勝手にREVIEWS 2019年 

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SMPT:e / TRANSATLANTIC  
Winery Dogsから始まったマイク・ポートノイ関連バンド・マイブームは徐々に加速し、Flying ColorsからSons of Apollo、Neal Morse Bandと来て、どれも外しませんでした。こうなれば、最初にちょっと試聴していたものの、保留になっていたTransatlanticにも突入です。1stアルバムである本作は30分超えのTr.1から始まり、他にも15分以上が2曲もある大作アルバムですが、Neal Morse Bandの1stのように(それ以上に)とても聞きやすくメロディアスです。(2019.12.31)
THE GREAT ADVENTURE / THE NEAL MORSE BAND  
こちらの2ndも1stと同時に購入。こちらも1st同様2枚組で組曲っぽい構成ですが、ポップ色が後退し大作志向となっています。そんな中、相当キャッチーな曲も織り込まれているので、メリハリはしっかりしていて間延びした感じではありません。ある意味まとまりがないという感じも受け、全体としては1stほどのインパクトは感じられませんでした。(2019.12.31)
SIMILITUDE OF A DREAM / THE NEAL MORSE BAND  
最近は新たなアーティストを知るきっかけはAmazonからのお勧めメールばかりでしたが、このバンドはTwitterで知りました。試聴したらほぼFlying Colorsという感じだったのですぐにポチりました。2枚組ですが内容が濃く、捨て曲なしです。トラックは細かく分けられてはいますが、メドレーの組曲風になっています。プログレとも言えますが、かなりポップでもあります。(2019.12.31)
ODYSSEY / 有形ランペイジ  
今回は1年で新譜を作り上げてきました。本作は9曲入りで34分足らずというコンパクトさで、最も長い曲でも5分台です。曲の感じはパターン化が否めませんが、らしさは十分に感じられ楽しめました。残念だったのはインストの3曲が全体の「つなぎ」的存在で単調でひねりが感じられなかったところです。(2019.12.12)
Live With The Plovdiv Psychotic Symphony / SONS OF APOLLO  
Sons Of Apolloのライヴ盤はCD3枚とDVDがセットになった豪華版。CDのDisc2はカバー曲中心でDTはもちろん、Zeppelin、Rainbow、Aerosmith、Queenなどの曲が演奏されていて楽しめます。不思議なことに1stの曲もスタジオ盤よりも魅力が増したように感じられますし、映像がプラスしても同様に感じます。今後はスタジオ盤よりもこちらを中心に聴くことになることでしょう。(2019.12.2)
PSYCHOTIC SYMPHONY / SONS OF APOLLO  
Amazonからのお勧めメールで存在を知りました。HM/HR界の錚々たるメンバーが名を連ねています。2名はWinery Dogsと共通メンバーですが、音的にはDTから2名参加している影響が大きいようでメタル感強めです。Tr.1、2以外はもう余り聴くことはなさそうな・・・という第一印象でしたが、上のライヴ盤を聞いたら印象が変わりました。(2019.11.28)
THIRD DEGREE / FLYING COLORS  
5年ぶりの3rdは発売当日にポチりましたが、輸入盤しかないので届くまでひと月近くかかりました。FC感満載の曲がずらりと収録されていて「あぁ、新譜なんだ」という感慨に浸れる一方、Tr.6、8はこれまでとは一味違った感じでもあり、最終トラックまでだらけることはありません。ただ、印象に残る曲は2ndよりさらに少ないと言えるかも。Bonus Disc Tr.1は本編に収録されても良さそうなクオリティです。Tr.2以降はアレンジ違いが収録されていますが、私としてはインストVer.は不要かと。(2019.11.1)
侍JAZZ / PE'Z  
H ZETTRIOの前身で、ピアノTrioにホーンが加わります。曲はノリノリなので、非常にスカパラっぽい感じを受けます。こちらはベスト盤ですが、二段下のPIANO CRAZEのようなガシっと印象に残るような曲はありませんでした。日本に敷居の高くないこういうJazz Bandの存在を知ることができたのは収穫でした。(2019.10.7)
Mysterious Superheroes / H ZETTRIO  
下のアルバムのついでにポチった最新の4thアルバム。作風に大差はありませんが、いわゆるキラー・チューンがありません。この二作でほぼ気が済んだ感はあります。(2019.10.7)
PIANO CRAZE / H ZETTRIO  
知人がライヴに行ったことをSNSにアップしていて、動画リンクまで貼ってあり、それがズバッと来ました。その曲はこの3rdアルバムに収録されていました。聞き進めていくと、とっても聞き馴染みのあるイントロが流れてきました。毎朝聞いているラジオ番組のコーナーで使われている曲でした。曲ごとのパンチの有無に差はありますが、いいアルバムだと思いました。(2019.10.7)
君はおぼえているかい / 星野裕矢  
TRIX / 有形ランペイジの佐々木秀尚のリーダーライヴにゲスト参加していたということで、どんな感じなのかと視聴してみたら、即ポチとなりました。ライナーノーツにある「大滝詠一、山下達郎、南佳孝のような、洗練されたヴォイシングの音楽が好き」という一文が全てを表していると言っても良さそうな、正統派でも深みのあるポップアルバムです。音楽性もさることながら、歌の巧さも大きな魅力です。前半ガツンと来る割に後半がしぼみ気味なのがちと残念。(2019.9.11)
ASIA LIVE MOCKBA / ASIA  
ブックオフで見つけ、下のイナフ・ズナフのと同時に購入。ASIAのライヴというのがどんなものかと思ったわけですが、音に厚みが感じられずミックスも含めて残念な感じでした。あと改めて1stとそれ以外のクオリティの差の再確認にもなりました。一度聞いたら気が済みました。二度目以降はなさそうな・・・。(2019.8.31)
LIVE / ENUFF Z'NUFF  
こちらはASIAとは違い、初期中心のベスト選曲という感じでイナフ・ズナフらしさが溢れています。音楽性からしてもライヴの方が魅力が増すような気がします。ただ、余り録音状態がいいとは言えません。ラスト2曲のビートルズのカバーに期待していましたが、Revolutioinの方はとてもいいのに、ラストのHide Your Love Awayには妙なアナウンス?が途中に入ってて残念。まぁオマケなんでしょうが、それにしてもねぇ。(2019.8.31)
ECCENTRIX / TRIX  
待ちに待ったTRIXの新譜。予約して発売前日に届きました。昆虫がテーマという本作ですが、曲のタイトルを無理やり関連付けた感もなきにしもあらず。前作に比べると正統派フュージョンに戻った感じですが、前作ほどインパクトのある曲もなかったように思えました。前作も第一印象は良くなかったものの、後からじわじわ浸透してくるタイプだったので、これから印象が変わる可能性は大です。(2019.8.22)
LARSEN FEITEN BAND & FULL MOON / LARSEN FEITEN BAND  
久々に法事で会った4つ上の従兄弟とちょっとした音楽談義になり、そこで数十年ぶりにラーセン・フェイトン・バンドという名が出てきました。大学の頃、友人のギタリストが是非やりたいということで1曲コピーしたとき以来でした。帰って調べてみるとアルバムは2枚のみで、現在は1枚のCDに両方収録されたものが販売されています。実に懐かしく聴きました。それと、スティーリー・ダンを久々に引っ張り出して聴きました。雰囲気似てるんで思い出しました。(2019.8.22)
FLY FROM HERE / YES  
晩年期のYESはぱっとしない作品が多い中、2011年の本作だけは輝きがまるで違います。個人的に大好きなアルバムである1980年作「Drama」の続編的アルバムで、当時作られた曲をDramaに近いメンバーで収録しています。余りに素晴らしいので、アナログ音源止まりだったDramaのCDも一緒に注文してしまいました。(2019.7.6)
OPEN YOUR EYES / YES  
'90年代前半の「Union」「Talk」は結構愛聴盤なんですが、その次作である「Keys to Ascension」でがっかりして以降全く聴いていなかったことに今さら気付き、試聴して良さそうなのを2枚購入しました。'97年リリースで「Keys to・・・」の次作ですが、トレバー・ラビンがいないのにこれがなかなかいいんです。と思ったら元々はスクワイアのソロ・プロジェクト用のものだったそうです。二人の新メンバーの影響も大きいのかもしれません。(2019.7.5)
WHY NOT? / MICHEL CAMIO  
TRIX派生のユニット彩音雪のライヴが厚木であり(当然行ってない)、前半がフュージョン・セッションで、6曲中2曲がこの人の曲だったそうです。で、どんなかなぁと試聴したら即ポチとなりました。ラテン系ジャズ・ピアニストでピアノトリオ中心でビッグバンド系もあります。かなりイケイケな私好みが全6曲中3曲です。(2019.7.5)
Arctic Circle / AYAKI  
こちらもTRIXのAYAKI氏で、7年ぶりのソロ・アルバムです。以前のソロも視聴出来る分は聴いてみたことがあるのですが、高尚すぎてとてもついていけませんでした。ただ、本作にはTRIXの名曲「Beyond the Ability」のリメイクが収録されているということで購入。さすがにこれは期待通りでした。W-King風の爽やか系Jazzが数曲ありつつも、アルバムの大半はAYAKIワールドに吸い込まれます。(2019.6.14)
Activation / 矢吹卓;Hyper Active  
TRIXの佐々木氏が参加しているというので試聴してみたところ、いい感じのプログレ・インストだったのでKCJに頼んで購入してもらいました。佐々木氏自ら投函して下さり我が家へ届いたという有り難いものです。リフやメロディにもう少しパンチがあれば、とは思うものの、全体の雰囲気は実に好みでした。プログレ・ロックファンがこういうアルバムに触れる機会があれば、もっと売れるとは思うのですが、Jazz、フュージョンファンの一部にしか知られることがないというのが残念です。(2019.6.14)
UPON THE WINGS OF MUSIC / JEAN-LUC PONTY  
手持ちのJAZZのCDを聴き直していて、この方のことが改めて気になり出し、調べてみると初期の10枚が5枚ずつのセットで格安になっていたので、この際とばかりに一気買い。1stの本作はロック調の1曲目に「おおっ!初期作はなかなかいいかも」と期待しましたが、その後は'70年代中期らしい難解な曲が続きます。Tr.6はその最たるもの。あとは同じフレーズが延々と続く退屈なTr.8は終盤の展開がかっこいいだけに残念。結局HDDに残ったのはTr.1のみでしたが、そのTr.1も後で聞いたら残念作で、HDDからは全滅となりました。(2019.5.14)
AURORA / JEAN-LUC PONTY  
2ndアルバムも1曲目は激しいロック/フュージョンで実にかっちょいいです。アルバムタイトル曲は残さなきゃかなとも思いつつ、繰り返し聴いて楽しめる感じでもないし・・・。私の苦手なクリムゾンやフロイド系のどよんとした路線のプログレなんですな。1stと同様、HDDに残ったのはTr.1のみとなりました。(2019.5.14)
IMAGINARY VOYAGE / JEAN-LUC PONTY  
3rdアルバムである本作の1曲目はまさかのPopなカントリーナンバー。ですが、その後はいつものパターン。アナログB面にあたるアルバムタイトルの組曲はまぁ聞きやすい方ではあるんですが、やはり繰り返し聴いて楽しめるタイプではありませんでした。残念!。(2019.5.14)
ENIGMATIC OCEAN / JEAN-LUC PONTY  
飛び抜けてユーザーレビューでの評価が高い4thアルバムはアラン・ホールズワース、ダリル・スチューマー、スティーブ・スミスが参加しています。1曲目以外にもいい曲があるだけで立派な名作に感じられてしまいます。アルバムタイトルの組曲も素晴らしく、Part2ではカシオペアのスペース・ロードを彷彿とさせる部分があったりと、がっつり引き込まれてしまいます。ようやく少しは聴けるアルバムがあってひと安心。(2019.5.14)
COSMIC MESSENGER / JEAN-LUC PONTY  
前作とはメンバーがガラリと入れ替わってしまった割りには質の低下を最小限に留めたような作品。JLPの曲は凄く良いか、まるで聴く気になれないか、はっきり分かれる傾向がありましたが、このアルバムの曲は「とりあえずしばらく聴いてみようか」というちょっと良さそうというレベルのものが多いんです。プログロ色濃いめですが、どんより系ではなくスリリング系なので私でも大丈夫。(2019.5.14)
A TASTE FOR PASSION / JEAN-LUC PONTY  
6thアルバム。イントロで「おっ!」と思っても、そのイントロが延々と続くのでスキップキーをポチっという繰り返し。全滅か?とも思いましたが、HDDには4,6,8の3曲が残りました。残った3曲は割と好きな感じです。(2019.5.10)
LIVE / JEAN-LUC PONTY  
名作である4枚目からたった1曲しかセットリストに入っていないというライヴ盤。今回購入した10枚の中でライヴ盤がベスト盤だろうと踏んで、最初に聴いてみたんですが、乗れない難解な曲が続くのに、曲が終わる度の大声援が不思議でたまりませんでした。マニアの道は奥深く、通りすがりの一般人には理解しがたいものです。それでも、良い曲はライヴだとまた違う輝きが感じられます。(2019.5.14)
CIVILIZED EVIL / JEAN-LUC PONTY  
8thアルバム。6thアルバムほど「おっ!」と思えるイントロもなく、1,5曲目のみ残ったものの、繰り返し聴いて楽しめるレベルかも疑問。(2019.5.10)
MYSTICAL ADVENTURES / JEAN-LUC PONTY  
9thアルバム。アナログ盤A面は20分超のアルバムタイトルの組曲になっています。この方の特徴なのか同じリフの繰り返しが長く続くので、決してスリリングな展開というわけではなく、私には無理なタイプ。B面にあたる5曲はそれなりにポップなので何とか聴けます。スティーヴィー・ワンダーのカバーもありますが、HDDに残ったのはそれとは別の3曲(6,8,10)でした。(2019.5.10)
INDIVIDUAL CHOICE / JEAN-LUC PONTY  
10thアルバム。シンセ、プログラミングが多用されています。曲も音も順応不可でしたが、辛うじて最終トラックのみHDDに残すことにしました。(2019.5.10)
全10枚からアルバム1枚分くらいの曲がHDDの残りました。よかったよかった。
ACT YOUR AGE / GORDON GOODWIN'S BIG Phat BAND  
BIG PHAT BANDの5枚目。3〜4枚目は試聴してもピンと来なかったのですが、これはちょっといい感じだったのでポチりました。1st、2ndと比べるとノリノリ、イケイケの度合いはややおとなしめで、おしゃれな雰囲気になっていて、また別の魅力が感じられます。ただ、らしさは1st、2ndの方という感じがします。また、オマケのDVDにはライヴ映像とCDと同じ5.1ch音源が収録されています。(2019.5.13)
LIPSERVICE / GOTTHARD  
久々にゴット・ハードを聴きながら、ふとその後の活動やアルバムが気になって検索をしてみてびっくり。何とVoのスティーヴ・リーが9年前に事故死していることを今さらながら知りました。その後新Voを迎えて活動は続いていて、つい先日Defrosted 2を発表していました。試聴できるアルバムを聴いてみて、名盤である3rdの雰囲気に近い7作目を購入。前2作はイマイチですが、これは割とファンの評価も高いようです。新ギタリストの加入と外部ライターの採用の影響か、ある意味「らしくない」産業ロック的なキャッチーさが目立ちます。Tr.4なんてデフ・レパードみたいです。(2019.5.2)
SOMEWHERE TO ELSEWHERE / KANSAS  
購入した時に何回か聴いて、その後は余り聴くことがなくなっていた2000年発表のアルバムですが、なぜか15年ほど寝かせると、とても魅力的に響くようになりました。前作が私好みのロック色の強いアルバムでしたが、本作は全盛期を思わせるプログレ強め路線です。そのため敬遠気味でしたが、収録曲のクオリティは総じて高く、今では前作よりよく聴くようになっています。(2019.4.30)
Swingin' For The Fences / GORDON GOODWIN'S BIG Phat BAND  
下の2ndに続いて購入した1st。雰囲気は2ndと変わらず、ノリノリのBig Band Jazzが満載です。受け手側の問題とは思いますが、続けてなのでインパクトという面では2ndよりわずかに少ないような気はしました。それでも、いかにもBig Bandな曲、フュージョンぽいもの、ロックっぽいものなど多彩で楽しいアルバムです。(2019.4.26)
XXL / GORDON GOODWIN'S BIG Phat BAND  
埼玉ライヴ遠征をきっかけにこのバンドを知り、The Jazz Policeが収録されている2ndを購入。Big Band JazzのCDを買うと、好きなタイプの曲とそうでないものがくっきりと分かれるものですが、このバンドはノリノリの曲が多いため私にぴったり。しかも21世紀の録音なので音くっきり。すぐに1stもポチることになりました。(2019.4.23)
W-KING / W-KING  
埼玉ライヴ遠征での妖怪宇宙人Trioのライヴ会場で購入。前日に販売を始めたばかりでこの日の販売分は5枚しかなかったのを入手できました。TRIXのササキング(G)とアヤキング(Key)によるユニットです。3曲入りのミニ・アルバムですが、内容は濃いです。こちらも大人なJazz Albumなんですが、何故かこちらは繰り返し聴けるタイプです。(2019.4.23)
Blooduo / 北川翔也&北川アキ  
下のアルバムと同時に購入。翔也くんのお母さんがジャズ・シンガーということ自体、このライヴの日に初めて知りました。ジャズ・シンガーと言っても、デビュー自体は翔也くんと変わらない位のキャリアみたいです。声質が好みでない上、Voが全面に出過ぎているように感じるミキシングバランスに違和感ありありで、数回聴いてお蔵入りとなりそうです。アルバムタイトルはいいセンスだなぁとは思いましたが。(2019.4.23)
The New Day / 北川翔也  
埼玉ライヴ遠征でのDEZOLVEのライヴ会場で売り上げ貢献のために購入。以前、試聴して余りの本格JAZZぶりに購入を見送っていた程の内容ですが、メロディがしっかりしているせいか、思いの外よく聴くアルバムになっています。20歳そこそこで製作したとは思えない、実に大人な内容のアルバムです。DEZOLVEの北川くんを期待すると肩すかしを食らいますが、しっかり作り込まれた印象です。(2019.4.23)
BLACK BUTTERFLY / STEVE WALSH  
スティーヴ・ウォルッシュがカンサスを脱退した後、ソロ・アルバムを出していました。しかも、そこにFMのスティーヴ・オーヴァーランドが参加しているんです。ライナー・ノーツで「これが引退作」と述べているらしく、彼が歌うのを聞ける最後のアルバムということになります。カンサスと比べるとストレートなロックが多く、'80年発表の最初のソロ・アルバムを聴いた時と同じような印象を受けました。声の衰えは隠せませんが、カンサスの時よりは伸びやかに出ているように感じます。渾身の一作と言えます。(2019.3.19)
40 TRIPS AROUND THE SUN / TOTO  
3曲の新曲が収録されている40周年記念のベスト盤です。発売前からYoutubeで新曲が聴けていたので、あえて買う必要も感じていませんでしたが、輸入盤が手頃な価格になり、リマスターの評判が良かったので買ってみました。新曲は普通にTOTOらしく、リマスターは特に初期作は低音が厚くなり21世紀仕様になった感じです。(2019.3.9)
LIVE IN TOKYO 2018 / TRIX  
昨秋に行われたFESTAツアーの最終日のライヴがほぼカットなし(3時間超)で収録されているため、BDは1枚ですが、DVDは2枚組となっています。私自身、このツアーの福岡公演に行きましたが、素晴らしい内容だったため迷わず予約購入しました。FESTAというアルバムは余り好きではなく、ライヴに行った後はほとんど聞くことがなくなっていました。しかし、ライヴの分厚い音だと曲の印象がガラリと変わって非常にいいんです。このライヴを車などでも聴けるようにあえてDVDを選択し、音声抽出のソフトも購入しました。今後FESTAはライヴVer.で聴きまくります。ちなみに演奏部分の正味は1時間40分程度でした。(2019.2.28)
35th Anniversary Special Live / 原田真二  
昨年Presenceを購入した時、その5年前に映像盤が出ていたことを知りました。ずいぶん長いこと福岡公演は開催されておらず、さらには映像盤も少ないのでファンとしては入手しておくべきアイテムでしょう。2枚組のDVDで、本編が2時間半ほどもあり、特典映像ではスタジオでのリハ、会場設営、オープニング前、終演後の様子がたっぷりと収録されていて、腹一杯堪能できます。本編は35周年ならではの豪華な演出もあって、長くとも全く退屈せずに見られました。個人的にはロック色弱めのセットリストだったのは少し物足りなさを感じました。繰り返しになりますが、ファンなら必見です!(2019.2.26)
LEFTOVERTURE LIVE & BEYOND / KANSAS  
新Voでのライヴを2枚に収録したもので、1枚はLeftovertureをそのまま、もう1枚はその他のアルバムからとなっています。最新アルバムからも3曲演奏されています。KANSASのライヴは映像盤も含めてたくさんありますが、高域を苦しそうに絞り出すスティーヴの声にすっかり慣れてしまっていたこともあり、実にスムーズで伸びやかで澄んだ声が心地良いです。Two for the Showの頃のスティーブが最新録音の演奏で歌っている感じがして、ファンとしては幸せな気分になれました。(2019.2.26)
AREA / DEZOLVE  
DEZOLVEの4枚目は彼らの音楽を聴くようになって初めての新譜で、TRIX同様予約しての購入でした。メロディやリフが印象に残りやすかった1st、3rdに比べると2ndに近い地味な感じですが、演奏自体のスリリングさは期待通り。曲の構成はさらに凝った感じで各曲が長めになっています。最初は評価低めだった2ndもいつの間にか愛聴盤になったのと同様、繰り返し聴いているうちに染みてきそうな感じなアルバムです。(2019.2.22)
有ル形 / 有形ランペイジ  
6年ぶりの2ndアルバム。1stよりインスト曲が増えて5曲になったのはいいのですが、Vo入りは1stより残念度が増した感じで、トータル評価は変わらずの☆3つとしました。Tr.7はE,L&Pのタルカスのカバーかと思ったら違うようです。でも、どう考えてもなぁ。オマージュ作ならそれなりのタイトルにすれば良かったのに。(2019.1.22)
THE PRELUDE IMPLICIT / KANSAS  
下のライヴを注文するときに見たことのないジャケットがあったので、また新しいBEST盤かと思ったら何と16年ぶりに新譜が出ていました。しかもVoのスティーヴ・ウォルッシュが代わってる!。確かにずいぶん前から声の出に不安が生じてはいましたが・・・。新Voは若いときのスティーヴ・ウォルッシュの声質に酷似していますし、らしい曲がずらりと並び、これまでの14枚のアルバムと比しても平均かそれ以上のレベルです。(2019.1.22)
There's Know Place Like Home / KANSAS  
Youtubeで映像を全編見ることが出来ましたが、余りの素晴らしさに車でも聴きたくてCDを購入しました。Always Never The Sameのライヴ盤という感じですが、あのアルバムほどオーケストラは全面に出てはいません。選曲に関してはどのライヴ盤も大差はありませんが、長年のファンであればこの編成でのライヴ盤も持っておきたいと思うものです。(2019.1.16)
黒い雫 / SUPERFLY  
もうRockなSuperflyは終わってしまった感がありますが、2015年のシングルがかなりRockしているようなので購入。フルアルバムではありませんが、例外としてレビューします。新曲以上にRockしているのがオマケのカップリング曲集の方。WHITEは余り好きではありませんでしたが、その後これだけ良い曲が揃っているなら次のアルバムにすればよかったのに、と思ったほどです。(2019.1.15)
WEMBLEY or BUST / JEFF LYNNE'S ELO 
Amazonからのお知らせメールで存在を知り、ユーザーレビューの余りの高評価さに即購入を決めました。2年前のHyde ParkでのLive盤も素晴らしかったのですが、こちらはさらにいいかもしれません。今回はリチャード・タンディーは参加しておりらず、ストリングスも大幅に縮小していますが、バックバンドはHyde Parkの時と基本的に同じです。カメラワークによる臨場感も素晴らしいですが、バンドのほとんどのメンバーがバックコーラスに加わっているため、オリジナル音源並かそれ以上に感じられます。音質は前回より明らかにいいです。さらには2枚のCDが付属しているので、モバイル用音源の取り出しに苦労することもありません。(2019.1.15)
GARDEN / 秀景満  
須藤さんのソロ同様、入手できるうちにということでこちらも2ndを買いました。1stと違ってこちらは完全にピアノトリオ編成で他の楽器がなく、曲の感じもフュージョンからJAZZ寄りな感じになっています。私がこのユニットに期待していたイメージはこちらの2ndですが、1枚の中にあれこれ詰まっていて楽しめるのは1stの方。「それぞれに良い」としか言いようがありません。(2019.1.1)
99 / SUPERFLY  
ドクターXの4作目を見ていて、エンディング曲を入手するために購入。わざわざ購入したのは初回限定盤に付いているライヴDVDが目当てだったから。新曲自体が良いのは言うまでありません。ライヴDVDもいいんですが、アルバム「WHITE」のツアーなので残念ながら楽曲が弱い。それでも初期の名曲のライヴVer.が楽しめるので価値はあります。来月のTRIXライヴDVD発売に備えて、DVDから音声ファイルを取り出す予行演習をこれでしておこうと思っています。(2019.1.1)
CONSIDER THIS / KICK  
2ndを買ったついでにMDでしか音源がなかった1stも購入。このアルバムからHDDに残っているのは2曲のみでしたが、改めてその意味がわかりました。Tr.1と10のインパクトが大き過ぎますが、他は至って普通(かそれ以下)のメロディアス・ハードです。せっかく買ったのでちょっとマシなのを何曲かHDDに追加保存することにしました。(2019.1.1)
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