早春の筑後路をちょいと巡る 

2008.3.1

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 毎度のことながら、冬の間は近場の糸島〜唐津周辺への出動ばかりとなります。七山は寒いので行きません。で、春先のこの時期になると、ちょっと違う方面へ行きたくなるんです。そして、カミさんも久々にバイクでどこかに行きたいと言っています。

 そんな時、職場の情報通から筑後方面のネタを仕入れたため、久々にそちら方面へ行くことを決めました。最近はこのエリアは高速でワープしてしまってばかりなので、ちょっと新鮮です。仕入れたネタの他に久々スポットや未踏の小ネタを絡めてコースを設定してみました。

 最初の目的地がお食事処なので、出発は10:20とのんびりスタートです。都市高速と高速を繋いで杷木ICまでまっしぐらです。
 最初の目的地はうなぎ料理の「松月」です。ここ数年はうなぎと言えば柳川に行っていたので、かなり久しぶりです。一生懸命記憶を辿ると、どうやら6年ぶりのようです。ここは柳川などと比べるとリーズナブルでおすすめです。
 まずはう巻き。プロとは言え、どうしてこんなにも綺麗にできるんでしょう。もちろん味も見事です。
 ここに来て塩焼きを頼まなかったことは一度もなかったと思います。これは外せません。
 もちろん、せいろ蒸しも外せません。

 他にはうなぎの刺身やうなぎ茶漬け、普通に蒲焼きがおすすめです。一人前3500円の「うなぎづくし」というフルコースもあります。
 筑後川土手ロードを通って次の目的地へ向かいます。気温は12℃くらいですが、実にいい天気です。
 途中に立派な神社があったので、思わず立ち寄りました。拝殿も本殿もかなり見事な造りです。若宮八幡宮という神社です。

 写真をクリックすると大きな写真にリンクします。

 あんまり自信がありませんが、多分このあたり
 境内には大きなカヤの木があります。樹齢300〜400年だそうです。10年前には幹内部が空洞化して枝先が枯れていたのを、樹木医の方の手当で回復したそうです。
 次にやってきたのは白壁の町並み「吉井」です。この時期は最近どこでもやってる「おひなまつり」をここ吉井町でもやっています。5年前に来たことがあるので、おひなまつりが目的というわけではありません。

 さすがにどこでもやるようになった影響か、5年前ほどの賑わいはありませんでした。
 5年前とその2年後にも来た青花ステンドグラス立丁尾花です。コース沿いだったので、久々に立ち寄ってみたくなったわけです。

 こちらのご主人はバイク乗りの方で、バイクウェアで行くと、バイクの話を熱くされます。3年前のレポの最後に「オフ車1台買っちゃいますか?ご主人」と書いているんですが、何と間もなく届くんだそうです。これで晴れて「」が外れるわけです。是非前回レポのこのお店のくだりの部分もあわせてお読み下さい。

 相変わらず魅力的な品がたくさんありましたが、余りにも立派なお値段の前に撤退を余儀なくされました。
 表通り沿いの空き店舗らしきスペースに見覚えのある組み木細工が並んでいました。間違いなく去年の有田ツーリングの時に見たものです。あちこちのひな祭りイベントに出店しているのかと思いきや、有田と吉井だけなんだそうです。ご主人は有田に行っているので、吉井は奥さんの担当だそうです。去年はこんなひな人形はありませんでしたし、他にも作品の種類が増えていました。

 実はこの後、草野町にある工房を訪ねようと思っていたので、ラッキーでした。工房の方は誰もいないとのことでしたから。

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 本日のお買い上げはこちら。「うさとおちび」と勝手に名付けられた作品です。
 次なる目的地である草野町へ向かう途中、カッパの駅舎でお馴染みのJR田主丸駅に立ち寄ってみました。実は実物を見るのは初めてなんです。

 右側の木の根元にカッパの石像があるんですが・・・。
 「楽太郎」という名前なんだそうです。なんだか他人ではない気がしてきました。

 写真をクリックすると案内板の文字が読める大きな写真にリンクします。
 草野町の歴史資料館にやって来ました。何度も前を通ったことはありますが、中にはいるのは初めてです。まぁ、小さな資料館なので、展示物は多くはありませんが、この草野とその周辺の深い歴史の由来が少しわかった気がしました。

 ちなみに建物は明治44年に建てられた旧草野銀行本店です。
 そのすぐ近くにある山辺道文化館にも立ち寄ってみました。ここでは椿の展示会が開かれていました。二階の部分は喫茶室になっていて、なかなかいい雰囲気です。先を急いでいるのでパスしてしまいましたけど。

 こちらの建物は大正3年築の旧中野病院です。
 そして、お留守とはわかってはいましたが、どんなところなんだろう、と組み木細工の工房を訪ねました。

 すると、娘さんが出てこられて、工房内を見せてくださいました。
 工房内ではひなまつり会場には置いていなかったような作品も見ることができました。

 このバイク(陸王?)はエンジンの部分はもちろんのこと、タンク部分のエンブレムまで取り外し可能になっています。

 写真をクリックすると大きな写真にリンクします。その精巧さをぜひどうぞ。
 以前車で通ってだめだこりゃ(道が狭くて)と思って撤退した矢作の古民家群です。今日はバイクなのでじっくり眺められます。車がほとんど通らないので、バイクに跨ったまま写真を撮ったり見物しても大丈夫でした。本当に歴史ある古い町が、筑後の平野部から少し離れたところに存在するのはちょっと不思議な気がします。
 善導寺方面へ向かう途中「若宮八幡宮」という案内板につられて、山の中腹にある吉木若宮八幡宮へと立ち寄ってしまいました。吉井町でふらっと立ち寄ったのも若宮八幡宮でした。
 はっきりとはわかりませんが、どうも手水は山からの湧き水のようでした。
 結構山の中腹にある神社ですが、びっくりするくらい立派な社殿でした。

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 本殿の屋根の部分です。宮大工の仕事っぷりに思わず息を呑んでしまいました。

 写真をクリックすると大きな写真にリンクします。
 神社から見下ろす甘木方面。
 レポートの最初に「職場の情報通から仕入れたネタ」と書きましたが、ここから訪れる二ヵ所がそれです。まずは善導寺にある朝凪酒造です。
 期間限定で発売されるこの「荒走り」が美味い!とのことだったので、買ってみました。1575円也。

 芳醇な香り、というタイプではなく、実にすっきりあっさりとしたタイプです。ただ、そういうお酒にありがちな水っぽさがなく、後味がものすごく「酒」っていう深みを感じます。あっという間に空くことでしょう。
 そしてラストの目的地はここ!。いちごの直売所です。左側にはいちご栽培のハウスがずらりと並んでいます。
 先週、職場の人が外回り中にここを見つけ、いちごを買ってきたんです。ひとつ食べさせてもらったのですが、その香りの凄さに衝撃を受けました。40数年でいちごはたくさん食べてきましたが、こんないちごは初めてでした。その上、「あまおう」ブランド全盛の今、あえて「あまおう」ではないんです。

 買う前にひとつ食べさせてくれましたが、やはりもの凄いです。初めてあまおうを食べたときの感激とは比べものになりません。カミさんも感動していました。
 何がそんなに凄いかって、それはやはり香りでしょう。大げさに言うと桃の香りかってくらいの甘い香りが広がるんです。もちろん味もですけど。わざわざ買いに行く価値はありますよ。場所は多分ここだと思います。県道53号を北上していくと右手にブルーベリー農園があります。その向かい側の道沿いに「いちご」ののぼりが数本立っているので、そこから左へ入り、のぼりに導かれればすぐにわかります。

 写真では普通のパックに見えますが、通常の倍サイズのパックなんです。いちご自体が大粒のため、そうは見えませんが。これで800円です。
 今日のコースです(杷木ICから太宰府ICまで)

 この後はそのまま県道53号を筑紫野まで走り、太宰府ICから都市高速で帰りました。

 17時帰着。148kmの割には内容の濃いツーリングとなりました。
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