穴掘りうさとの格闘

次へ  うさぎのうさ  禄太郎庵
 うさぎは穴を掘る動物です。土の上で飼っていると掘るな,という方が無理です。前に住んでいたアパートの庭ではプランタースタンドの下に奥行き1m弱と思われる穴を掘っていました。夏場はそこで暑さをしのいでいたようです。穴を掘っているときは本当に一生懸命で正に一心不乱という感じです。前足で土を掘り,後ろ足の間からお尻の方へかき出します。ある程度土がたまってくると,反対を向き,前足をブルドーザーのようにして土を運んでいきます。その繰り返しです。
 アパートでは土の部分は建物とコンクリートブロックに囲まれていましたから,よっぽど深い穴を掘らない限り脱出は無理でしたが,引っ越し後はそうもいきません。いくつかの対策をとりつつ,うさとの根比べがありました。
 玄関横の門扉の下にある隙間は,コンクリートを打ってもらい塞ぎました。余りこちら側に来ることはなかったので,問題ありませんでした。

 ちなみにこの門扉のすぐ向こう側がうさのトイレスペースでした。それと,かみさんが車で帰ってくると音で分かるらしく,門扉のところまでお出迎えすることがよくありました。私のバイクの音には全く反応なしです。
 家の裏側はラティスをフェンスにしていましたが,かじりやすい形と固さなのでしょう。気付くとこのようなことに。すぐに裏から補強しました。その後は問題なし。

 表にあるベンチや家は全くかじらないくせに,裏にあるフェンスはこっそりかじっているんです。ちなみにラティスは表側にもエアコン室外機フェンスとして置いてありますが,全くかじっていません。陰でこそこそと悪さをするタイプの奴です。堂々と悪びれずに暴れまくるより,よっぽどかわいいのかもしれませんが。
 裏手の活動範囲はここまで。

 フェンスの奥に門扉がありますが,こちらは表側のように下のスペースを埋めていません。裏側にはガスのメーターがあり,検針の方が出入りするので,門扉まで自由にさせるわけにはいかなかったわけです。

 さて,今度はフェンスの下の地面を掘り始めました。繰り返しますが,表側は全くどこも掘ろうとしなかったくせに,一番目の届かないところを掘っていやがったのです。

 ある朝,ご飯の時間になっても全く姿を見せないので心配して見に行ったら,必死に掘っていたのです。その時は下をくぐって向こう側まで自由に行ける状態までなっていました。

 土を元に戻しても,1日かからずに元通りになります。その向こうに門扉があるので,重大な問題とまではならないのですが,毎日見回るのも大変です。掘っては埋め,の繰り返しがしばらく続き,フェンスの手前にブロックを置いたりもしましたが,今度はブロックの手前を掘り始めます。

 最終的にうさをあきらめさせた対策は・・・。
 このような金網状のものを地面に埋めました。ブロックなどの物であれば,その手前から掘りますが,このように埋めておけば,その手前から掘るほど賢くはなかったようです。

 最初はバーベキュー用の網を使おうかと思っていたのですが,使っていなかったシンク下整理用の棚があったので,それを使いました。
 裏側の様子。給湯器にはベニヤでカバーをしています。当然その手前の部分を掘ろうとしますので,そこにすのこを置いています。

 夏場はこのスペースが涼しくて過ごしやすいのですが,うさはあんまりここにいることはありませんでした。穴掘り対策で格闘中は,姿が見えないと大体ここでしたが。

 余り雑草が生えていないところを見ると,ちょくちょく来てはいたのでしょうが,いわゆるくつろぎスペースとして,長居をする場所にはならなかったようです。あんなに気ままに見えても,やはり人間の姿や声などが近い場所の方がよかったのでしょうか?。
次へ  うさぎのうさ  禄太郎庵
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送