たるレベル。唯一の☆4クラスは、ラジオで聴いたTr.9 恋におちて だけとなりました。(2018.5.28)
REQUEST U / JUJU  
☆5は該当なし。☆4クラスはTr.6 Miss You、Tr.10 人魚の2曲(共に曲自体が好きなので)。一作目同様、個性的実力派の曲を選びすぎているというか、いかに上手いJUJUであってもオリジナル以上とは言わないまでもひと味違う「何か」が感じられないのです。上手い人のカラオケを聴いているような感じです。3枚を通じてですが、カバーアルバムの難しさというのを痛感しました。(2018.5.28)
REQUEST / JUJU  
ラジオのカバー曲特集でJUJUのカバーアルバムの存在を知り、一気に3枚レンタルしました。年代に微妙なズレがあるため、思い入れのない曲もそれなりに収録されているわけですが、基本的に歌は上手く、奇抜にアレンジされていることもないため、スーッと入ってきます。☆5と言えるのはTr.11 Last Kiss位で、MISIAや中島美嘉、ドリカムを始め、どうしてもオリジナルに比べ物足りなく感じてしまいます。(2018.5.28)
FAVOR OF MY FRIENDS / 須藤満  
須藤氏ソロ第一弾。すでにメーカーでも欠品になっていて廃盤寸前ということで慌てて中古盤を購入。Drに神保彰を迎えてのライヴ盤です。TRIXやT-SQUAREというよりは、非常にカシオペアっぽさを感じました。演奏も曲も素晴らしいとは思うのですが、ライヴ故のソロの長さにより各曲が長めになっていて、気軽に繰り返し聴くのには不向きではありますが、ライヴ感は高め。YesSongsタイプ?の気合いを入れて聴くタイプの一枚です。(2018.5.22)
FAVOR OF MY FRIENDS 2003 / 須藤満  
須藤氏ソロ第二弾。こちらはスタジオ盤なので、各曲がコンパクトにまとまっている上、TRIXっぽいポップさが強まっていて、聴きやすくなっています。毎回思うのは、どうやってベーシストである須藤さんが曲作りをしているのかということ。各パートのメロディもしっかりと作り込まれている感があり、聴いている限りいかにもベーシストの作品という感じはしません。各曲のクオリティも高く、いわゆる捨て曲もありません。須藤さんのアルバムには「ハズレ」がありません。(2018.5.22)
ONCE MORE THAN A FEELING / BOSTON  
公式リリースものではない2枚組のライヴ盤。1987年の3rdアルバムのツアーを録音したものですが、1st〜3rdの主な曲はほぼ収録されています。非公式盤とは言え、ラジオ用の音源らしく音質はなかなか良いと思います。ただ、トラックの切れ目が少々おかしい部分が数ヶ所あります(2曲分が1トラックになっている)。ELO同様にボストンのライヴもほとんど聴いたことがなかったのでとても新鮮な感動がありました。(2018.5.10)
Diamonds & Debris / CRY OF LOVE  
こちらもCDラックを眺めていて久々に聞いたCRY OF LOVEがきっかけです。20年近く経ってようやく2ndが出ていたことを知りました。Voが代わっていて(ex.リンチ・モブ)、試聴した限りではいい感じだったので無性に聴いてみたくなりました。MP3ファイルDLなら安価で済みましたが、入手不可能ではなかったのでつい音質重視でプレミア価格の付いた中古CDをポチってしまいました。1stと比べ気だるさが軽減されていてギターが心地よく、ブラック・クロウズにも引けをとらない仕上がりだと感じます。ただ、残念ながらこのアルバムが最後となってしまうのであります。(2018.4.14)
ONE NIGHT / Electric Light Orchestra Part Two  
Part2メンバーによるライヴ・アルバム。本家ELO初〜中期から主に選曲されていて、Voやコーラス、またアレンジの違いが新鮮です。そもそもELOはライヴ・アルバムを出していませんでしたし、この18年後に発表されるライヴと比べても十分に聴き応えがあります。まだメンバーが若かった分勢いがあるような感じがします。録音レベル(音量)が低いのが残念な点ですが、取り込み後補正をかけ、今後2ndと共に愛聴盤になるのは間違いなし。(2018.4.14)
MOMENT OF TRUTH / Electric Light Orchestra Part Two  
Part2の1stに参加した5名中2名が抜け、元ELOメンバー2名を含む3名を加えてのスタジオ録音二作目。全18Tr.もあり、インストも間にちょいちょい入る。今になってじっくりと聞いてみると、1stより出来映えがいいように感じます。特にコーラスワークは見事です。写真は国内盤ジャケットで、ロールオーバーで見られる海外盤ジャケットとは異なります。こちらも1st同様評価・セールス共に低いままだったようですが、この6年後に本家名義で発表される「ZOOM」より遥かに素晴らしいアルバムです。この後スタジオ盤が出ることがなかったのは残念としか言いようがありません。(2018.4.14)
Electric Light Orchestra Part Two / Electric Light Orchestra Part Two  
ELOは大好きですが、Part2の方はPCに全く取り込んでいなかったことに今さら気付き、改めてドライブに入れてみました。ジェフ・リン抜きの初期メンバーがどういうアルバムを作るのか、非常に興味がありました。全盛期ほどのキャッチーさはないものの、本家ELOの終盤よりは音的には十分にELOらしさを感じることができるアルバムです。ただ、当時もその後も余り評価されませんでした。(2018.4.14)
7 Deadly Zens / TOMMY SHAW  
CDラックを改めて見回していて、完全にその存在を忘れていたこのアルバムを見つけました。この時期のトミ−・ショウはダム・ヤンキースやショウ・ブレイズでかなり充実期にあったはずですが、本作は非常に地味です。「らしい」と言えるのはショウ・ブレイズにも収録されているTr.7くらいで、あとはセールスを全く意識していないとしか思えないものばかりです。14曲も収録されてはいますが、PCに残ったのは前半のみ。ソロアルバム位は自分の思うようにやってみたかったのかもしれません。(2018.4.14)
DOG YEARS / THE WINERY DOGS  
ワイナリー・ドッグスのライヴBDです。輸入盤には5曲入りのCDが付いています。実力派なので、ライヴではより強烈にその魅力が感じられる、素晴らしい内容です。付属の新曲5曲もなかなか素晴らしいクオリティです。車などでも聴きたいので、ぜひ同内容のCDも発売して欲しいものです。(2018.4.3)
CDもセットになったSpecial Editionの存在を知り、買い直しました。UNLEASHED IN JAPANより音がいいので、どちらか一方ならこちらをお勧めします。(2018.11.6)
有形世界リコンストラクション / 有形ランペイジ  
TRIXに新加入したギタリスト、佐々木秀尚が所属しているってことでどんなもんかと思って聴いてみました。sasakure.U.K氏のボーカロイド作を聴いても何の感動もありませんが、本作はノン・ジャンル過ぎて思いの外楽しめました。インストの2曲はなかなかの出来ですし、Vo入りの曲も結構印象に残るメロディだったりします。(2018.3.23)
GET OVER IT / Mr. BIG  
Mr.BIGのCDで唯一CDラックから外され、聴かないCD箱に収められていました。それほど絶望に近いがっかり感を受けた衝撃のアルバムでしたが、最近Richie Kotzenを良く聴くし、Mr.BIGも聴き直していることだしと引っ張り出して聴いてみました。Mr.BIGのアルバムとしては物足りない感じなのは確かですが、リッチーとエリックのコラボアルバムと見れば思いの外味わい深く感じられるのは、Richieのおかげで順応性が広がったせいでしょう。(2018.3.20)
...The Stories We Could Tell / Mr. BIG  
以前から薄く気になってはいたものの、Amazonのレビューが不評だったので手を出せずにいましたが、レンタルの枚数合わせで聴くチャンスが訪れました。21世紀になってからのMr.BIGが割と好きな方なので、このアルバムもすんなりと入ってきました。前作ほどの感激はありませんが、それでも十分Mr.BIG感を堪能できます。ただ、オマケのセルフカバー集ですがオリジナルと比べてVoの衰えが感じられてしまいますが、ワイルドな音づくりは新鮮です(録音は良くない)。(2018.3.19)
EVOLUTION / TRIX  
私をTRIXの世界に引き込んだ張本人であるDG界の先輩が当アルバムツアーのライヴDVDと共に貸してくれました。以前視聴したときにはピンときませんでしたが、DVDを見た影響なのか思いの外いいアルバムだと感じました。ただ、基本的に歌入りはTr.1以外は外していると感じますし「featuringつのだひろ」の必要性はDELUXEのTr.2同様全く理解できません。Tr.7はVoの部分以外が結構いいだけに残念。Tr.8こそちゃんとしたVoを迎えて録って欲しいと思える佳曲。いずれにしろ、ファンなら避けては通れない一枚でしょう。(2018.3.19)
TRICK / TRIX  
ロック色はやや後退し、初期のポップ色が強まった印象。全体としてそれなりの雰囲気はあるものの、残念なのは耳に残るようなメロディやリフが余りない点。原点回帰を試みたものの、中途半端に終わってしまったような印象を受けました。今思えばこのアルバムはEVOLUTIONまでの迷走の始まりだったのかもしれません。その後にFORTUNEという名作ができるとは、迷走期間には想像も出来なかったことでしょう。(2018.3.8)
DELUXE / TRIX  
Keyが本作から窪田氏からAyakiへと交替。前作Powerから引き続きロック色強めな部分が目立ちつつも、メロディアスな正統派フュージョンアルバムとなっています。また、本作からJazzテイストが感じられる部分(ピアノソロ等)が出てきたように思います。そんな中、おふざけ路線のTr.2は必要なんでしょうか。初期からのファンはこういうのを望んでいるんでしょうか。それとも彼らがやりたいだけなのか。(2018.3.8)
WAKING UP / 須藤満  
TRIXの、そして元T-SQUAREのベーシストのソロアルバム。LIVEに行くことになったため予習用に購入。ベーシストのソロアルバムってことでまるで期待はしていませんでしたが、メロディの素晴らしさ、構成の秀逸さには驚かされました。ノリのいいフュージョンナンバーはもちろん、意外なカバー曲、ゴスペラーズ参加のヴォーカル曲など、内容の濃い一枚です。(2018.3.8)
IMPACT / TRIX  
菰口氏加入直後のアルバム。とは言え、全体としては初期メンバーの雰囲気を引き継いだ感があり、菰口氏の影響(演奏以外)は顕著ではありません。個人的には初期作は余り好みではなく、それは本作も同様で、テクノっぽいのとか、演奏技術お披露目だったり、何よりコミカル路線のものはすぐにファイル削除となりました。HDDに残ったファイルは半数以下の5つとなりましたが、それらも印象に残る度合いは低めです。(2018.3.8)
Re:TRIX / TRIX  
2013年発売のセルフカバーアルバム。1st〜7thから(ファン投票に基づいて)選曲されていますが、6thからの曲はなし。ベストアルバムBESTRIXと同時期なので、半数以上の7曲が共通です。メンバーが替わった影響と一発録り感強めの音づくりでLIVE感溢れる仕上がりになっていて、私はベスト盤よりこちらの方が好みです。初期の曲は好みではないのが多いのですが、このアルバムは比較的気持ち良く聴くことができるのです。(2018.3.5)
MTV UNPLUGGED LIVE / 中島美嘉  
久々に中島美嘉に関する情報に触れてみて、その後の彼女が耳の病気から発声や歌い方が変わってしまったことがわかりました。そんな中で比較的評判の良かったこのアルバムを聴いてみましたが、選曲やバックのアレンジが素晴らしい分、とにかく歌と声が残念でなりませんでした。一通り聴いてお蔵入り決定です。(2018.2.13)
REAL / 中島美嘉  
下の「VOICE」に失望し、その後中島美嘉を聴くことはなくなっていましたが、このアルバムは当時見ていたBS JAPANの「神社百景」のエンディングテーマ「エピローグ」が琴線に触れたために入手。とは言え、PCに取り込んだのはその一曲のみ。それでも久々に中島美嘉で聴ける曲があることを知ったのは少しながらの嬉しさを感じました。今回改めて聴き、新たに4曲を取り込みました。(2018.2.13)
VOICE / 中島美嘉  
東野圭吾「流星の絆」の連ドラをレンタルで見ていて、挿入歌「ORION」から久々に聴きたくなり数年前に入手していたのを引っ張り出してきました。入手したのは恐らく5年以上前でしょうが、一聴して非常にがっかりしたアルバムで、PCに取り込んだ曲はひとつもありませんでした。そんなこともあり当コーナーにアップすることさえ忘れていた次第です。今回改めて聴いてみると思いの外聴けたので、PCに全曲取り込んでじっくり聴き直すことにしました。(2018.2.13)
THE INNER GALACTIC FUSION EXPERIENCE / RICHIE KOTZEN  
「with Richie Kotzen」とありますが、一般的にはリッチーのフュージョンアルバムと認知されているようです。似たような感じの曲が多いですが、Tri-Offensive的なプログレっぽいインストとラスト2曲のVo入りの曲に惹かれて購入。'95年のアルバムと言うこともあり、たくさんあるやりたいことに次々に取り組んでいた時期なんでしょう。ラスト2曲のおかげでインストのみの退屈なアルバムにならずに済んでいます。(2018.2.13)
SALTING EARTH / RICHIE KOTZEN  
昨年暮れからの流れでそのまま最新作を注文。前作よりかなり地味な印象ですが、よく言えば大人のロックという感じ。ツェッペリン風と言えなくもないtr.1から地味で、なぜ1曲目に持ってきたのか謎です。TWDでやれないことを好きなだけやってみました的なアルバムなんでしょうか。地味とは言えリッチーらしさは十分に感じられ、全体にまんべんなく良い曲が散らばっていて不思議な魅力のあるアルバムに仕上がっています。(2018.1.24)
FORTUNE / TRIX  
これまではさほど熱心に聴いていたわけではなかったTRIXですが、新ギタリスト加入のこの最新作はなぜか突然に「どストライク」でした。以前はポップ色の強い軽めのフュージョンというイメージでしたが、JAZZテイストをより強く感じられる正統派フュージョンに変化したように感じました。それにしても各曲のクオリティがこんなにも急に変わったのには驚かされました。ギタリストのキャラとしては菰口氏の方が好みですが、技術とセンスは別物なのだと改めて思い知らされました。(2018.1.5)
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