宮崎ツーリング 1日目その2

2005.9.17

日南海岸を南へ
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 槙峰は本当に小さな駅舎でした。このあたりは川岸から少し離れているため,全く冠水した形跡がありませんでした。(地図
 駅もこの通り,無事です。

 上に行ったり下に行ったりで時間がかかるし,お腹も空いてきたので,日向へ向かうことにしました。日之影バイパスに戻り,R218を延岡方面へ。
 R218の途中から南へ向かう県道20号に乗り換えます。(地図

 五ヶ瀬川の南岸から高千穂鉄道の橋脚のみが残されているのが見えました。年間6000万円以上の赤字を出す第3セクター経営の鉄道ですから,現実的に復活というのはかなり厳しいのではないか,と感じました。川岸の各集落が日之影バイパスからかなり離れているので,バスを運行するにも川岸の県道をまず復旧させなければいけません。これに関してはすでに工事が始まっていました。
 五ヶ瀬川から山ひとつ隔てて,南側を並行に流れる五十鈴川沿いの国道388を日向に向かいます。五ヶ瀬川沿いで何カ所も分断されている県道237と同じようなところを走っているのですが,こちらは被害がほとんどありません。1カ所だけ片側交互通行の部分があっただけでした。
 国道10号に出る手前から日向に向かう広域農道があったので,そちらへ右折。快適でした。
 広域農道のおかげで,直接日向の中心部の国道10号に出ることが出来ました。さぁ,昼ご飯だ。

 と,思ったものの,お馴染みのジョイフルも,いい感じの回転寿司も道の反対側。リンガーハットがありましたが,暑かったのでパス。「そのうち,そのうち」と思っているうちにだんだん通り沿いが寂しくなってきてしまいました。日向から南の国道10号を走るのは初めてです。
 日向のちょっと南にはまぐり碁石の里がありました。以前テレビの旅番組で見て,ちょっと寄ってみようと思っていました。日向は蛤の貝殻から作った碁石(白)の産地だそうです。今は貝殻は外国からの輸入だそうですが。
 この施設,大型の観光バスが何台も停められるほどの大きさなんですが,不思議なお店でした。1Fは碁石と碁盤の店・お土産店,そして手作りスイーツのお店と,さらにはなぜかリサイクルショップが同じフロアにあるんです。2Fはお食事処でしたが,ランチバイキングのみだったので,パス。ツーリング中って結構食事に関してはいい加減なのです。
 さらに南下したところにある道の駅日向で休憩。ここで遅い昼食となりました。結局,つるつるっと冷やしうどんを頂くこととなりました。
 出発前に迷った服装でしたが,メッシュで大正解。それでも暑いくらいです。海岸線のR10を走るようになり,一層暑さを感じます。ただ,薄曇りが続いていたので助かりました。
 さらに南下したところに古い町並みが売りの美々津があります(地図)。ここもテレビの旅番組で見ました。実際に来てみると,本当に小さな町でした。この写真は無人ですが,ひとつ隣の通りでは多くの観光客が歩いていました。 
 ここは歴史資料館の前です。

 大体立ち寄りたい場所はクリアしたので,あとはひたすら南へ向かうのみです。宮崎での宿泊を予定していましたが,この時点でまだ3時前。日南まで十分に行けそうです。
 「延々と長い」とよく言われる日向から宮崎への国道10号。前を走るのは岡山ナンバーのBMW。

 信号は少ないのですが,とにかく流れが悪い。2日間を通じて感じたことですが,宮崎県っていうところは(鹿児島も同じ感じ),制限速度程度で流れることが当たり前のようです。制限速度以下ってことも珍しくありませんでした。もちろん,そういう状況に苛立つ人も少なくないようで,平地での登坂車線のような「ゆずり車線」っていうエリアが何カ所もありました。左車線からギンギンに抜き去ったのは言うまでもありません。
 宮崎市内に入り,国道10号がさらに流れなくなったので,海岸沿いの県道に移動。いっぺんシーガイヤなるものを見てみたかったとです。他に高い建物がないせいもあり,ひときわ目立ってました。

 ポインタを写真の上に移動すると,先日東京で撮影した写真に変わります。意味はないですが,ちょっとしてみたかっただけとです。
 長かった宮崎市内を抜け,R220を日南へ向かいます。日南フェニックスロードという別名もあるルートです。(地図
 堀切峠先にある道の駅フェニックスで休憩。正確に言えば,休憩ではなく,海岸線の写真を撮るために立ち寄っただけです。
 写真を撮ったら,さっさと出発します。
 モアイ像(当然コピー)で有名なサンメッセ日南。モアイ像との集合写真は是非撮っておきたかったのに,この日は残念なことに「観月会のため15時30分に閉園」でした。悔しいので,国道沿いにある最愛(もあい)茶屋というところにあったモアイ像とトランの2ショットを撮りました。
 日のあるうちに日南にたどり着きました。これなら明日見物するつもりだった飫肥城の見物ができそうです。すでに17時を過ぎているので,閉園しているかもしれませんが,まぁ行ってみましょう,ということで飫肥に来ました。ここがメインストリートです。飫肥も小さな町でした。(地図
 飫肥城の大手門です。誰もいませんでしたが,門が開いているので,まだ入れるようです。
 去年のNHK朝ドラ「わかば」で見たのと同じ光景です(当たり前ですが)。何人か,地元の散歩中とおぼしき人とは会いましたが,ほぼ貸し切り状態です。
 本当に綺麗に整備してありました。規模は小さいながら,品のあるお城です。この先に天守閣的な(?)建物があり,そこはすでに閉館していました。でも,これだけ見られれば十分です。
 城下町を散策していると,水路に鯉が泳いでいました。
 こんな具合に。島原みたいです。
 「わかば」のロケでも使われた酒谷川の河原に下りてみました。もうすぐ日が落ちます。

 さて,飫肥の見物もとりあえず気が済んだので,さらに歩を進めて勢いで都城まで行って泊まることにしました。飫肥からはR222で50〜60kmってところでしょうか。2時間もあればたどり着くことでしょう。そうと決まれば即出発。
 しばらく行くと控えめなこの表示。「本当か?」って感じですが,本当だとエライ目に遭うので,右折して北郷に向かおうとすると,それも通行止め。本当に迂回路なしなの?。
 ガソリンスタンドで尋ねると,北郷経由なら行けるという話を聞いたそうです(地図)。この程度の遠回りですめば恩の字です。
 北郷へ向かう途中で見た衝撃の光景。橋脚だけが残っているのは昼間見ましたが,この姿の生々しさには,しばし呆然と眺めてしまいました。
 実際はかなり暗くなっていたのですが,後で見て驚くほどよく撮れていました。
 途中から左に折れて,川沿いの県道33号に向かわなければいけなかったのですが,特に表示もなく,(多分あれだったんだと思う道が)細くていかにもこの先通行止めっていう感じだったので,そのまま田野まで行ってしまいました。田野へのルートは非常に快適に流せたのでよかったのですが,今度は何と田野から都城に向かう国道269が通行止め!(地図)。全く台風14号(通称 加藤里奈)恐るべし。でも,ラッキーなことに田野から都城までは高速も通っているんです。1区間のみですが,高速に乗って,どうにか都城へたどり着くことができました。

 ビジホ宿泊を常とする私は,あらかじめ宿泊候補地で,いくつか候補のホテルを調べておき,電話番号と住所はメモしておきます。ただ,今回のようなケースは初めてだったのですが,都城は大きな街ですから,ビジホのひとつや二つすぐに見つかるだろうと,安心していました。ビジホ探しのセオリーとしてまず「駅前」または「官庁街」を探します。今回は駅前にたくさんのビジホがありましたので,あっさりと宿を見つけることができました(19:30でした)。

 今日は久々のツーリングでしたが,本当によく走りました。
 本日の走行距離 481km
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