1日目その2  高平展望公園 横島展望台 陣ヶ岳 鏡山牧場
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R388に戻ると「蒲江に来た」と実感する、湾沿いの狭路を走ります。
河内湾沿いを離れ、高山トンネル手前から半島側に上がる、高平展望公園への道があります。
展望公園はキャンプ場にもなっていて、テントゾーンの他にケビンやシャワー施設もあります。他にもアスレチックコーナーやサイクリングロードまでありました。
ここから河内湾方面の眺め。反対側も海を見下ろすいい眺めなんですが、これまでのと大差ないので省略。
管理棟兼「里の駅」である食堂・売店もあります。

気が済んだので、次のポイントを目指します。
ここからの下りは空の公園のところよりも、もっと「海に向かって」下る感じです。
7年ぶりの道の駅かまえ。当時はできたばかりで閑散としていましたが、この日はものすごい賑わいで、中に入るのをためらうほどでした。
今回のツーリング・レポートにおける長い長い序章はここまでです。ここからようやくタイトル通り「アプローチが過酷な迷所」が続きます。


7年前は県122に入ってちょっとのところから、走りやすい「ふるさと林道」でR388へ抜けたんですが、今回は県122のまま南下を続けます。いきなりガードレールなしの狭路で険道ぶり全開です。
崖沿いの感じもいいですねぇ。
そして県境を越えます。
まずは横島展望台へ。
広々としています。

バードウォッチに来られていた先客がありました。そのうちのお一人(恐らく60代半ば)がちょっと前までバイク乗りだったそうで、しばしバイク談義。ホーネット900、ZZR1100、R1などに乗られていたそうですが、ZZRの良さをしみじみとお話されていました。いいバイクなんでしょうねぇ。
ここからの眺めは例によってこんな感じ。
横島展望台入り口から5kmほどで陣ヶ峰への入り口があります。表示は「茶山展望台」となっていて、陣ヶ峰とは書かれていません。
上り始めてすぐに左手にこんな茶畑の景色が広がります。恐らくこれが「茶山」であり、こんな眺めを展望できるということで「展望台」と表記されているんでしょうが、普通に道からの眺めです。特に道が広くなっているわけでもありません。
さて、陣ヶ峰へと進んで行くと、道はより過酷になってきます。初日で一番過酷だったのはこのルートでした。

写真向こう側が茶山展望台で、手前が陣ヶ峰方面です。こんな分岐があっても一切表示はありません。
車はもちろんですが、バイクであっても「対向車が来ない」とい大前提の上に立って突入しなければならないような道です。
色んな物が散らばっている上に、結構長いんです。
ようやく到着。
やっぱり高いところからだと、似たような景色でも迫力が違います。


しばし景色と空気を堪能し、時計に目をやると時刻は15:30。ほぼ予定通りなので、ラストの大物物件を目指します。
県道122は最後まで険道でした。

ところで、このエリアでは東九州自動車道の工事が相当本気で進んでいて、蒲江〜北浦まで来春開通の予定と表示されていました。無料区間だそうです。そうなると、ますますこの区間を通るのは物好きのみということになるんでしょうね。現時点でもほとんどの人はふるさと林道の方を通るでしょうし。
久々に人間の生活するエリアに下りてきて、ホッとする瞬間。
そして、これまた久々の国道です。

このすぐ後、前回は閉店と同時に到着した道の駅北浦で職場用の無難で小包装のお土産を買います。初日にお土産を買うのはどうかとも思いましたが、明日は道の駅さえないルートなので、致し方ありませぬ。
ラストの突入口はここ。左側の細い道を入っていきます。
最初はこんな感じでしたが・・・
狭いとはいえ、舗装はきれいで比較的走りやすいルートでした。

なんて思っていたら、イノシシの親子と遭遇。二頭は山の中へと走り込んで行きました。
比較的走りやすいとは言うもののこれが長くて、下の入り口から約8kmありました。

鏡山牧場は気持ちのいい高原状の場所です。
こんな感じで海を見下ろせます。
延岡方面は草原状になっていて、先の方はパラグライダーの出発地点になっているようでした。
ただ、牧場というものの牛は見当たらず(人も)、柵はあちこち壊れています。
丘の上へ上がると小洒落た風車小屋が見えてきました。
小洒落てはいますが、傷んでいるというレベルを超えて、すでに朽ち始めています。
外壁がはがれてその辺に散らばってます。
三階部分は中が見えます。
近づくと危険ですよ、というアピールは伝わります。
ドアの隙間から中を覗くと螺旋階段がありました。売店とか食堂とか言うよりも、立派で洒落た展望台だったのかもしれません。
正確には「鏡山牧場跡」なのかもしれません。非常にいいロケーションなだけにもったいない気がします。


初日の予定は全てこなしたので、宿泊地の延岡へと向かいます。ガソリン残量が少々心配ですが、まぁ何とかなりそうです。
元の国道へと下っていく途中に展望台を発見。鏡山へのルートを下調べしているときにいつもお世話になるこちらのサイトで見かけたやつです。行きは木の陰で全く気付きませんでした。

リンク先には「階段を上がっていくと」と書かれていましたが・・・
5年の間にアプローチ不能になってしまったようです。

暗くなり始めた林道を国道まで下っていると、ふと目の前に鹿が現れました。こちらに向かって走ってくることはないとは言え、突然の出来事にかなり驚きました。「いやぁ〜まいったな〜」なんて思っていたら、今度はカーブの先に二頭目が。距離10m足らずの遭遇でした。
ガソリンは何とか延岡の市街地まで持ちこたえてくれました。377km走って残量は1Lを切っていました。燃費は33.6km/Lでした。余り燃費のよろしくないエリアを走っても、基本的には400kmは走るということになります。

スタンドを出ると雨が降ってきました。大体今日は午後からは晴れるって言ってたのに、ずーっとどよ〜んと曇ってた上に、最後は雨かい!。宿も近いのでそのまま走り続けます。

18時ちょい前に宿着。延岡泊の時は毎回ここで、今回で3回目です。2年前に届いた年賀状が割引券になっていたので、申し訳ないくらいの料金になっちゃいました。ここは6畳の和室でバストイレ別というのがいいんです。また、すぐ近くにコンビニがあったんですが、道路拡張のため残念ながらなくなっていました。その代わりなのか新館が2年前にオープンし、今回はその新館に泊まれました。ただ、写真を見比べる限り、部屋の様子は全くと言っていい位同じでした。



津久見から延岡までのルートです。

1日目の走行距離は380kmでした。
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