事故の日

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2004年7月17日(土)

 この日は朝からテラス設置(写真奥)の工事をしていました。
 この工事をして頂くにあたって,作業箇所にうさが近寄らないように,その手前にフェンスを設置しておきました。引っ越してきてすぐにガス会社の方が,機器の点検に来られたときに一度怖がって,必死に逃げまどったことがありました。その後はあらかじめフェンスなどで仕切るようにしました。その後は特に危ないようなことはありませんでした。
 朝早くフェンスを設置しているときも「何やってんだ?」と見に来ることもありませんでしたので,安心していたのですが,作業開始から2時間ぐらいたったときに,フェンスを越えて工事箇所の方へ妙な体勢で落ちたようです。工事をしていた方が,何か落ちてきたような音を聞き,見に行くと,うさが痙攣を起こしていたそうです。フェンスの高さは1m近くあります。彼の家の2Fは50cmの高さですが,ジャンプして上ることはできません。フェンス横のブロックかフェンスが動かないように置いた植木鉢を足がかりにしたんでしょうか?。それは謎のままです。大体,すごく大きな音がしている作業現場を怖がるならまだしも,危険を冒して見に行こうとするとは・・・ちょうど壁に金具を固定する作業が始まってしばらくたった頃だったので,大きな音に驚き,相当パニック状態になっていたのではないかと思われます。

 工事の方の知らせで駆けつけたときは,目を見開いてだらりとした状態でしたが,リビング側まで運んで来たときには意識が戻った感じで,顔つきはいつものようになりました。ただ,後ろ足は両方ともだらりと伸びたままです。両足同時に骨折することは考えられないので,どこかの神経が切れているのでは,と直感しました。上半身はすぐにいつもの通りという感じになり,前足をじたばたさせていました。下手に動き回らないように,かごに入れてしばらく撫でて落ち着かせました。ただ,連休前の土曜日で,しかも昼が迫っているような時間でしたので,とにかく病院に連れて行くことにしました。

ヨメが病院に行っている間に私はPCに向かって,この状況について調べるため「うさぎ」「下半身不随」などの言葉を入力して検索をしました。検索すると、こういう状況になってしまううさぎは結構いることがわかりました。抱っこしようとしたときに少し暴れてとか,病院で診察台から落ちたとか,中にはソファから降りた後そうなってしまったのもいました。

 3時間近くが過ぎて,ヨメとうさが戻ってきました。レントゲンの結果脊髄がかなり大きくずれていることが判明しました。箇所はかなり肩に近い上の方。手術はできないことはないが,このあたりだと山口大学ぐらいで,しかも成功率は10%あるかないか程度,とのこと。その時点でのうさはまだ結構元気でしたが,病院の先生は「先は長くない」と思われたのでしょうか,今後の具体的なアドバイスはなかったそうです。ヨメはこの時点で「うさはもうだめだ」と思ったそうです。しかし,私が見たHPのこと,排尿マッサージなど,まだまだやらなければならないことを話しました。

 本人(うさ)はなんだかぼーっとしているように見えます。

 ショックなのですが、今後の事を考えると、悲しんでばかりはいられません。とりあえず連休中はいいとして、週が明けてからどうするか、いろいろと考えておかなければいけません。
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