うさは突然やってきた

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 うさがわが家にやってきたのは,1998年9月11日(金)の夕方でした。
 当時わが家では,うさぎを飼おうとか飼いたいとかいうことを考えたことは全くありませんでした。かみさんが勤めている幼稚園に,ある日近所の人が「子うさぎが生まれたのでもらって欲しい」と来られたそうです。生後6ヶ月ほどの子うさぎ数羽引き取ることとなったのですが,こいつだけが新しい環境になじめずに,周囲のうさぎからボコボコにされていたそうです。ボコボコにされるということは,こいつはオスなのです。
 週末を前に「このまま置いておいたら心配」と飛び石連休込みの4泊5日の予定で,ダンボールの箱に入れられてその日の夕方にわが家にやってきたのでした。
 わが家にやってきて,初めての写真は約1ヶ月後に撮影されたものでした。背中の傷跡はありません。
 その日,箱の中をチラッと覗きましたが,特に背中が傷だらけで,見た目は悲惨な状態でした。傷自体はそう深刻ではなかったのですが。その晩は箱に入ったまま,おとなしく庭で過ごしました。

 翌朝箱の中を覗くと,前日と同じ状態で収納されていましたが,さすがにくさい!。というわけで,箱の中に敷いてあった新聞紙の交換をしてやろうと思いました。その間,うさぎをどこにいさせればいいかを考えましたが,幸い当時のわが家の庭は,アパートのベランダ代わりのようなもので,完全にフェンスで囲まれていました。で,うさぎを庭へ出すことにしました。最初は初めての場所ということで,腰が引けていましたが,だんだんと自由にうろうろとするようになりました。ベランダ程度の狭い庭でしたが,この様子を見ながら,何となくこいつとの長い付き合いの始まりを予感していたのかもしれません。
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