国道445 熊本県道159号 52号 247号
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昨年5月、ぼんさん越の時に走ってみたいと思った二本の険道を走りに行くことにしました。本当は春に行くつもりだったんですが、熊本を震災が襲い、道路状況が整わないうちは日帰りが難しいかもしれないので延期していました。猛暑もおさまったのでそろそろ実行に移さないとどんどん日が短くなってしまいます。

ツーリングは3ヶ月ぶりなので、念のため3日前に100kmほど近場をウォーミングアップしておきました。

6:45に出発。都市高速〜九州道をつないで熊本へまっしぐら。日中は30℃を超えるようなので、上下メッシュです。今回はちゃんとプロテクタを装着しています。
託麻PAで小休止の後、益城〜嘉島間の対面通行区間。ラジオの交通情報ではほぼ毎日朝8時前から1〜2kmの渋滞が発生する区間です。

ここの通過に時間を要するのを見越して早めに出発しましたが、大体50km/h程度で流れ、あっけなく通過することができました。
御船ICで九州道を離れ、R445、R443、R218で二本杉峠へと向かいます。

美里町に入ったところで新しい道の駅を見つけ、ちょっと立ち寄ります。私が知らなかっただけで、3年前にオープンしていました。

ここは温泉施設や宿泊施設もある道の駅です。かなり立派な足湯もありました。
そして、R445で二本杉峠へと向かいます。
砥用〜二本杉峠間は結構な酷道区間です。

13kmの間にダンプ2台とすれ違いました。
二本杉峠に到着。2011年以来5年ぶり。FAZE購入後の初ツーリングの帰路で通りました。

ここから泉へと下る県道159は初めて通ります。
二本杉峠は砥用側から上がって来ると険しいんですが、反対側は穏やかです。これはR445も同様です。地図で見ると県159は割とくねくねですが、斜度はそうでもありません。


インナーを着ているので寒いほどではありませんが、山中はメッシュでは涼しく感じます。インナーなしだったら辛かったかも。
せんだん轟へ下る分岐。
ただし、このエリア名物の時間通行止め実施中。

後で知るのですが、せんだん轟へは泉からの県52が全面通行止めになっていて、このルートを使うか、R445から回り込むしか手はないという状況です。
今回はせんだん轟方面に行くわけではないので、こちらの県159は通行止め箇所もなく、一部やや険道らしい部分もありながら、穏やかに泉へと下って行きます。
そして人里へ。
その後も時々険道っぽくなりながら・・・
県道52号との分岐に到着。峠からここまで12km、40分かかりました。この間、対向車はゼロでした。

ここから泉までは去年のぼんさん越の時に通りました。
さらに5分ちょいで県247への分岐に到着。ところが・・・
なんですと?

事前に調べてはいたんですが、現地でしか判明しないことも多々あるもんです。一応迂回路はあるようですが・・・


通りがかりのおじさんに尋ねたところ、五木に向かうなら氷川から県25で行くか、二本杉峠まで戻るのが無難らしいのです。

何度も通った県25をわざわざ通ってまで五木に行きたいわけではないですし、ましてや今通ってきた二本杉峠まで戻るなんて。県道でさえそれなりにハードなのに、迂回路がどれほどのものかは全くわかりませんし。
目的のひとつである県159は走れたので、県247を行けるところまで行ってみようとスタート。
少し行くと広い二車線路になりますが・・・
すぐにド険道となります。
そしてすぐ先に終点が。

いったんさきほどの県52との分岐まで戻って、迂回路案内の地図をじっくり見直してみます。
最初にこの地図を見たとき、分岐Aは県159と52の分岐だと思っていましたが、今走って来た通行止め箇所までの距離より明らかに短く描かれているので(テキトーな図とは言え)、それより手前の可能性大です。ナビ地図を拡大してみると確かに一本道はあります。
ダメ元でスタートしてみると、八代農高分校の先にそれらしき分岐があります。すぐに橋があるので、可能性は高そうです。
しばらく走ると、道ばたに「三本木峠」とかかれた古い道標がありました。案内図の迂回路で間違いないでしょう。となると、間もなく現れる分岐を右へ入ればあとは道なりのはず。
さすがは迂回路。ガードレールなんて甘っちょろいもんはありません。
最初に現れた分岐は右方向が通行止めでしたが、そのすぐ先にもうひとつ分岐が現れました。「林道なんたら線」という表示がありました。ナビによればこちらでいいようです。
路面もなかなかの状態ですが、ナビ画面では間違いなく県247に近づいています。
そして無事に県247に合流できました。写真は泉側。

合流直前に一台のセダンとすれ違いました。久々の対向車でした。
実際の迂回路です。


A 上地図のA地点

B 「三本木峠」の道標があった分岐

C 通行止め表示のあった最初の分岐

D 「林道なんたら線」の表示があった分岐


帰って調べてみると、そのまま三本木峠へと向かうと、R445に合流する直前の県247にぶつかるようです。こういうルートに目覚めてしまうと、もうキリがないので考えないことにしなければ。
これで子別峠〜五木まで行けそうです。あきらめないでよかった。
県247は159とは比べものにならない険道ぶりです。
路肩側だけでなく、崖側が崩れかけている箇所もあります。
路面もこんな具合なので、ペースが上げられません。
迂回路突入からおよそ15kmで子別峠へと到着!要した時間は50分でした。対向車は迂回路分岐付近でのセダンのみ。

ところが

到着したのはなんと通行止めの裏側!案内通りに迂回してきただけなのに。結構酷道・険道めぐりをしてきましたが、こういうケースは初めてです。
バイクなので、右側のパイロンの方から脱出できましたが、車だったら泉まで戻る他方法はないでしょう。しかもUターンできる場所まではずっとバックで。想像するだけでもゾッとします。
そして、峠の先の県247も全面通行止め。

でもまぁ、ここからは大通越に抜ける道を通ったことがあるので、何とかはなるでしょう。

するとナイスタイミングで軽1Boxが通りがかり、向こうから「どこまで行くんね」と声をかけてくれました。
「できれば五木方面へ下りたい」と伝えると、迂回路を教えてくれました。写真の右方向へ進み、すぐ先を左に下ればいいそうです。

対向車さえほとんどないエリアばかりを走っていながら、ポイントとなる分岐で必ず救世主が現れるなんて、なんて幸運なんでしょう。
迂回路は路面も含めて実に快走路です。

二本杉峠付近もそうでしたが、もうススキが出ていて、峠付近はすでに秋真っ盛りという感じです。
R445に出ると思っていた迂回路はその前に県247へと戻りました。

写真前方が峠から下ってきた県247。こちらの迂回路と合流して、右方向へ橋を渡ってR445へと下りていきます。
迂回路より険道な県247。
そしてR445へ。

砥用からの酷道・険道区間は64kmで終了。
R445沿いにつり橋のある横手公園というのがあり、そこで休憩。
平日なので、道の駅も来客少なめです。
前回(5年前)には未完成だった頭地大橋が開通しています。2013年に開通していたようです。

あとはいつものように県25で大通越を抜けて東陽町へと下って行きます。時間的にはほぼ予定通りできています。
県25をほぼ下りきったところにある笠松橋はちょっとした公園みたいに整備されています。
いつもなら県32を経由して松橋から高速に上がるんですが、宇城氷川スマートICができているので、初めてそちらに向かってみます。

最初、県道155を通り、途中からゴルフ場沿いの道に移るんですが、集落内のわずかな区間のみ写真のような状況です。県155をそのまま進んだ方がましなのかどうかはわかりません。
宇城氷川スマートICから九州道へ。

この後、緑川PAで軽食休憩。

燃料がやや怪しかったので、北熊本SAで給油。
往路の御船まででは工事区間くらいでしか震災の影響を感じられませんでしたが、松橋周辺では結構道路のうねりがありました。

鳥栖ICで九州道を下り、県道601の山越えで帰りました。
今回のルートです。


帰着は予定と10分違いの16:10。走行距離は414km、燃費は36.3km/Lでした。


これで、九州内でぜひ走ってみたい険道は大分宮崎間の6号、7号を残すのみとなりました。両方共大物なので、行くなら一泊して一本ずつ走るのが良さそうです。この秋のうちに行ってみたいと企ててはいます。
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